どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
間にロアッソ熊本の試合が開催されたために、昨日のブログでは、ロアッソの試合の「レビュー」をお話ししました。
そのために、(中編)と(後編)の間が空いていしまいましたが、今日のブログでは、
千原台の1年生へLGBT講話 「ソジハラ」「アウティング」とは?(後編)
と題して、「アウティング」についてお話しします。
あなたは、「アウティング」という言葉の意味を知っていますか?
多くの方が、
「『アウティング』って何?」
という感じではないでしょうか。
千原台高校の1年生も同じでした。
そこで、スライドを使って次のように説明しました。
アウティングとは・・・
相手の同意のない秘密の暴露。つまり、打ち明けられた秘密を相手の了承なく、人に話したり、SNSに書いたりすること。
そして、さらに、
一橋大学アウティング事件(ひとつばしだいがくアウティングじけん)[1]とは、2015年4月に一橋大学において同性愛の恋愛感情を告白した相手による暴露(アウティング)をきっかけとしてゲイの学生が投身自殺を図って転落死したとされる事件。翌2016年に転落死した学生の遺族が相手側の学生と大学の責任を追及して損害賠償を求める民事訴訟を起こして広く報道されるようになった。(ウキペディアより引用)
アウティングは、人の命を奪う可能性のある行為です。
絶対にしてはいけません。
という説明を加えました。
「アウティング」で、もう一つ難しいのは、「善意のアウティング」というものも成り立ってしまうことです。
例えば、友人から「カミングアウト’(性的指向、性自認についての相談)」を受けたときに、「本人の承諾なし」に他の人に相談してしまうと、その人は当事者のことを思って行った行為でも「善意のアウティング」ということになってしまいます。
ですから、他の人に相談したいときは、当事者としっかりと話し合ったうえで、本人の承諾を得てから行動しなければなりません。
私がこのような講話を行っている目的は、
「正しい知識を得て、今後の行動の基準にしてほしい」
ということです。
今回の講話に参加した千原台高校の1年生の皆さんに、この目的がしっかりと伝わり、
「すべての人たちが自分らしく幸せに生活できる学校」
にしていけるように今後も力を尽くしていきます。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。