YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

千原台高校・西村、境田の力走で熊本市17度目V ~熊日郡市対抗女子駅伝~

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

熊本市17度目V 熊日郡市対抗女子駅伝

 第40回熊日郡市対抗女子駅伝は29日、熊本市中央区のびぷれす熊日会館前を発着する7区間28キロで19都市が競い、熊本市が1時間35分4秒で、中止を挟み2大会連続17度目の優勝を飾った。新型コロナウイルスの影響で前回が中止。前々回は県民総合運動公園の周回コースで実施し、公道での開催は3年ぶり。」(1月30日発行:熊本日日新聞1面より引用)

今日(1月30日)発行の地元紙・熊本日日新聞1面に掲載されている見出しと記事です。

ここに伝えられている通り、熊日郡市対抗女子駅伝で、熊本市チームが17度目の優勝を果たしたのですが、その立役者となったのが、千原台高校女子陸上部3年生の西村美月さんと境田百花さんでした。

今日は、この話題をお話しします。

境田さん、西村さん(千原台高校)の活躍を報じる地元紙・熊本日日新聞
(1月30日発行:熊本日日新聞1面、11面より)

7区間で争われるレースの6区を走ったのが、西村美月さんです。熊本市の二岡中学校を卒業して、千原台高校に入学し、1年生の時から実力を発揮して、1年生、2年生と2年連続で都大路を走っています。

特に私の心に残る走りを見せてくれたのは、彼女が2年生の時の熊本県高校女子駅伝大会でアンカーを任された時でした。

この年の大会は、熊本県内の最大のライバルであるルーテル学院高校と大接戦のレースとなりました。1区から4区まで、高校女子駅伝ではかなり珍しい「僅差」で、タスキがアンカーの西村さんに渡されました。後ろから追ってくるのは、ルーテル学院高校スーパーエースで同学年の溝上さんです。

私も正直に言うと、

「これだけの差で、逃げ切れるのか?」

という不安な気持ちでレースをみていました。

しかし、この日の西村さんは、本当に力強い走りをみせ、ルーテル学院の溝上さんとの差をぐんぐん広げていきます。

見事に1位でゴールテープを切り、千原台高校の「熊本県大会4連覇」の立役者になってくれました。

熊日郡市対抗女子駅伝で熊本市チームのアンカー7区を任されのは、境田百花さんです。彼女も、西村さんと同じく千原台高校女子陸上部の3年生です。

境田さんは、実は双子の姉妹。境田萌花さんもともに千原台高校女子陸上部で活躍してくれました。

境田姉妹は、熊本市の北部中学校を卒業して、千原台高校に入学。2人とも、素晴らしい力を持ったランナーなのですが、先に頭角を現したのは萌花さんの方でした。

萌花さんが、1年生の時から都大路を走るメンバーに入ったのに対して、百花さんは1年時にはサポートメンバーとしてチームを支えたのです。

百花さんがめきめきと頭角を現してきたのは、2年生のトラックシーズンからでした。1500mや3000mで次々と自己ベストを更新。3年生の夏には全国高校総体への出場も果たしました。

西村さんや境田さんたちと毎日のように顔を合わせる時間帯があります。それは、私が「朝掃除」をしている時間帯です。学校の近所にある石神山公園や二の丸公園で朝練習を終えた彼女たちが自転車で登校してくる時間です。

「おはようございます。」

と、毎朝、さわやかな笑顔で挨拶してくれます。2人ともレースでみせるストイックな表情とは違い、本当に心優しいお嬢さんです。(2人だけではなく、女子陸上部部員全員がこんな感じです。)

そんな2人が、地元の熊本市を優勝に導く大活躍。心からの拍手を送りたいと思います。

西村さんが天満屋、境田さんがパナソニックと、ともに実業団チームに進み、さらに高いレベルの走りを目指してくれることが決まっています。

これからの2人のさらなる活躍をご期待ください!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。