YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

シリーズ「校長の仕事」 臨時休校の判断編

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

「必由館高校は、明日、明後日の授業、どうされる予定ですか?」

「6日㈫は、休校かなー。明日は、JR豊肥本線が18時から、三角線が19時から運休の予定だから、短縮授業とかはするかもしれんけど…。」

「そうなんですね。千原台も明日の朝は通常登校にするつもりです。では、火曜日のことは、また明日、相談させてください。」

9月4日㈰の夕方、熊本市立必由館高校の校長先生との電話での会話です。

大型で猛烈な強風を伴う台風11号が「9月6日㈫の朝方、九州に最接近!」という情報が流れており、週明けの生徒の登校をどうするかについての相談をしました。

「校長の仕事」は様々ありますが、このような時の「休校判断」も重要な「仕事」の一つです。

先週末の金曜日、熊本市教育委員会から、次のようなメールが来ていました。

台風11号の接近に伴い9月6日㈫を『全市一斉休校』にするかどうかの判断は、9月5日㈪の午後2時をめどに行います。(市立高校等は、これを参考にしてください。)」

熊本市教育委員会からの連絡でよくあるのが、このパターンです。

つまり、「小中学校については、市教委が決めます。高校については、『校長判断』でお願いします。」ということです。

確かに、これは理に適っていることではあります。

今回の「休校判断」にしても、熊本市立の小中学校に通う児童・生徒は学校周辺に住んでおり、ほとんどの生徒が徒歩で登校しています。それに対して高校に通う生徒たちの居住範囲はたいへん広く、JRを利用して登校してくる生徒たちもいます。

ですから、判断の基準が違ってくるわけです。

私は、以前に中学校の校長も経験しましたが、高校の校長に赴任してからは「校長判断」の機会が格段に増えたと感じます。

ということで、昨日、学校に着くとすぐに教頭先生を校長室に呼び、「当日の下校時刻と翌日の授業実施」について相談をしました。

その結果、次の点を決めました。

・JR三角線豊肥本線が18時、19時以降運休になることを鑑みて、短縮6時間授業とし、部活動をはじめとするすべての放課後の活動は中止。3時過ぎをめどに全生徒を下校させる。

・翌日の授業については、午後2時までに出される熊本市教委の「全市一斉委休校判断」を待って最終的な決定をする。(現時点では「臨時休校」の方針)

・最終決定を教職員に伝え、その後、生徒に伝えるために6時間目の終了時刻である午後3時に、再度、全教職員に集合してもらうことを朝の職員朝会で伝える。

結局、午後1時ごろに、熊本市教委の学校教育部長より、

熊本市では、すべての市立学校・幼稚園を一斉休校にすることが決まりましたので、お知らせします。」

という電話をいただき、今回は「校長判断」ではなく、「市教委判断」での「臨時休校」が決まりました。

台風による被害が出ないことを祈りたいと思います。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。