どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
昨日(3月3日)行われたJ2リーグ第2節、ロアッソ熊本対ザスパ群馬の一戦は、前半に1点を先制し、有利に試合を進めていたロアッソ熊本でしたが、試合終了間際に同点弾をあびて悔しい引き分けとなりました。
今日は、この一戦を振返ります。よろしくお付き合いください。
まずは、熊本の先発メンバーです。
GK 田代
DF 阿部、江崎、大西
MF 伊東、上村、豊田、岩下
FW べ・ジョンミン、石川、古長谷
前節からは、黒木、松岡→阿部、岩下の入れ替えがありました。阿部はそのまま黒木がいた右DFに入り、岩下は左MFに入って、古長谷が一つ前にポジションを移しています。
対する群馬は、4-4-2の布陣。注目選手は、2年前に熊本から群馬に移籍し、昨シーズンは群馬中心選手として活躍したDF酒井と攻撃の起点となるMF佐藤です。
試合は、立ち上がりの5分間こそ群馬がボールを保持していましたが、その後は熊本のペースで進んでいきました。
長短のパスを織り交ぜたテンポの良いパス回しで、再三、群馬のペナルティーエリア内に侵入してチャンスを作りました。
そんな前半36分、熊本の先制ゴールが産まれます。右からのコーナーキックを獲得し、これを豊田が左足で蹴り、インスイングのクロスをゴール前にあげると、一旦は群馬の選手にヘッドで弾かれますが、こぼれ球を拾った上村が豊田に横パス。豊田が再び左足でアーリークロスを入れると、ここに飛び込んだのはFW石川でした。石川のダイビングヘッドによるシュートが群馬のゴールに突き刺さり、見事な先制ゴールとなりました!
前半はこのまま1-0で終了。ここまで群馬のシュートを0に抑えるという熊本にとっては素晴らしい内容の前半でした。
後半に入ってからも、熊本のペースで試合は進みます。
後半3分には豊田のコーナーキックから古長谷がシュートを放ちますが枠をとらえきれず。10分にはフリーキックの流れから伊東がシュートを放ちますが、これは相手選手にブロックされます。後半13分にも古長谷からのクロスに石川がヘッドで合わせてシュート。しかし、これも群馬のGK櫛引の好守に阻まれて追加点を奪えません。
この時間帯にゴールを奪えなかったことが、このあとの結果に重くのしかかります。
後半13分、群馬ベンチが交代カードを切りました。和田、杉本→佐川、山中の2枚替えです。ここでフレッシュな選手が入ったことにより、群馬のプレスが圧力を増しました。
徐々に群馬に押し込まれるシーンが増えていきます。
何とか体を張って守っていたのですが…。
後半のアディショナルタイムは「5分」と表示され、3分が過ぎたところでした。
ゴール前の混戦から、途中出場していた群馬のFW佐川が右足を振り抜き、このシュートが熊本のゴールに吸い込まれて同点弾となりました。
試合はこのまま終了。熊本にとっては、悔しい悔しい引き分けとなりました。
引き分けには、3つの意味があります。
①試合内容に比例した結果の引き分け、②勝ち点1をつかんだ引き分け、③勝ち点2を失った引き分け。
この引き分けは、熊本にとっては明らかに③の引き分けになってしまいました。
私はこの試合のポイントに次の3つをあげていました。
⑴ 相手のペナルティーエリア内に数多く侵入する
⑵ 流れからの得点を奪う
⑶ 守備の集中力
この試合では、⑴、⑵は出来ていましたが、⑶の部分があと一歩及ばず、このような結果になってしまいました。
もちろん「守備の集中力」がなかったわけではありませんが、「逃げ切り」という場面で「失点0」で終われなかったことは今後の課題です。
ただ、復活した石川のゴールや途中出場のMF藤井の好プレーなど「ポジティブな点」も数多くみられています。
次節の愛媛戦こそは、「勝ち点3」をサポーターにプレゼントしてくれると信じましょう。
この試合についてはYouTubeでも振返っています。こちらも観てもらえると嬉しいです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。