どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
カタールW杯で列強国と言われるドイツ、スペインを撃破し、「目標のベスト8まであと一歩」と迫る活躍をみせてくれたサッカーの日本代表チーム、森保ジャパンが再始動しました。
ウルグアイ代表、コロンビア代表と国際Aマッチと言われるFIFA(世界サッカー連盟)が公認する試合を戦い、1勝1分けという「ほろ苦い結果」に終わりました。
メディアの報道等では、ウルグアイ戦で1失点、コロンビア戦で2失点した守備の「甘さ」が指摘されていますが、これは、今回の招集で若手のDFを数多く招集し、DF陣の最長年長が26歳の板倉だったということを考えると致し方ないところだと思います。
森保ジャパンは、2026年にアメリカ・カナダ・メキシコを舞台に行われる次のW杯に向けて始動したばかりです。
「世界の頂点を目指す仲間」と言えば、先日のWBCで見事な優勝を飾った野球の侍ジャパンの存在があります。
そこで、今日のブログでは、「森保ジャパンと侍ジャパンの対比」をしながらサッカー日本代表の今後の課題を考えていきたいと思います。
よろしくお付き合いください。
まず、両チームの共通点を考えてみます。
それは、「監督のリーダーシップ」です。
WBCの優勝で侍ジャパンの栗山監督の「リーダーシップ」の素晴らしさが様々なメディアで報じられています。
中でも「信じる心」という言葉で、「トップダウン」「親分肌」というこれまでのリーダーのイメージとは対極にある栗山監督のコミュニケーション力の高さが話題になっています。
この点については、森保監督にも同様の力があると考えます。
次に、WBC侍ジャパンと現在の森保ジャパンの間に「差があるもの」は何か?
それは、何と言っても「選手個人の力のスケール」です。
WBC侍ジャパンは、「すべての選手がMVP」と言いたくなるような「選手一丸」の戦いをみせてくれましたが、やはりその中心にいたのは、大谷翔平、ダルビッシュ有というメジャーリーグでもスーパースターと言える選手たちでした。
特に大谷については、サッカー界で例えるとメッシ、ロナウド級の存在なわけです。
森保ジャパンでは…
三笘がイングランドプレミアリーグ、遠藤、鎌田、堂安がドイツブンデスリーガ、久保がスペインリーグ、伊東がフランスリーグで、それぞれの所属チームの主力選手として活躍していますが、その「スケール」という点では、まだまだ大谷、ダルビッシュには遠く及びません。
では、そのような「スケールの大きな選手」を輩出するために必要なことは、何なのか?
それは、「サッカー界全体の底上げ」しかないと思っています。
私が幼少期から青年期までを過ごした昭和の時代は「スポーツと言えば野球」という時代でした。スターと言えば王、長嶋。地上波テレビの夜の番組は毎晩「巨人戦のナイター中継」という時代です。
このような時代を経てきた野球界からあらわれたのが、大谷であり、ダルビッシュであるわけです。
その後、時代は平成となり、サッカー界の悲願であった「プロサッカーリーグ」としてJリーグが誕生します。それから、30年の月日が流れる中で、私が小中学生の頃には「夢のまた夢」だと思っていたW杯に7大会連続で出場し、列強国と言われるドイツ、スペインを破るところまでたどり着いたわけです。
ですから、この勢いをさらに加速させるために私たちに出来ること。それは、Jリーグを盛り上げて、Jチームから世界へ人材を輩出していくことです。
ここ2試合で森保ジャパンのゴールを守ったのはGKシュミット・ダニエル。かつては、ロアッソ熊本でGkとして活躍した選手です。
ということで、森保ジャパンの未来を輝かせるためにも、週末はスタジアムで地元のJチームに大きな声援を送りましょう!
私もえがお健康スタジアムでロアッソ熊本に声援を送ります!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。