どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
毎年、9月から12月の4か月間、中学3年生を対象としたサッカースクールを開催しています。
なぜ、中学3年生対象なのか?
なぜ、9月から12月の4か月なのか?
それは、このスクールの目的が、「夏で部活動等の活動が終わり、4月に高校のサッカー部に入部するまで活動の場がなくなる中学3年生に、サッカーの技術を身につける場を提供する」ことであり、「1月から3月は、高校入試に全力を注ぐ期間」となるからです。
9月14日から活動を開始し、毎週水曜日の夜7時から9時までの2時間、トレーニングを重ねてきました。
そして、そのトレーニングの成果を発揮するための最後の活動としているのが「高校生チームとの練習試合」です。
今年も、先日(12月14日)、「高校生チームとの練習試合」を行いました。
試合形式は30分×2本+20分×1本のトレーニングマッチ。
1本目には、高校生チームの「Aチーム」と対戦です。
試合は、立ち上がりから高校生の「スピード」に圧倒されて、開始2分で2失点。その後もゴールを重ねられて、0-6というスコアで1本目を終えました。
ベンチに帰ってきた選手たちに、
「1本目を振り返って、どうだった?
うまくいかなかったところやここは通用したと思うところを言ってみて。」
と問うと、
「守備が甘くて、自由にプレーされてしまいました。」
という答えが返ってきました。
「そうだよね。もっとファーストディフェンダーが『本気で奪いに行く』守備をしないと、あれだけ相手に自由を与えると、今のようなゲームになってしまうよね。
もっと、ファーストディフェンダーは、本気で奪いに行こう!
そのためには、後ろにいる選手がコーチングをして奪いに行かせることもやっていこう!」
と指示をして、選手を2本目のピッチに送り出しました。
今年の参加者は、例年よりかなり少なく、当日参加した選手は14名でしたので、1本目のゲームに全員が出場しました。毎日トレーニングしているわけではない中学3年生ということで、体力的にフルタイムプレーすることは難しく、高校チームの監督さんに「途中からは、コーチ陣も試合に出させてほしい」と要望し、快諾を得ていました。
その効果もあり、2本目は「本気で奪いに行く守備」からの攻撃が実を結び、逆に4-0で終えることができました。(高校生チームも全員メンバーを入れ替えていましたが…)
最後の20分は、再び「Aチーム」との対戦です。中学3年生の体力もかなり落ちていたことから、こちらは「中学生6名+コーチ5名」というチームを編成。「真剣勝負」を挑みました。
さすがに相手は「Aチーム」。2点を奪われるも、最後に1点を取り返し、ゲームを終えることが出来ました。
試合後に「解団式」を行い、スタッフ全員が一言ずつ言葉を送りました。
「サッカーって楽しいよね。みんなのような10代、そして、スタッフたちのような20代、30代、40代、50代がこうやって一緒にプレーし、つながることが出来る。
高校生になって、さらに技術を磨き、サッカーの楽しさを追及してください!」
この言葉にスクール活動の意義が詰まっているような気がしました。
このスクールを立ち上げたのが2004年。今年で19回目でした。来年は20周年です。さらに充実した活動が出来るように準備をしたいと思います。
関係していただいたすべての人に心より感謝しています。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。