YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

スポーツで感じる「新春」の感動 「強者の貫禄」と「挑戦者の気概」  ~箱根駅伝・高校サッカー~(前編)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

「新春のスポーツ」と言えば…

箱根駅伝高校サッカー!」という方は多いと思います。

昨日(1月2日)は、その2つが続けて放映される一日でした。

ということで、今日のブログでは、昨日の2つのスポーツから私が感動した「強者の貫禄」と「挑戦者の気概」についてお話しします。

まずは、箱根駅伝です。

往路を制したのは、駒澤大学でした。

今シーズンは、すでに全日本大学駅伝と出雲大学駅伝を制し、前人未到の「三冠王者」を目指して箱根駅伝に臨む、まさに「強者」です。

1区を2位で終えると、各校のエースがそろう2区にはエースの田沢簾を起用し、区間賞こそ逃すものの順位をキープする力走。4区の鈴木で首位に立ち、5区の1年生・山川も粘って逃げ切りました。

厳しい指導で知られる大八木監督のもとで鍛え抜かれた選手たちの安定感のある走りで、「強者の貫禄」を見せつけてくれました。

とは言え、2位の中大とは30秒差、2連覇を狙う青山学院も2分03秒差の3位で駒澤を追います。復路のレース展開が楽しみです。

こんな「強者」たちに堂々と挑んだ「挑戦者」がいました。

関東学生連合チームの1区を走った育英大学の新田颯選手です。

黄色のユニフォームで、かなり長い間テレビ画面に映っていたので、ご記憶の方も多いと思います。

お互いがけん制しながらのスローペースで始まった1区で、序盤から積極的に飛び出し、レースを引っ張りました。

放送のアナウンスで「熊本県山鹿市出身」と紹介されていたので、

熊本県出身なんだ。頑張ってるなあ。」

と思ってテレビを観ていると、このブログを愛読してくれている知り合いからLINEのメッセージが届きました。

「先頭を走る新田颯選手は、千原台出身らしいですね!」

「えーっ!?」

慌ててネットで調べてみると、確かに「出身校・千原台(熊本)」と書かれています。

毎年、千原台高校の出身者が箱根で走るのを楽しみにしていて、参加校の登録選手を調べているのですが、関東大学連合チームについては調べ損ねていました。

新田くんは、私が着任する前の年の卒業生であり、直接の面識はないのですが、この時点からがぜん応援に力が入りました。

残り1キロ付近までトップをキープしていた新田くんでしたが…

後ろから明治大学の選手に迫られ、ついに首位をあけ渡すと、一瞬バランスを崩すシーンがみられドッキリ。

「ここまで『一人旅』で走ってきたんだから、脚の披露はピークのはず…

 最後まで、走り切ってくれ!」

祈るような気持ちで、思わずこぶしを握り締めて、テレビ画面に向かっていました。

その祈りは通じ、続く駒澤にもかわされたものの、堂々の3着で2区の選手にタスキ渡し。

「強者」の集団の中で勇気をもって飛び出し、レースを引っ張る新田くんの姿は、千原台高校のモットーである「一生懸命はカッコイイ!」をまさに体現してくれています。

3学期の終業式で、先輩のこの素晴らしい「挑戦者の気概」を千原台高校の生徒たちに伝えられるのが楽しみです!

高校サッカーで「強者の貫禄」をみせてくれたのは、大津高校でした。大津高校の戦いぶりは、明日の(後編)でお話ししますね。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。