どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
「千原台 男女制す
女子 多彩な攻撃 守備崩す
男子 主将けん引 後半猛攻」
6月6日発行の地元紙・熊本日日新聞11面(スポーツ欄)を飾った見出しです。
昨日(6月5日)、山鹿市総合体育館で行われた熊本県高校総体ハンドボール競技の決勝戦は、
男子 千原台36-21マリスト
というスコアでいずれも、千原台高校が勝利を飾り、女子が2年連続4度目、男子が4年ぶり27度目の優勝を果たしました。
今日は、この試合の様子をお話しします。よろしくお付き合いください。
男女ハンドボール競技では、「絶対に男女ともに決勝戦に進出する」ということを信じて、この日は「全校応援」を企画していました。
ただ、全校生徒で会場の体育館まで行くのは難しく、健康スポーツ探究科の1年生から3年生の約90名は、バスで会場まで移動しての「現地応援」。情報ビジネス探究科の1年生から3年生は学校に残って体育館で「パブリックビューイング」での応援です。
女子の決勝戦は、11時に試合開始。立ち上がりは、互いにゴールを重ねる五分五分の展開で始まりました。
女子チームの先発メンバーは、ほとんどが3年生です。しかし、この日は、ゲームの流れを見ながら、2年生や1年生の選手を次々にコートに送り、その選手たちも躍動。新聞の見出しの通り、「多彩な攻撃」を繰り広げて点差を開いていきます。
さらに、ペナルティースローの場面では、半年前に「前十字靭帯断裂」という大けがを負い、現在もリハビリ中の3年生を投入。彼女のペナルティースローが決まった時は、私も胸が熱くなりました。
まさに、「全員ハンドボール」を展開し、終了のホイッスル。まずは、女子ハンドボール部が優勝を果たし、「全国キップ」を手にしました。
続いて13時試合開始で、男子の決勝戦が始まります。
男子の決勝の相手は、マリスト学園高校。前回の熊本県下大会でも決勝で顔を合わせ、一時はリード許すという試合展開になったライバルチームです。
こちらも予想通りに、前半は五分五分の展開。3点あったリードをじりじりと縮められ、一時は8-8の同点とされました。
しかし、ここでバタつくことはなく、「いつも通りのプレー」を心がけた選手たち。キャプテンと体育委員長を務める3年生選手が1ゴールずつ、連続して得点し、再び2点差に広げます。
このプレーで落ち着いたチームは、さらに点差を広げ、後半には、ベンチにいるメンバー全員をコートに送る展開に。
そして、15点の大差をつけたまま終了のホイッスルを聞きました。
前回の熊本県下高校ハンドボール大会でも、男女そろって優勝していましたが、その時よりもさらに成長した姿をみせてくれた決勝戦で、本当に感動しました。
閉会式終了後には、男子選手と女子選手が、互いにハイタッチで喜びを分かち合う場面もみられ、校長として最高に幸せな瞬間でした。
全国高校総体ハンドボール競技は、7月26日から北海道で開催されます。
その大会までに、チームはさらに成長し、全国の舞台でも大活躍してくることだと思います。
選手の皆さん、そして、チームに関わるすべての皆さん、おめでとうございます!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。