どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
昨日(2月27日)、熊本市のえがお健康スタジアムで行われたロアッソ熊本のホーム開幕戦、ロアッソ熊本対ブラウブリッツ秋田の一戦は0-1で熊本の敗戦となり、ホームのサポーターに勝利をプレゼントすることは出来ませんでした。
今日は、この一戦を振り返ります。
今回は、ラジオ解説の仕事がなかったので、一般入場口から入場。2時間前にはスタジアムに着いたのですが、すでに長蛇の列が出来ており、ファン、サポーターの皆さんの今シーズンのロアッソ熊本への期待の大きさを感じました。
そして、入場口ですべての観客に配布されていたのが、これです。
入場の際には、この「真っ赤な紙面」を観客が一斉にかざして、スタジアムが赤く染まりました。
試合前の盛り上がりは最高だったのですが…
試合の方は、立ち上がりから終始、秋田のペースで進みました。
まずは、熊本の先発メンバーです。
GK 田代
DF 黒木、江崎、相澤
MF 三島、藤田、竹本、平川
FW 粟飯原、石川、土信田
前節で退場となり、今節は出場停止となった松岡のポジションには島村が入りました。
対する秋田は4-4-2の布陣。ディフェンスブロックをしっかりと築いての「堅守速攻」を得意としています。
顔ぶれは開幕節とまったく同じでした。注目選手は、GK圏とFW斎藤。圏は大津高校の出身で高校卒業後にJリーガーとなり、数々のJクラブでゴールを守ってきました。斎藤は、2016~17シーズンに熊本に在籍していたスピードが持ち味のFWです。
試合は、立ち上がりから終始、秋田のペースで進みました。
熊本が、ようやくビルドアップ(ボールをつないで攻撃陣内に入ること)出来たのは前半9分で、ここまではまったくボールをつなげませんでした。
この後も、ボールをつなぐ場面があっても、なかなかシュートに結びつかず、前半のシュートはわずか2本。
得点を奪われることはなく、0-0で前半終了です。
試合が動いたのは後半8分でした。
後半7分に、秋田ベンチが動きます。MF三上→MF畑の交代カードが切られ、プレーが再開した直後でした。右サイドからMF中村がクロスをあげ、これをMF藤山がヘディングシュート。熊本のゴールネットを揺らし、秋田が先制点を奪います。
その後、熊本も後半13分に粟飯原→大崎、34分に石川、島村→道脇、土信田というカードを切って、「FW陣総入れ替え」でゴールに迫りますが、得点を奪うことは出来ず、試合終了。スタジアムに詰めかけたファン、サポーターが肩を落とす結果となりました。
この試合の中で、わずかな光明がみえたのは、2人のフレッシュな選手のプレーでした。
それは、GK田代選手とFW島村選手です。
GK田代選手は、1失点は喫したものの、後半24分、38分と立て続けに「スーパーセーブ」をみせて、秋田の追加点を阻止してくれました。
島村選手は、柔らかいボールタッチと独特のリズムがあるドリブルを披露。攻撃にアクセントをつけられる選手として今後の活躍が期待されるプレーをみせてくれました。
課題はたくさんありますが…
まずは、「相手陣内にボールを運ぶ回数を増やす」ということです。この試合では、相手陣内でプレーする時間が少な過ぎました。
守備面では、「クロスの守備の改善」です。前節の栃木戦、今節の秋田戦といずれも失点シーンは、クロスからのヘディングシュート。同じ形で続けて失点した部分は、早急に修正が必要です。
次節の大宮戦も再びホームゲームです。ここでは、課題を修正してファン、サポーターに喜びを届けてくれることを期待しましょう!
こちらも観てもらえると嬉しいです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。