YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

シリーズ「校長の仕事」 ~合格者説明会・校長挨拶編~

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今、学校は「春休み」です。「春休み」の正式な名称は「学年末・学年始め休業日」と言います。

ですから、「春休み」に学校で行われていることは、「今年度の総括」と「来年度に向けての準備」ということになります。

「来年度の準備」として行われる行事の一つに「合格者説明会」というものがあります。ほとんどすべての高校で行われていますので、あなたも高校入学前に生徒として、あるいお子さんが高校に入学される前に保護者として参加された記憶があることだと思います。

私自身もそのどちらの経験もあります。

この行事の特徴は「入学をしてくる生徒と保護者が必ず一緒に参加する」ということです。

もちろん、4月に行う「入学式」にも生徒と保護者が参加するのですが、その際に校長が話すことは「式辞」であり、少し硬い内容になります。

それに比べて、この「合格者説明会」での「校長挨拶」では、少しフランクな感じ入学を控えた生徒の皆さんと保護者の皆様に私の「思い」をお話しできる大チャンスです。

ということで、今日のブログでは「合格者説明会・校長挨拶」でお話しした内容の全文を公開します。

よろしくお付き合いください。

[令和5年度 合格者説明会 校長挨拶]

 まずは、生徒の皆さん、そして、保護者の皆様、千原台高校への合格、おめでとうございます。生徒の皆さんの千原台高校へのご入学を心より歓迎いたします。

 メディア等の報道でご存じの通り、今年の千原台高校の入学者選抜試験は、前期選抜1.90倍、後期選抜が1.75倍と大変高い倍率の試験となりました。その難関を乗り越えて皆さんはここにいるわけです。そんな自分に自信と誇りをもってほしいと思います。

 もう一つ、皆さんは私たち本校職員にとっては、特別な新入生になります。それは、熊本市の「高校改革」に伴う「学科改編」を行った最初の入学生となることです。

 新2年生、3年生は「普通科」と「情報科」に所属していますが、皆さんは「健康スポーツ探究科」「情報ビジネス探究科」という新しい学科で学ぶことになります。

 学科名に「探究」という言葉が入っているように、自ら課題を見つけ、その課題解決に向けて取り組む中で、将来の人生を切り開いていくための「社会人基礎力」を身につけられるような学びをしていってほしいと思っています。

 本校のモットーは「一生懸命はカッコイイ!」です。今日の3学期終業式で2,3年生に対しても何かに「楽しく」「一生懸命」に取り組むことが、千原台高校が目指す「一生懸命はカッコイイ!」姿です。という話をしました。皆さんが千原台高校に入学後に、そのような姿をたくさん見せてくれることを楽しみにしています。

 今日はそのための準備として必要なことを多くの職員が説明しますので、しっかりと聞いてください。

 保護者の皆様には、ご多用な中にお集まりいただきありがとうございます。お子様がご入学後には、先ほど話したようなことを目指して、全職員でお子様の教育に当たってまいります。

 高校からは、義務教育ではないということで、何かと保護者の皆様にご負担をおかけすることも多くなるかと思いますが、保護者の皆様と私たち教職員が、子どもを中心に据えた「パートナー」、「共同経営者」となって生徒たちの教育に臨んでいけたらありがたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

 簡単ですが、挨拶とさせていただきます。

「合格者説明会」の冒頭の挨拶ですから、3分もかからない短い内容ですが、私の「感謝」と「期待」をお伝えしました。

4月10日の入学式で、「新入生」として入学してくる生徒たちと再び会ことが待ち遠しい気持ちでいっぱいです。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。