YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

村上春樹ワールドを満喫 !「海辺のカフカ(下)」を読了しました!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のブログのタイトルは、

村上春樹ワールドを満喫 !「海辺のカフカ(下)」を読了しました!

ということで、久しぶりに小説のご紹介です。

実は、「海辺のカフカ(下)村上春樹著:新潮文庫」を読了したのは、1週間くらい前なのですが、この1週間は、毎日、ブログに書いておきたい話題があったので、今日のブログでのご紹介となりました。

この小説で私が気に入っているところは、何と言っても登場人物の魅力的なキャラクターです。

主人公の「僕(田村カフカ)」は15歳ですが、自分の15歳の頃とはとても比べものにならない思考力や洞察力を備えています。一方、15歳の思春期後期に特有の「心の揺れ」もしっかりと表現されており、年上の女性「さくらさん」、図書館で働く「大島さん」、そして最も大きな影響を受ける魅力的な女性である「佐伯さん」などの大人たちと出会う中で、さらに人間的に成長していきます。

物語は、基本的に二つのストーリーが交互に描かれながら最後に一つのストーリーに合流していくのですが、もう一方のストーリーの主人公とも言えるのが、「ナカタさん」です。

「ナカタさん」の口癖は、「ナカタは頭が悪いので…」なのですが、その人間味に周りの人たちは心を惹かれます。

そして、最後まで「ナカタさん」に寄り添って旅を続けることにある「星野さん」もまた魅力的です。

「星野さん」は、20代の男性で元自衛隊員ですが、今はトラックの運転手をしています。愛知県の出身で、プロ野球中日ドラゴンズの大ファン。いつもドラゴンズの帽子をかぶっています。

彼もまた、「ナカタさん」とともに旅を続ける中で内面的な成長をしていきます。

村上ワールド独特のファンタジックなストーリーの中に、登場人物の内面的な成長を感じることも出来て、私は、爽やかな読後感を持つことが出来ました。(この感想は、読んだ人によって様々だと思いますが…)

長編小説ではありますが、上下巻で49章からなる構成ですので、1章ずつを「短編小説」のような感覚で読み進めることも出来ます。

ゴールデンウィークも今日を含めてあと3日。

「とりあず、することなくなったなあー」

というあなたには、ぜひとも手に取ってほしいオススメの一冊です。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。