YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

侍ジャパン 世界一! 栗山監督に学ぶ「リーダーシップ」

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

皆さんもご存じの通り、ついに侍ジャパンWBCを制し、14年ぶり3度目の「世界一」に輝きました!

今日のブログでは、アメリカととの決勝戦を振り返りつつ、侍ジャパンを世界一に導いた栗山監督の「リーダーシップの素晴らしさ」についてお話しします。

よろしくお付き合いください。

まずは、決勝戦を振り返ります。

日本の先発投手は、今永。日本の「左のエース」です。

1回はアメリカの上位打線を相手に「失点0」に抑えたものの、2回にアメリカの「絶好調男」6番・ターナーにソロホームランを打たれ、0-1とリードされます。

その裏の日本の攻撃は、5番・村上から。村上は初球をたたき、右中間の2階席まで飛ばす同点ソロホームランを放ちました!

その後、満塁のチャンスを作り、1番・ヌートバーの内野ゴロの間に3塁ランナーがホームイン。さらに1点を加え、2-1と逆転。

続く6回にも岡本がソロホームランを放ち3-1とすると、8回にはダルビッシュをマウンドに送ります。

ダルビッシュは、ソロホームランを浴びるも後続を抑え、3-2の1点差で9回に入ります。

最後のマウンドを託されたのは大谷。先頭打者をフォアボールで出すも、次の打者を内野ゴロにうちとり、ダブルプレーで2アウトランナーなし。

「あと一つ」となって、バッターボックスに立つのは、大谷と同僚でアメリカチームのキャプテン、スーパースター、マイク・トラウトです。

この「世紀の対決」を三振で制し、ついに侍ジャパンが「世界一」に輝きました!

選手たちのプレーのすべてが素晴らしかったわけですが、侍ジャパンが「世界一」に輝いた背景には、栗山監督の「リーダーシップの素晴らしさ」があったことは間違いないと思います。

私が感じた「素晴らしさ」は三つあります。

一つ目は、「コーチ陣、ミドルリーダーとのリレーションシップ」です。

白井ヘッドコーチ、吉村ヘッドコーチ、吉井投手コーチなどは、いずれもプロ野球選手、プロ野球チームでの監督・コーチとしての経験など輝かしい経歴の持ち主なのですが、スタッフの中に一人だけ「異色の存在」がいます。城石憲之(しろいし のりゆき)内野守備・走塁兼作戦コーチです。日本ベンチで常に栗山監督の傍らにいた「イケメンコーチ」と言えば、「あー、あの人かー。」と思われるでしょう。

彼は、日本ハムのコーチとして7年間にわたり栗山監督を支え続けた実績があり、栗山監督から厚い信頼を得ています。

準決勝・メキシコ戦の最後の場面で、村上に栗山監督の「思い」を伝えたのも城石コーチでした。

また、今回のチームで「ミドルリーダー」として絶妙の役割を果たしのが、ダルビッシュでした。彼も、日本ハム時代に栗山監督のもとでプレーしています。

このようにコーチ陣、ミドルリーダーと強い「絆」を持てたことが「優勝」の大きな要因の一つだと考えます。

二つ目は、「選手を信じる心」です。これは、昨日のブログで触れましたので、詳細は割愛します。

そして、三つ目は「厳しさ」です。

大谷との関係について、栗山監督は次のように語っています。

「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり。彼のことを本当に思っているんだったら、やるべきことをやらないと。」

天井知らずの才能を伸ばすために、あえて憎まれ役を買って出たというのです。

この三つ目の要素は、なかなか出来ないものです。

高校の校長という「リーダーシップを果たすべき役職」を担っている私は、この三つを大いに見習いたいと思いました。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。