どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
「熊本県教員蹴友会」とは、どんな組織か?
それは、サッカー天皇杯の熊本県代表になったり、九州社会人サッカーリーグで戦ったりしている熊本県社会人サッカーチームの草分け的存在である「熊本県教員蹴友団(以下、熊本教員団)」を支えるOB会のことです。
昭和47年(1972年)に結成され、昨年、50周年を迎えた歴史のある団体です。
ほとんどの選手が熊本県内の教員として働きながら、県内トップレベルの社会人サッカーチームとして活躍している熊本教員団。
遠征などの費用の多くも「部費」という形で、選手自らがお金を払い、身銭を切って活動しています。そんな彼らを少しでも援助したいという目的で発足しました。
創立50年を超える組織ですので、当然、私が熊本教員団に入団した35年前にもこの会は行われていて、選手時代、監督時代には、数多くの先輩方にお世話になってきました。
ですから、選手、監督を引退しても、この会には毎年出席するようにしています。
ただ、残念ながらこの2年間はコロナの影響で「中止」となっており、昨日(1月28日)が3年ぶりの開催となりました。
3年ぶりに開催される中で、感じたことを三つお話しします。
一つ目の感想は、「出席者の中で最高齢の先輩方と自分の年齢が近づいてきたなあ。」ということです。毎年、この会に参加していて「サッカーをしていた先輩方はいつまでもお元気だなあ」ということを強く感じていたのですが…
そのような先輩方の多くが、今回はご欠席。今回の最高齢の先輩は、私が入団した時の監督さんでした。自分がいかに年を重ねてきたかを痛感します。
二つ目は、「熊本教員団が2022年の九州リーグで9位に終わり、今シーズンは熊本県1部リーグに降格。ぜひとも1年で九州リーグに復帰してほしい!」ということです。
2022年シーズンは、長年チームの指揮をとってきた青木監督が総監督となり、鈴木田新監督体制の1年目でした。鈴木田くんは、現在37歳。まだまだ体も動くということで、「選手兼監督」という形で戦ったのですが…
結果は、残念ながら10チーム中9位に終わり、「降格」となってしまいました。
実は、私が監督に就任した年も九州リーグにいたのですが、その年の成績は10位。最下位に終わり、1年で熊本県1部リーグに降格したという経験をしています。なので、鈴木田監督の胸の内が痛いほどわかります。
「現役挨拶」の中で、彼は、
「2023年のシーズンは、選手を引退し、監督に専念して、必ず1年でチームを九州リーグに復帰させます!」
と力強く語ってくれました。皆さんからの応援もお願いします!
三つ目は、「歴代監督表彰ということで『感謝状』をいただき感激した」ということです。
司会の方から、「監督時代の一番の思い出を一言だけお願いします。」と振られて、私が話したのは…
「私の監督時代の一番の思い出は、熊本県リーグから九州リーグ復帰を決めた試合です。最後の試合では、私が高校生だった頃に教師となり、教員団の一員となられた大ベテランの先生を途中起用して、何とか勝利を収めました。この試合の感激は一生忘れないと思います。」
という話です。
先ほど話したように、私の監督1年目は九州リーグで最下位という申し訳ない成績で終わってしまいました。それから、3シーズン目。ようやく九州リーグへの復帰を果たした試合の思い出です。
鈴木田現監督にも、必ずこんな日が来るはずです。
これからも熊本教員団を応援していきたいと思います。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。