どうも。南弘一です。千原台高校で校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
感動! 熊本県内各地で輝く、専門高校生徒たちの研究実践
先日(11月15日)、行われた「産業教育振興会」での「専門高校生徒による研究・実践発表」についてお話しします。
ここで発表されたのは、次の6部門・6校。
① 農業 芦北高校「私のアグリベーション」
② 水産 天草拓心高校「魚価の安定化を目指した新商品開発~地域水産業の活性化を目指して~」
③ 商業 球磨中央高校「人吉球磨は負けない~エシカル商品の開発による震災復興支援~」
④ 福祉 芦北高校「今、私に出来ること」
⑤ 家庭 北稜高校「玉名の魅力 イチゴバター~地域との連携 北稜高校からの発信~5科の力(特徴)を合わせて」
⑥ 工業 天草工業高校「高校生によるビジネスプラン~リラックス、そしてストレス軽減withコロナ~」
です。
どの研究・実践も素晴らしかったのですが、私が特に感動したのは、「③ 商業」部門で発表された球磨中央高校の取り組みでした。
彼らは、このテーマを設定した理由を次のように述べています。
「エシカル商品とは、『環境、人権、地域の持続可能性』などに配慮・貢献する商品である。このエシカル商品とSDGsは深く関係し、ビジネスにおいても注目されている。
令和2年7月豪雨災害で、私たちが住む人吉球磨地域は壊滅的な被害を受けた。店舗やビルが解体され、更地のまま2年間が過ぎた。SDGsの目標11には、『住み続けられるまちづくりを』という目標が掲げられている。私たちはSDGsの視点で『エシカル商品』を開発することで、豪雨被害の復興支援に取り組みたいと考えた。」
そして、まずは「被災事業所への取材」から始めていきます。
そこで、取材したのは東紙店さんと立山商店さん。「建物は復旧できたが、材料費高騰やコロナ禍の売り上げ低下で経営が厳しい。」という切実な言葉を聞きます。
そこから次のような課題が見えてきました。
・材料費の高騰
・更地が多く活気がない
・売り上げの低下
・来客が少ない
・復興のシンボルとなるような商品を作りたい
さらに、現地調査を続ける中で、彼が目をつけたものが二つありました。
「紙の端材」と「規格外のイチゴ」です。
どちらも「製品化」したり、「商品化」したり出来ずに廃棄されているものです。
「これらを利用して商品を開発しよう!」
そう考えた彼らは、どんな商品を開発し、販売に結び付けていくのか…
この続きは、またの機会にお話ししますね。乞うご期待!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。