YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

熊本市教員採用試験募集要項 3つの改訂 教師を目指す若者に夢と希望を!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

先日(1月26日)行われた「熊本市教育委員会会議」の席で、教育委員会事務局から報告された「報告事項」の一つに、「熊本市立学校教員採用選考試験、主な変更点について」というものがありました。

今日は、この話題についてお話しします。

ちなみに、この件については、1月27日、28日発行の地元紙・熊本日日新聞でも報じられています。

今回の改訂の中で、私が採用試験に臨む人たちの動向に影響を与えそうだと感じたポイントが3つありました。

一つ目は、「熊本市の臨時的任用教員等を対象とした一次試験全免除を36カ月以上から24カ月以上に変更する(令和6年度採用試験より)」という点です。

つまり、これまでは、熊本市内の学校で3年間講師として勤務した経験者に与えられていた「一次試験全免除」の権利を2年間勤務した人にも付与するというわけです。

これまでに、「教師としての素養が高いのに、現場での仕事に追われて一次試験の勉強に費やす時間を見いだせずに、なかなか一次試験合格を果たせない」という状況にある多くの若者をみてきた私は、この改訂はとても良いことだと思っています。

二つ目は、「一次試験合格者は、翌年度の一次試験を免除する(令和7年度採用試験より)」という改訂です。

これまでは、必死に勉強して「一次試験合格」を手にしても、「二次試験で不合格」となった人は、また、翌年も「一次試験の勉強」に臨まねばなりませんでした。このことは、現場で働く若手の講師の人たちに、多大な負担を与えていました。

これからは、「一度合格すれば、あとは二次試験だけ!」となるわけで、現場で講師をしながら教諭を目指している若者や教師を目指す大学生にとっては、一次試験に臨むモチベーションのアップにつながります。

三つ目は、「小学教諭等(一般)志願者の大学推薦制度を新設する(令和7年度採用試験より)」というものです。

推薦の基準について、教育委員会会議で教育委員さんから質問がなされました。それに対する教育委員会事務局の回答は、

「学生時代に学業、部活動、ボランティア活動などで実績を残した学生を大学より推薦してもらいたい。」

というものでした。

この制度については、以前から大学からの待望論もあったように聞いています。

教師を目指す大学生が、学生生活で力を入れてきたこと、いわゆる「ガクチカ」が教員採用試験でもメリットとなることは、大学生の学生生活の充実にもつながる可能性があり、これも大賛成です。

これらの改訂が、多くの若者たちの「自分も教師という道を歩みたい!」という思いを後押ししてくれることを期待します!

なお、改訂の詳細は下記のURLからご覧いただけます。ぜひ、ご参照ください。

https://www.city.kumamoto.jp/common/UploadFileDsp.aspx?c_id=5&id=2481&sub_id=221&flid=328972

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。