YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

大相撲初場所 一人大関・貴景勝 意地の優勝!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

2週間に渡って繰り広げられた熱闘。大相撲初場所が、昨日(1月22日)、千秋楽を迎えました。

賜杯を手にしたのは、「一人大関」として奮闘してきた貴景勝。重圧をはねのけての優勝は「あっぱれ!」の一言です。

貴景勝と言えば「突き押し」一筋で、大関の地位まで上り詰めた力士であり、「自分の型」というものに、誇りをもって土俵を務めてきた代表格の力士です。

この日、十両優勝を飾った元大関の朝乃山が大関昇進する前でしたから、もうずいぶん昔の話になりますが、テレビ番組で貴景勝と朝乃山の対談が企画された時に、

「相撲の原点は『突き押し』。『四つ相撲』を得意とする朝乃山には絶対に負けられない。」

という言葉を語っていたことを思い出します。

そんな貴景勝の「取り口」に、今場所は「変化」がみられていたことにお気づきでしょうか。

私が最初にそれを感じたのは、7日目・翠富士との一番でした。小兵力士ではありますが、下からしつこく突き返す翠富士に苦戦し、右を差されて土俵際に押し込まれます。

「ダメか?」

と思った瞬間、左からの豪快な「小手投げ」をみせて、見事に「土俵際の逆転」で白星を手にしました。

続く10日目、小結・明生戦でも、立ち合いで明生に右を差されると、その腕を決めるような形で、「小手投げ」を繰り出し、白星を重ねます。

そして、迎えた千秋楽での琴勝峰との「相星決戦」。左上手を狙いにきた琴勝峰に体を寄せると、豪快な「すくい投げ」で、埼玉栄高校の後輩でもある琴勝峰をくだしたのです。

「小手投げ」で2勝、そして、大事な千秋楽の一番で「すくい投げ」をみせるなど、「取り口の幅」を広げた貴景勝

場所前には、

「一気に相手を持っていけたらいいが、そういう展開にならないこともある。」

と語り、こつこつと投げ技を磨いていたと言います。

「突き押し相撲」という確固とした自分の「型」を持ちつつも、勝利を手にするために、新しいことに挑戦し、「変化」を手にした貴景勝に心からの拍手を送りたいと思います。

ちなみに、初場所序盤戦後に、私が「注目力士」としてあげた3人は…

第1位、第2位にあげた阿炎、豊昇竜は中盤から調子を崩し、いずれも8勝7敗で辛くも勝ち越し。

第3位にあげた元大関で現在は十両の朝乃山だけが、14勝1敗で見事に十両優勝を飾り、「期待通りの活躍」をみせてくれました。

来場所は前頭に昇進し、勝ち星を重ねて、久しぶりに「貴景勝対朝乃山」という取り組みをみられることを期待したいと思います。

今場所は、正代、佐田の海という「郷土力士」がいずれも6勝9敗と負け越してしまいました。

正代については、「平幕転落」が確定的となりましたが、本来の「パワー」を取り戻し、来場所以降「捲土重来」の活躍をしてくれることを期待しましょう!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。