どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
「Student Ambassador 全国大会」にエントリー 目指せ!東京・丸の内(後編)
です。
(前編)では、千原台高校の生徒たちが、「未来の観光人材育成事業」に参加し、「阿蘇も、私も、この先も~持続可能なツーリズムを目指して~」というテーマを掲げて、「阿蘇にも多くの修学旅行生に来て欲しい!」という活動をしていることをお話ししました。
生徒たちが初めに試みたのは、「阿蘇フィールドワーク」を通して見えてきた阿蘇観光の「魅力」と「課題」の分析でした。
その結果は、以下の通りです。
[魅力]
・移動の時の景色がよい。
・浴衣などのレンタルで非日常感MAX。旅のテンション爆上がり!
・食べ歩き楽しい!!
(赤牛丼や高菜めし、カレー、パンからスイーツまで名物グルメが豊富)
・自然が豊か(目にもやさしい、空気も美味しい)
・体験活動も豊富
・インスタ映えスポット多数(女子受け◎)
[課題]
・けっこうお金がかかる(修学旅行生には経済的負担が大きい)
・観光地と観光地の距離が遠い
・坂道が多い(ローファーだと靴擦れの可能性大)
・交通の便が悪い(バス便数がとても少ない)
・天候に左右されやすい(屋外施設が多い)
・観光地のキャパが小さい
(修学旅行生を団体で受け入れられるところが少ない)
・事前調べが必須。場合によっては予約が必要
(赤牛丼は予約なしでは食べられない店もある)
・観光地に高校生らしき人がほとんどいない
さて、このことをもとにして、生徒たちはどんな「提案」を考えたのか?
そこをお話ししていきます。
その「提案」のポイントは次の4つでした。
[高校生をターゲットにした観光に対する提案ポイント]
① 「映え」を意識→感動の共有と承認欲求
② 自然環境への配慮→1000年続く草原を守り続けた阿蘇の人たちの思いを継承
③ 自主研修実現で旅の思い出を自分好みにカスタマイズ→観光客満足度アップ
④ 「非日常」の提供→阿蘇ならではの体験(アクティビティ)や癒し
そして、これらを実現するために、いくつかの「具体策」を示しています。
・ EVタクシー、電動キックボードの積極的な活用
→阿蘇全域の観光や一部の地域での自主研修に有効、環境への負荷も少ない
・ 阿蘇観光アカウントの作成と共通クーポンの発行
→「1投稿について1割引き」制度を導入→修学旅行生にメリットを与えることで繁忙期以外の平日の収益を見込める
などです。
これらの内容を「論文」にまとめて、「Student Ambassador 全国大会」にエントリーしています。
予選選考会を勝ち抜いて、東京・丸の内の舞台に立てることを祈っています!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。