YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

パネルディスカッション「eスポーツ×教育」 何とか無事に終了…(その5)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のブログのタイトルは…

パネルディスカッション「eスポーツ×教育」 何とか無事に終了…(その5)

です。

しばらく間が空いてしまいましたが、10月12日に行わらたパネルディスカッション「eスポーツ×教育」の様子をお話ししてきたシリーズの「最終話」です。

(その4)まででは、パネラーとして2回発言をし、その1回目では「eスポーツのスキル面の効用」について、2回目では「eスポーツの精神面での効用」について発言したことをお話ししました。

それらの話題について、4人のパネラーがそれぞれの考えを発言し、予定の終了時刻が近づいたところで、コーディネーターである遠藤教育長から、

「では、最後に全員のパネラーから一言ずつお願いします。」

「まずは、南校長からどうぞ。」

ということで、私が一番に指名を受けました。

「まず、先ほどのお話で『依存症などへの危惧』が話題となりましたが、千原台高校のeスポーツ部では、一昨年、昨年と大学の専門家の先生にその点についての調査をしていただいています。運動部活動員、eスポーツ部員、無所属の生徒の3つのグループに様々なアンケートを行い結果を分析されたのですが、その3つのグループに有意差はなく『eスポーツ部の活動によるゲーム依存』の危険性は高くないと考えられます。」

「あと、もう一つお伝えしておきたいことは、リアルスポーツにはなくて、eスポーツにはある『eスポーツの優位性』についてです。

 eスポーツにも、リアルスポーツと同様の『スポーツとしての効用』があることは、先ほどお話ししましたが、eスポーツには、さらにリアルスポーツにはない『優位性』があります。

 それは、『オンラインで様々なことができる』という点です。

 その一例をお話ししますと、現在、千原台高校のeスポーツ部は『プロのゲームトレーナー』と契約を結び、定期的に指導を受けています。この方は、過去に『ステージゼロ』の優勝経験があり、現在も日本のトッププロとして世界の舞台で活躍している方なのですが、eスポーツ部員が『リーグオブレジェンド』で5対5の対戦をしている様子をオンラインでゲームトレーナーがみながら、『ビデオ通話アプリ』を使って、指導しています。

 このようなことは、リアルスポーツでは難しく、eスポーツならではの利点だと感じています。

 今後も微力ではありますが、千原台高校のeスポーツ部を支援することを通して、少しでもeスポーツの発展に寄与していければと思っています。本日は、ありがとうございました。」

という発言で終わりました。

千原台高校の校長に着任するまで、全くと言って良いほどeスポーツに興味がなかった私ですが、千原台高校のeスポーツ部を通して、eスポーツの素晴らしさを知り、さらに今回このような場をいただいて、とても勉強になった貴重な経験でした。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。