YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

ロアッソ熊本 仙台に気迫負け 4位はキープ

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のブログでは、「eスポーツ×教育」シリーズは1回お休みし、昨日(10月16日)、仙台のホームゲームとして行われたJ2リーグ第41節・ヴェガルタ仙台対ロアッソ熊本の試合を振り返ります。

結果は、2-1で仙台が勝利し、7位をキープ。プレーオフ圏内への望みを最終戦までつなぐことになりました。

まずは、熊本の先発メンバーです。

GK 佐藤

DF 黒木、菅田、イヨハ

MF 三島、河原、竹本

FW 杉山、高橋、平川、坂本

前節・群馬戦と全く同じ顔触れです。

対する仙台は、前節までの3-4-2-1から3-4-1-2に布陣を変更。2トップの布陣にしてきました。

試合開始からこの仙台の「布陣変更」が功を奏します。

2トップが前線で「プレスのスイッチ」を入れると、予想以上の厳しいプレスで仙台が熊本を圧倒します。

前半2分には、中央を崩されて、仙台のFW中島にシュートを打たれますが、ここは、熊本のGK佐藤が何とかセーブ。

しかし、続く前半4分には、同じように中央を崩されて、今度は仙台のFW富樫がシュート。GK佐藤のセービングもむなしく、ボールが熊本のゴールに吸い込まれ、仙台が開始早々の先制点を奪いました。

その後も、熊本はゴールに迫るような場面をほとんど作れないままに前半を終了。

0-1の1点ビハインドで後半に入ります。

私の眼には「今季最悪」とも映った前半の内容だっただけに、「ハーフタイムで選手交代があるのではないか。」と思っていましたが、熊本のベンチは、同じメンバーを後半のピッチに送りました。

ここに、私は「大木監督イズム」を感じたのですが…

この点は、最後に話しますね。

後半のピッチに立った熊本の選手たちは、徐々に自分たちのサッカーを取り戻し始めました。

そして、ようやく「熊本らしいサッカー」が出来てきたことを見極めて、熊本ベンチがカードを切りました。

高橋、杉山→田辺、ターレスの2枚替えです。

右足のケガなどの影響で戦列を離れていたターレスが、10試合ぶりにピッチに戻ってきました。

この交代で、左のMFに入っていた竹本が高橋のポジションだったワントップに入り、左MFに田辺が入りました。ターレスは、杉山のポジション右FWに、そのまま入ります。

ここから、さらに熊本の攻撃が加速します。

右サイドの「裏」を狙うターレスに良いパスが通り始め、度々チャンスを作ります。

そんな後半30分でした。右サイドの崩しから得たコーナーキック。キッカーは河原です。河原が蹴ったボールに走り込んだ菅田が合わせ、力強いヘディングシュートを放つと、仙台の選手に当たってボールの軌道が変わり、そのまま仙台ゴールに吸い込まれ、熊本の同点ゴールとなりました。

その後も、ターレスの右からの鋭いクロスに河原が飛び込み「触れば1点」という場面を作るも、わずかに届かず、試合は後半アディショナルタイムへ。

そして、残り時間もわずかとなった後半47分でした。仙台の右からのコーナーキックを蹴るのは、途中出場のMF遠藤。遠藤が蹴ったボールにフォギーニャが見事にヘディングで合わせ、仙台の勝ち越しゴールが産まれました。

このまま試合は終了。熊本にとっては悔しい1-2の敗戦となりました。

もちろん、敗戦は良いことではないのですが、この試合から得られたポジティブな点を二つ挙げます。

一つ目は、「あれだけ良くない内容だった前半と同じメンバーで後半をスタートし、その選手たちが、後半の開始約20分でゲームを建て直した。」という点です。

サッカーは野球とは違い、ベンチの監督からのサインでプレーすることはありません。すべては、選手自身の判断によってプレーしていきます。

もし、私が監督なら、ハーフタイムで選手を入れ替えたくなったと思うのですが、「自分たちで建て直してこい。」という思いで、同じ選手を後半もピッチに送り出した大木監督。それに応えた選手たちにさらなる成長の余地を感じました。

二つ目は、何と言っても「ターレスの復帰」です。

プレーオフに向けて「最高のジョーカー」としての更なる活躍が期待されます。

次節は、いよいよ最終節、ホームでの横浜FC戦です。

この敗戦で、さらに成長した姿を見せてくれることを信じて、みんなで声援を送りましょう!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。