YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

感動! 熊本県内各地で輝く、専門高校生徒たちの研究実践(前編)

どうも。南弘一です。千原台高校で校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のタイトルは、

感動! 熊本県内各地で輝く、専門高校生徒たちの研究実践

先日(11月15日)、行われた「産業教育振興会」での「専門高校生徒による研究・実践発表」についてお話しします。

ここで発表されたのは、次の6部門・6校。

① 農業 芦北高校「私のアグリベーション」

② 水産 天草拓心高校「魚価の安定化を目指した新商品開発~地域水産業の活性化を目指して~」

③ 商業 球磨中央高校「人吉球磨は負けない~エシカル商品の開発による震災復興支援~」

④ 福祉 芦北高校「今、私に出来ること」

⑤ 家庭 北稜高校「玉名の魅力 イチゴバター~地域との連携 北稜高校からの発信~5科の力(特徴)を合わせて」

⑥ 工業 天草工業高校「高校生によるビジネスプラン~リラックス、そしてストレス軽減withコロナ~」

です。

どの研究・実践も素晴らしかったのですが、私が特に感動したのは、「③ 商業」部門で発表された球磨中央高校の取り組みでした。

彼らは、このテーマを設定した理由を次のように述べています。

エシカル商品とは、『環境、人権、地域の持続可能性』などに配慮・貢献する商品である。このエシカル商品とSDGsは深く関係し、ビジネスにおいても注目されている。

 令和2年7月豪雨災害で、私たちが住む人吉球磨地域は壊滅的な被害を受けた。店舗やビルが解体され、更地のまま2年間が過ぎた。SDGsの目標11には、『住み続けられるまちづくりを』という目標が掲げられている。私たちはSDGsの視点で『エシカル商品』を開発することで、豪雨被害の復興支援に取り組みたいと考えた。」

そして、まずは「被災事業所への取材」から始めていきます。

そこで、取材したのは東紙店さんと立山商店さん。「建物は復旧できたが、材料費高騰やコロナ禍の売り上げ低下で経営が厳しい。」という切実な言葉を聞きます。

そこから次のような課題が見えてきました。

・材料費の高騰

・更地が多く活気がない

・売り上げの低下

・来客が少ない

・復興のシンボルとなるような商品を作りたい

さらに、現地調査を続ける中で、彼が目をつけたものが二つありました。

「紙の端材」と「規格外のイチゴ」です。

どちらも「製品化」したり、「商品化」したり出来ずに廃棄されているものです。

「これらを利用して商品を開発しよう!」

そう考えた彼らは、どんな商品を開発し、販売に結び付けていくのか…

この続きは、またの機会にお話ししますね。乞うご期待!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。