どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
千原台「九州・全国へのキップ」を獲得!~ビジネス計算競技大会~
です。
5月28日㈰、千原台高校を会場として行われた「令和5年度 第70回全国高等学校ビジネス計算競技大会兼第75回全九州高等学校ビジネス計算競技大会 熊本県予選」の様子をお話しします。よろしくお付き合いください。
「ビジネス計算競技」とは、「珠算(そろばん)」や「電卓」を使って、いかに早く正確に計算問題を解くことが出来るかを競う競技のことです。
多くの「商業科」を有する学校が取り組んでおり、「部活動」として活動している生徒たちもいます。
今回の大会には、熊本県下から「電卓の部」に9校、37名、「珠算の部」に4校、14名の選手が出場しました。
千原台高校には、「珠算部」という部活動はありませんが、今回は、千原台高校が「主管校」になっていることもあり、「有志」を募った結果、「電卓の部」に6名、「珠算の部」に4名の生徒が出場しました。
「競技種目」と「競技時間」は、下記の通りです。
1 総合競技
①普通計算(乗算・除算・見取算)
珠算競技の部 12分
電卓の部 6分
②応用計算 15分
2 種目別競技
①読上暗算(珠算のみ)
②応用計算
③読上算
これらの競技を行い、「個人の部」「団体の部」での「全九州大会」「全国大会」への出場選手が決まります。
最初に行われたのは、「総合競技・普通計算(乗算・除算・見取算)」でした。
「珠算の部」に出場する14名、「電卓の部」に出場する37名、計51名の選手たちが、千原台高校では一番広い特別教室である総合実践室の指定された席に着席しています。
そこには、大会独特のピンと張りつめた空気が漂っていました。
そんな緊張感の中で、問題が配布されます。
上記の通り、珠算の競技時間が12分なのに対して、電卓の競技時間は6分です。なので、先に珠算の選手たちが競技をはじめて、その6分後に、電卓の選手たちが競技を開始します。
審判員の「はじめ!」の合図で、珠算の選手たちがそろばんをはじき始めました。シーンとしていた会場内に「パチパチ」という音だけが響きます。
電卓の選手たちは、無言で待ちます。時間が経過するごとに、審判員が「3分前」、「1分前」というパネルを提示し、「30秒前」のパネルを提示して、このパネルが降ろされると、電卓の選手たちの「競技開始」です。
会場内に「トントントン」という電卓をたたく音が加わります。
そして、6分後、審判員の「やめ!」という合図で、選手たちが一斉に鉛筆を置きました。これで、「普通計算」の競技終了です。
競技の様子を後ろから眺めていて、選手によって違う点が2つあることに気づきました。
一つ目は、「卓上に小さいデジタル時計を用意している選手と、用意していない選手がいること」です。
二つ目は、「電卓の選手で、右手で電卓を打ち、鉛筆に持ち替えて答えを記入する選手と、右手には鉛筆を持ち続け、左手で電卓を打ち込む選手がいる」ということです。
大会後に、千原台の電卓の選手にそのことについて尋ねると、後者の方がレベルが高いのだそうです。
こうやってすべての競技が終了し、「珠算の部」で千原台高校の選手が「九州・全国のキップ」をつかみました。千原台の上位大会出場者は、
(珠算の部)
全国大会出場 潮崎愛梨 1年
九州大会出場 潮崎愛梨 1年
坂本悠希子 1年
草村そら 3年
です。九州大会は「団体の部」に出場します。
上位大会でも更なる活躍をしてくれることを期待しています。
大会に出場した皆さん、そして、大会を運営してくださった先生方、お疲れさまでした。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。