どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
陰に日向に、常にチームのために走り続けてきた選手がヒーローとなり、チームを救いました。
熊本県大津町の出身。ロアッソ熊本在籍10年目のベテランの値千金のゴールににより、ロアッソ熊本がジェフ千葉を1-0で破った試合を振り返ります。
熊本の先発メンバーは、
GK 佐藤
DF 黒木、菅田、イヨハ
MF 三島、河原、竹本
FW 杉山、高橋、平川、坂本
前節の先発からは上村が外れ、代わって坂本が起用されたことにより、竹本のポジションがFWから左MFに変更されています。
対する千葉は、3-4-2-1の布陣。相手ボールになったら5バック気味にしてブロックを作り、しっかり守ってからのカウンターを得意とするチームです。
試合は立ち上がりから、この千葉の得意とする戦い方に「はまってしまった」という感じで進みます。
熊本がボールを保持はしているものの、千葉の守備ブロックをなかなか崩せないという展開が続きました。
そんな中で決定機を作ったのは、平川の個人技でした。
前半20分、相手のボールを奪うと平川が得意のドリブルでペナルティーエリア内に侵入。フリーでシュートを放ちますが、これは、ボールをしっかりと捉えることが出来ず、GKの正面をついてしまいます。
その後も、「ボールは保持するも崩せない」という展開のまま前半が終了。スコアは0-0です。
前半をみて感じた課題が、あと一つありました。
それは、「左からの攻撃に偏っている」ということです。
試合後の大木監督のコメントによると、
「後半は三島のポジションを修正し、ボールが回り出した。」
ということで、まさに名将らしい素晴らしい修正の成果が、後半のゲームに現れました。
その集大成が、後半14分のゴールシーンです。
右サイドで杉山→三島→黒木とつないだボールを中央に入ってきた竹本に縦パス。竹本がこれを落としたところを黒木が走り込み右足でシュートを放ちます。相手DFの体に当たりコースが変わったボールが、千葉のゴールに吸い込まれ、待望の先制ゴールとなりました。
右サイドから始まった「連動したプレー」で奪った見事なゴールです。
後半23分には、千葉ベンチが動き「3枚替え」。これにより、3-4-3に布陣を変更し、千葉が熊本ゴールに迫り始めます。
しかし、そんな千葉の攻撃を見事なプレーで防いだのは、「古巣対決」に燃える熊本の守護神GK佐藤でした。
また、チーム全体としては、相手の攻撃を受ける中でも最後まで引いて守るのではなく、相手陣内での積極的な守備をやり切りました。
そして、ついにタイムアップの笛。熊本が勝利をつかみ取りました!
これで、熊本は前節の岩手戦に続いて2連勝。ここ6試合で5勝1分けの「負けなし」という素晴らしい成績です。
この勢いのままに続くホームでの秋田戦でも勝利し、「J1への道」を突き進みましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。