どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
久しぶりに最近読んだ本から学んだことをお話しします。
著者の林成之氏は、1993年に日本大学医学部板橋病院救急救命センター長に就任した医師であり、脳医学の専門家です。2008年の北京オリンピック競泳日本代表チームに招かれて、「勝つための脳」=勝負脳の講義をし、チームのメダル獲得に貢献しました。
この本の要旨について、著者は次のように書いています。
「脳は、気持ちや生活習慣で、その働きがよくも悪くもなる。この事実を知らないばかりに脳力を後退させるのはもったいない。脳に悪い習慣とは、①『興味がない』と物事を避けることが多い、②『嫌だ』『疲れた』とグチを言う、③言われたことをコツコツやる、④常に効率を考えている、⑤やりたくないのに我慢して勉強する、⑥スポーツや絵などの趣味がない、⑦めったに人をほめない、の7つ。これをやめるだけで頭の働きが倍増する。」(裏表紙文より引用)
①~⑦の中には、「確かに!」と思えるものもありますが、世間一般では、「良いこと」と捉えられているものもありますよね。
③言われたことをことをコツコツやる、④常に効率を考えている、⑤やりたくないのに我慢して勉強する、などは教育の世界でも「良いこと」として子どもたちに伝えてきました。
それが、なぜ、脳に悪い習慣なのかを本書では分かりやすく解説しています。
興味がある方は、ぜひとも本書を手にとって読んでみることをおススメします。
本書の第1章で、著者は次のように述べています。
「脳神経がもつ本能は、たったの3つです。『生きたい』、『知りたい』、『仲間になりたい』ーこれは、脳の中で周囲の細胞同士がつながりあい、情報処理を存在意義として成り立っていることを考えれば、よくわかります。」(本書20ページより引用)
私も脳には、この3つの本能があることを意識して、その脳神経がもつ本能に従いながら生活していこうと思いました。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。