YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

ドーハの歓喜 日本、強豪・ドイツを撃破!(後編)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のタイトルは、

ドーハの歓喜 日本、強豪・ドイツを撃破!(後編)

です。

と言っても、「日本サッカー界の歴史的な勝利」から一夜明けた昨日。テレビ、新聞、インターネットなどあらゆるメディアがこの話題で持ち切りに…

私が試合の流れを解説するまでもない感じになっています。

そこで、試合の流れは、さらっと「おさらい」して、私が考える「勝因」をお話しします。

(前編)では、「ハーフタイムに久保→冨安のカードを切り、3バックにシステムを変更し、DFが安定した」というところまででした。

次に切ったカードは、後半12分の長友→三苫、前田→浅野でした。この交代により、右のウイングバック三苫が入りました。

さらに、後半26分に田中→堂安のカードを切ります。この交代で、鎌田が、田中のいたボランチに下がり、鎌田の位置に堂安が入ります。

そして、4分後の後半30分に5枚目のカードとして、酒井→南野。これで、酒井のいた右のウイングバックに伊東が入り、伊東の位置に南野が入りました。

1トップに浅野、2シャドーに堂安、南野、両ウイングバックに伊東、三苫、さらに、ボランチに鎌田、遠藤という「超攻撃的布陣」です。

この布陣になった後半30分に堂安の同点ゴールが産まれ、さらに、後半38分に浅野の見事な逆転ゴールが産まれたことは、ご存じの通りです。

ここで、私が考える「勝因」をあげます。

それは、「良い準備」。この一言に尽きます。

試合後のインタビューで選手たちから、

「次の試合に向けて『良い準備』をします!」

という言葉をよく聞くと思いませんか?

この「良い準備」というのは、サッカー界では頻繁に使われるキーワードです。

私が、この言葉に初めて出会ったのは、今から20年前に「日本サッカー協会公認B級コーチライセンス」を取得するための講習会に参加した時でした。

その時の講師を務められていたインストラクターから、

「プロの監督は、5分間のミーティングをするために、2時間かけて資料を作ります。これが『良い準備』です。われわれコーチがすべきことは、次の試合に向けてあらゆる面での『良い準備』をすることなのです。」

という言葉を聞きました。

さて、では、森保監督はこの試合に向けて、どんな「良い準備」をしていたのか?

それは、

① 様々な試合の場面を考えてのゲームプラン

これがあったから、「ハーフタイムでの3バックへの変更」、「後半のメンバーチェンジによる『超攻撃的布陣』」が出来たわけです。

② 選手との信頼関係の構築

これは、就任以来、積み重ねてきた森保監督の行動、言動のすべての成果であり、この後も揺るぐことはないはずです。

③ スタッフを含めた日本サッカー協会全体での後方支援

けが人が確実に復帰できていることは、この力によります。

この試合の振返りは、YouTube解説でもお話ししています。こちらも観てもらえると嬉しいです。

youtu.be

さあ、次はコスタリカ戦です。

11月27日㈰、午後7時キックオフ。すべてのサッカーファミリーの力を結集して戦いましょう!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。