どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
「積ん読(つんどく)」のススメ 成毛 眞著「俺たちの定年後」(ワニブックス)より[後編]
です。
昨日の[前編]では、「俺たちの定年後」(ワニブックス)の著者・成毛 眞(なるけ まこと)さんのプロフィールと本書のおもな内容を紹介しました。
今日は、タイトルにある「積ん読(つんどく)」についてお話しします。
少し長くなりますが、「積ん読」についての著者の意見を本書より引用します。
気になること知りたいことが多い私の自宅は、本だらけである。読み終わった本だけでなく、これから読む本もうずたかく積んである。いわゆる積ん読状態だ。
こうした状態に陥ることを恐れ、手元の本を読み終わるまで新しい本を買わない人もいるようだが、それは、多大なる機会損失を産んでいる。何の機会損失かと言えば、自分への期待の機会損失だ。
これから読む本というのは、これから自分の頭を通り過ぎる知識がパッケージ化されたものだ。その中身は、今の段階ではタイトルや著者や装丁や、書評などから推し量るしかないが、それでも、可能性の塊である。そうした未来の自分の一部を近くに置いておくことは、精神衛生上、非常によろしい。(以上、本書p175、176より引用)
まさに、「我が意を得たり!」
私もこの意見に大賛成です。
以前の私は「積ん読」という概念を知らず、「一冊の本を読み終えたら次の本を買う」という読書ライフを送っていました。そんな時に経験したのが、「次の本を読みたいけど、本を買いにく時間がないし…」という状態です。
この状態こそ、筆者が言う「機会損失」です。常に行動しておかないと落ち着かない性格の私にとって「機会損失」は、かなりのストレスになります。
そこで、やり始めたのが「10冊程度のまとめ買い」でした。
その「まとめ買い」の結果として産まれたのが「積ん読状態」というわけです。
ただ、私の場合「積ん読」されている本の置き場所が筆者とは違います。
筆者は「自宅」に「積ん読」してあるということでしたが、私の「積ん読」の置き場所は車の中です。
筆者と違い、自宅だけではなく、学校の校長室で読書をすることも多い私にとって、最も「機会喪失」を避けられる「積ん読」の場所は車の中なのです。
地方都市である熊本市に住む私は、通勤も車でしていますし、休日にショッピングに行くときや、サッカー解説などの仕事に出かけるときも常に車で移動します。
ですから、車に「積ん読」しておけば、いついかなる時に「新しい本を読みたい!」と思っても、手元に本を置くことが出来、「機会損失」することがなくなりました。
最初の頃は、本を買った時の「手提げ袋」にいれたままの状態で「積ん読」していたのですが、今では100円ショップで購入したダークブラウンの素敵なかごの中に「積ん読」してあります。(かごの実際の購入価格は300円でしたが…)
車の中もすっきりとして、大満足。
現在、積ん読している本の冊数を数えてみたら、26冊ありました。
そして、そのジャンルは多岐に渡ります。
私の読書ライフは、「積ん読」のおかげで、「機会損失」することなく、ノンストレスです。
あなたも「積ん読」を恐れずに、読書ライフを送ってみませんか。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。