どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
サッカーW杯カタール大会、予選リーグ第2節・日本対コスタリカ戦は、ご存じの通り1-0でコスタリカが勝利し、日本にとっては「ショッキングな敗戦」となってしまいました。
今日は、この一戦を振り返り、最後に敗因と今後の展望をお話しします。
日本の先発メンバーは、
GK 権田
DF 山根、板倉、吉田、長友
守備的MF 遠藤、守田
攻撃的MF 堂安、鎌田、相馬
FW 上田
先日の「プレビュー」での私の「予想スタメン」と比較すると、「5人のターンオーバー(メンバーの入れ替え)」という点は当たりましたが、人選で当たったのはFW上田一人だけでした。
FW上田、MF相馬、守田、DF山根の4人が、初めてW杯のピッチに立つという「フレッシュな顔ぶれ」となりました。
対するコスタリカは、3-4-2-1の布陣。守備時には、5バックのブロックを作って、守りを固めるという布陣です。
試合は、予想通りに日本がボールをポゼッションする展開で進んでいきます。
しかし、前半はコスタリカの5バックの守備ブロックを崩す場面をほとんど作れず、0-0で終了します。
前から奪いに来ないコスタリカに対して、前半の途中から3バック気味にして戦っていた日本は、ハーフタイムに長友→伊藤、上田→浅野の2枚替え。
後半の初めから、板倉、吉田、伊藤の3バックで試合に入りました。
前半よりもかなり前がかりになり、後半の立ち上がりから、1分、3分、5分と立て続けにシュートを放ちますが、ゴールを奪うことは出来ません。
後半17分には、山根→三苫のカードを切り、三苫が左のウイングバックに入ります。
さらに、後半22分には、堂安→伊東のカードを切ります。伊東は、そのまま堂安のポジションに入り、この時点では右のウイングバックが相馬、左が三苫です。
左の三苫を中心に攻め込みますが、なかなかゴールを奪えません。
ここで、残りの交代カードはあと1枚。
私は、
「相馬に変えて南野を入れて、右のウイングバックを伊東にし、さらに攻撃的にするしかない。」
と考えていました。ちょうどその時に、南野が交代を準備している姿がテレビ画面に映り、
「よし、これで、さらに点を取りに行く形ができるぞ!」
と思ったその直後でした。
吉田、守田とつないだボールをコスタリカに奪われ、そのままシュート。まさかの先制ゴールを与えてしまいます。
失点直後の後半38分に、用意していた相馬→南野のカードを切り、ようやく左に三苫、右に伊東という布陣となりますが…
時すでに遅し。
そのまま、日本がゴールを奪うことはなく0-1の悔しい、悔しい敗戦となりました。
敗因を一言で言うと、「相手の術中にはまった」ということになると思います。
「ここで負ければ予選リーグ敗退」という状況のコスタリカは、もう少しボールを奪いに来るかと予想していましたが、コスタリカはあえてゲームのテンポをあげず、自分たちの「堅守速攻」というプレースタイルを貫いてきました。
そこに、「1-0でもいいので勝ちたい。」というゲームプランの日本は、あえてリスクを冒さずゲームを運んだのですが…
最後に、相手の落とし穴にはまっってしまったというのが、私の印象です。
しかし、「これもサッカー」。
このあとのスペイン対ドイツが引き分けに終わったことで、次のスペイン戦に勝利すれば、2勝で予選リーグ突破が決まります。
「本気のスペイン」に勝つのは、まさに「至難の業」ですが、可能性を信じて前を向きましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。