YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

バックミラーに映る「風景」から未来を予想する(池上彰氏の著書より)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のブログのタイトル『バックミラーに映る「風景」から未来を予想する』という言葉は、最近読んだ池上彰氏の著書「世界から戦争がなくならない本当の理由」(祥伝社新書)の一節です。

今日のブログでは、この本から学んだことをお話しします。

本書の「帯」の前面には、次のような文が記されています。

「戦後74年ーなぜ『過ち』を繰り返すのか」

「答えは歴史が教えてくれます。」

そして、「帯」の裏面には、

日本と世界の「戦後」を知る

〇”押しつけ憲法”と改憲集団的自衛権

〇取り残された沖縄ー県民反対でも続く埋め立て工事

〇なぜ、中国、韓国は「反日」をやめられないのか

〇日本は戦争の「負け方」からも学べていない

ベトナム戦争アメリカが泥沼に落ちた理由

アメリカが育てたテロリストが9.11を起こす皮肉

〇東西冷戦下の1962年、核戦争の危機があった

〇東西のプロパガンダ:報道は真実を伝えているか

〇ヨーロッパに潜む「新冷戦」

〇2019年、米大使館のエルサレム移転が波紋に

〇日本人が知らないアフリカ、アジアでの代理戦争

〇「バックミラーに見える歴史」から学ぶこと

(本書の内容より)

という文が書かれています。

これを読めば、本書の内容がだいたい把握できますね。

この本では、「第一次世界大戦」、「第二次世界大戦」、そして「戦後に起きてた様々な戦争・紛争」について振返り、「戦争をなくすために大切なことは何か?」ということについて論じてあります。

この本が出版されたのは2019年の8月ですので、現在起きている「ロシアとウクライナの戦争」については触れられていませんが、前述の「〇ヨーロッパに潜む『新冷戦』」に書かれていることは、現在起きていることを予見するような内容になっています。

そんな本書の中で、私が一番の教訓としたいと感じたのが、タイトルに

『バックミラーに映る「風景」から未来を予想する』

という言葉でした。

人間は未来の「風景」を見ることは出来ません。見ることが出来るのは過去の「風景」のみです。「過去」の風景を見る道具を「バックミラー」に例えて、著者は次のように述べています。

「未来に何が起きるかは、常に不透明です。平和な世界を築くためには、バックミラーをよく磨き上げて、そこに映る過去を冷静かつ謙虚に見直し、明確で具体的な教訓を得なければなりません。」(本書p251より引用)

私もその通りだと思います。

これは、学校経営にも活かせる考え方です。

過去に起きたことをしっかりと振返り、冷静かつ謙虚に受け止めて、今後の学校経営の教訓としていきたいと思います。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。