YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

ロアッソ熊本 開幕戦はドロー 「手応え」と「課題」は…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

昨日(2月19日)、我らがロアッソ熊本の2023年シーズンが開幕しました!

敵地カンセキスタジアムとちぎで戦った栃木SCとの開幕戦は、1-1のドローゲームという結果で終わりました。

今日は、この一戦を振り返ります。

「栃木戦、引き分けましたねー

 内容的には、及第点!

 ただ、守り切る!

 というベンチからのメッセージ(選手交代での)を受けつつ、守り切れなかったのは課題ですね。

 松岡の退場は痛かったけど、必ず、彼の今後の成長につながるはずです!」

試合直後に私がTwitterでつぶやいた言葉で、これが、この試合の率直な感想です。

試合を振り返りながら、この感想の「真意」をお話しします。

熊本の先発は、

GK 田代

DF 黒木、江崎、相澤

MF 三島、藤田、竹本、平川

FW 粟飯原、石川、松岡

昨年同様の3-3-1-3のフォーメーションでした。ただ、昨シーズンの最終戦となった京都戦でも先発していたのは、黒木、三島、竹本、平川の4人だけ。11人中7人が入れ替わるというフレッシュなメンバーで新シーズンに臨みます。

対する栃木は、3-4-2-1の布陣。3バックは、かつてロアッソ熊本に所属していた岡崎、大谷と熊本県出身(松橋中→大津高)の福島という熊本にゆかりのあるメンバーでした。

立ち上がりは、お互いに「開幕戦独特の硬さ」がみえる展開。なかなかどちらもペースを握れません。

そんな中で、最初に決定機を作ったのは熊本でした。

右サイドの黒木からのクロスがMF平川に渡ると、平川は迷わずシュート。しかし、このシュートは惜しくもクロスバーに弾かれます。

このシュートを機に、熊本が徐々にペースを握り始めました。狭い地域でも「トライアングル(三角形)」をつくり巧みにボールを動かします。

前半33分には、平川からの横パスを三島がシュート。これも残念ながらクロスバーを直撃し、熊本の先制点とはなりません。

このまま前半は0-0で終了。ただ、熊本にとっては、十分に「手応え」を感じる前半でした。

後半に入って、「手応え」が先制ゴールという「結果」に結びつきました。

後半23分、中央の平川が左に張っていた粟飯原に横パス。これを受けた粟飯原が左足でゴール前に鋭いクロスを供給すると、これに反応したのはFW石川でした。右足でうまく合わせて、シュート。このシュートが栃木のゴールネットを揺らし、見事な先制ゴールとなりました!

リードを奪われた栃木は、次々に交代カードを切り、熊本のゴールに迫り始めます。

熊本も全員で集中し、よく守っていたのですが…

相手のボールをスライディングタックルで奪いにいった松岡のプレーにイエローカードが出されてしまいます。この試合、2枚目のイエローとなった松岡のカードはレッドに変わり退場。熊本はここからの試合を10人で戦うことになりました。

熊本ベンチもすぐに対応。後半40分に石川→上村、42分に三島→阿部という交代カードを切りました。

この交代は、「このまま1-0で守り切れ!」というベンチからのメッセージです。

アディショナルタイムに入るまでは、何とか守り切ったのですが…

後半46分でした。栃木がコーナーキックを獲得。これをグラウンダーでつないで、アーリークロスを送ると、そこにMF森が飛び込んできてヘディングシュート。これが、熊本のゴールに突き刺さり、同点とされてしまいました。

熊本も残り2分のところで、現役高校生JリーガーとなったFW道脇を投入。勝ち越し点を奪いに行きますが…

試合はこのまま1-1で終了。熊本は、悔しいドローゲームでの発進となりました。

まず、この試合の「手応え」は、「新メンバーでも昨シーズンと同様の『ワクワクする試合』が出来る!」ということです。今シーズンのロアッソ熊本にも期待が膨らみました!

しかし、課題もあります。

それは、「昨シーズン以上の結果を残すためには、昨日のような試合を勝ち切ることが必要」という点です。

次のホーム開幕戦、秋田戦では「勝ち切るゲーム」を見せてくれることを期待しましょう!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。