どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
昨日(9月14日)、行われたJ2リーグ第36節・ロアッソ熊本対町田FCゼルビアの一戦は、ともにゴールを奪うことが出来ず0-0のドローゲームとなりました。
5位だった仙台が1-0で栃木に勝利し、「勝ち点3」を積み上げたために、勝ち点では熊本と並んだものの、得失点差で仙台が上回り順位が逆転。熊本は順位を5位に下げています。
今日は、この一戦を振り返ります。
熊本の先発は、
GK 佐藤
DF 黒木、菅田、イヨハ
MF 三島、河原、上村
FW 杉山、竹本、平川、伊東
前節からの入れ替えは、坂本→伊東。坂本はベンチからも外れています。前節欠場していたFW高橋はベンチスタートです。
対する町田は、前節までの3バックから4バックに変更。4-2-3-1の布陣で試合に臨みます。注目選手は、ベンチスタートのFW鄭大世。ここ数試合、彼がピッチに立つと町田が試合の流れを引き寄せています。
立ち上がりから試合のペースを握ったのは熊本でした。
いつも通りにしっかりとトライアングル(三角形)を作り、熊本らしい「テンポとリズム」でボールを回します。
そんな中で、前半13分にはDF黒木がペナルティーエリア付近からミドルシュートを放ちますが、ごれはゴールマウスをとらえられません。
さらに前半40分には、左サイドを細かいパス交換で崩し、最後はMF上村がシュート。しかし、これは、相手GKにセーブされゴールを奪うことは出来ません。
このまま0-0で前半終了。ハーフタイムでのメンバーチェンジはありませんでした。熊本ベンチとしては、「得点は奪えていないものの、内容的には良いゲームをしている。」という判断だと感じました。
後半立ち上がり早々の3分。熊本が決定機を迎えます。
右サイドをドリブルで崩した河原が鋭い折り返しのクロスを送ると、そのボールを平川がヘディングシュート。しかし、これも相手GKの好セーブに阻まれます。
その後も熊本がゴールを奪うシーンは訪れず、後半13分に熊本ベンチが動きます。上村、竹本→藤田、高橋の2枚替え。高橋が2試合ぶりにピッチに立ちます。
後半15分には、右サイド三島からのクロスをイヨハが左足で捉え、シュートを放ちますが、これも枠を捉えることは出来ません。
対する町田は、後半22分に2枚替え。平戸、中島→山口、鄭大世というカードを切ります。
予想通り、鄭大世がピッチに立ち、少しずつ町田の流れが出来ていきました。
後半33分には、右サイドからつないだボールを受けて、その鄭大世が左足でシュート。これは、GK佐藤の正面をつき得点とはなりません。
その後も互いに全力でゴールに迫りますが、ゴールを奪うことは出来ず、0-0のドローゲームとなりました。
「引き分けには『勝ち点1を奪ったと言える引き分け』と『正当な引き分け』、『勝ち点2を失った引き分け』がある。」
というのが、私の持論です。
この観点から言うと、この引き分けは「勝ち点2を失った引き分け」と言えます。
シュート数では、17-7と相手の倍以上のシュートを放ち、数々の決定機を作っていたので、一つはゴールに結び付けたい試合でした。
ただ、明るい光もあります。
それは、高橋がピッチに戻ってきたことです。
「ロアッソ熊本、トップチームに計3人のコロナ陽性者」という報道もあり、チーム全体のコンデション的には厳しいところですが、ここは、全員の力を結集し、次節こそは「勝ち点3」を奪ってほしいと思います。
そして、4位以上をキープして、ホームでプレーオフ1回戦を戦いましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。