YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

LGBT研修で訪れた白川小学校 そこで、新しい学びが…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。それと、あと一つ、LGBT教育アドバイザーとしても活動しています。

昨日(10月17日)は、この三つ目のお仕事として、熊本市立白川小学校の「職員研修」にお招きいただき、LGBT教育についてお話ししました。

白川小学校の緒方俊郎校長先生は、高校時代のサッカー部の一学年先輩。大学時代には、緒方先輩が所属されていた大阪の大学にお世話になって、サッカー部の大阪遠征をさせてもらい、社会人となってからは、ともに「熊本県教員蹴友団」の選手として一緒にピッチに立っていました。

そんなご縁もあり、今回、お声掛けをいただいたのですが、白川小学校からは、この研修には独自の目的もあるとお聞きしていました。

それは、11月に行われる「熊本市地区人権研修会・基本認識部会」を白川小学校の先生方が担当することになっており、そこで、「LGBTQ+人権課題」について取り上げたいので、その際の参考となるような研修をしてほしいということでした。

この件については、以前からご相談をいただいており、実は、8月にも白川小学校にうかがって、関係の先生方とは一度お話をしていました。

そして、

「次は、全職員を対象に話をしてほしい。」

ということで、昨日の「職員研修」が実現したというわけです。

白川小学校に到着すると、緒方校長先生は「校内巡回中」ということで離席されていましたので、

「先にパソコンのセッティングをさせてください。」

ということで、研修会場にうかがいました。

そこには、すでに数名の先生方が来られており、その中のお一人は、8月に話を聞いていただいた先生でした。

「8月はありがとうございました。南先生からお話をうかがったおかげで、日頃の生活の中で『LGBT教育』の視点から周りをみるようになりました。」

と、その先生。

「ありがとうございます。それは、うれしいです。」

「先日、こんなことがあったんですよ。家族と一緒に熊本県内のとある『道の駅』を訪れたときに、『多目的トイレ』があったのですよが、そのトイレの入り口に『健常者の方のご利用はご遠慮ください。』と貼り紙がしてある。

 これでは、トランスジェンダーの方々が利用できませんよね。」

「確かにその通りですね。」

障害を持った方々の人権を守ろうと「善意」で書いた貼り紙が、トランスジェンダーの方の権利を奪う形になっている。このことに気づかれたその先生の感性に感激しました。

講師として招いていただいたのですが、私の方が一つ勉強させていただく機会となりました。

次は、白川小学校の先生方が「熊本市地区人権研修会・基本認識部会」で「LGBT教育」を取り上げていただき「正しい基礎知識」が広がっていくことを嬉しく思います。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。