どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
昨日のブログでお話ししたように、熊本県公立高校の後期(一般)選抜の倍率が公表され、千原台高校の1,77倍が熊本県内の公立高校の中で一番高くなりました。
3年前には1倍を切っていた倍率からここまで高められたのは、まずは、千原台高校の先生方の日頃の生徒たちへの指導のすばらしさ、そして、「高校改革」をともに推し進めていただいた熊本市教育員会の皆さんのお力添えがあってこそです。あらためて、感謝申し上げます。
そのことを大前提としつつ、私自身が「倍率アップ」という目標の達成に向けてしてきたことについて、今日はお話しします。
実践したことは三つあります。
最初に実践したことは、「各中学校から招かれる『学校説明会』には、私自身が参加する」ということです。これまでは、千原台高校では入試業務の主査である教務部長が参加していました。また、千原台だけではなく、多くの高校が担当者を参加させています。
ただ、私は「どうしても自ら千原台高校の魅力を中学生に伝えたい」という気持ちがあったために、1・2年目は教務部長と一緒に参加しました。そして、3年目は一人で参加するようにしました。(私がどうしても参加できない時には、教頭や魅力づくり部長に参加してもらったこともありますが)
私がやりたかったのは、いわゆる「トップセールス」です。組織のトップが自ら動くことに大きな意味があると考えています。
二つ目は、「SNS等の活用」です。
このブログのタイトルを「YouTuber校長日記」としているように、YouTubeでの発信は日頃からしていたのですが、その中で「千原台高校生へのインタビュー」というコーナーを設け、大会で優勝するなど活躍をみせた生徒たちを校長室に招き、インタビューして、その動画をYouTubeで公開してきました。
公立高校ですので、私立高校のようにテレビCMを放映したり、地元の新聞に広告を出したりするようなお金はありません。
私のYouTubeチャンネル登録者数は1000人を超えたくらいですので、大きな宣伝効果があったかはわかりませんが、お金をかけずに出来る広報手段の一つとして取り組みました。
そして、三つ目は「テレビ、新聞などへのメディアの露出を増やすこと」です。
これも目的は、「YouTubeインタビュー」と同じく「お金をかけずに、千原台高校のことを知ってもらう」ということです。
「メルカリとのPBL学習」「メルカリショップスの立ち上げ」「校則見直しワークショップ」「千原台マーケット」などのイベントの際は、熊本市からの正式な「報道投げ込み」だけでなく、私から直接、熊本県内のテレビ局や新聞社の知り合いに連絡をとり、取材をしてもらうようにお願いして来ました。
この三つが、どのくらい効果的だったのかを検証することは出来ませんが、「トップが自ら動く」ということは、これからも大切にしつつ、千原台高校の学校経営にあたっていきたいと思います。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。