どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
【ロアッソ】得点奪えず 水戸に敗戦… 終了直後に「幻のゴール」
です。
J2リーグ第27節・ロアッソ熊本対水戸ホーリーホックの一戦を振返ります。よろしくお付き合いください。
中断開けの試合で2連敗。今季の水戸との対戦でも2連敗を喫ししていて、何としても「3連敗」は避けたい一戦。
そして、J2リーグの順位でも試合前の時点で熊本が16位、水戸が17位であり、試合の結果次第で順位が入れ替わってしまうといういわゆる「6ポイントマッチ」だったのですが…、
結果は0-1で水戸に敗れるという厳しいものとなりました。
まずは、熊本の先発メンバーです。
GK 田代
DF 大西、江崎、岩下
MF 大本、上村、三島
トップ下 竹本
FW 唐山、石川、古長谷
前節からの入れ替えは、豊田、藤井→三島、竹本の2人です。
対する水戸は、3-4-2-1の布陣。注目選手にあげていたFW中島も先発メンバーに名を連ねています。
試合の立ち上がりは熊本のペースで進みました。
この試合で久しぶりの先発に起用された三島、竹本がポジションを大きく移動しながら、熊本の攻撃に「流動性」が出てきていて、「良い流れ」をつくることが出来ていました。
前半に22分には、左から右に流れていたMF三島が起点となり、岩下、古長谷とつないで、古長谷が鋭いアーリークロスをゴール前に供給。これをFW唐山が右足でシュートしますが、わずかに枠をとらえることが出来ません。
続く25分には、MF大本からボールを受けたFW石川が中央から鋭いシュートを放ちますが、今度はGKの好セーブにあい、これも得点とはなりません。
「良い流れ」の時間帯に得点をすることが出来ずに0-0で前半を終了します。
「メンバー交代なし」で始まった後半。
開始直後の1分には、下がってボールを受けたトップ下の竹本がそのままドリブルで前進し、シュートを放ちますが、これもゴールの枠をとらえられません。
「後半も熊本のペースで進みそうだな。」
と思った矢先の後半4分でした。
熊本からボールを奪った水戸は、左サイドに展開。新井、櫻井とつないで、櫻井が中央に鋭いライナー性のクロスを供給すると、このボールに野瀬が右足を合わせてシュートを放ちます。ボールは熊本のゴールマウスに吸い込まれ、水戸が先制点が奪いました。
何としても追いつきたい熊本は後半13分に古長谷、竹本→松岡、神代。37分に三島、唐山→黒木、伊東。49分に石川→大崎と5人の交代枠を使い切って反撃を試みます。
8分間あったアディショナルタイムに入ってからは、再三、コーナーキック、フリーキックを奪い、GK田代も攻撃参加して水戸のゴールに迫りました。
8分間の中でも主審が時計を止めた時間があり、さらに「追加タイム」に入っていた後半54分でした。
熊本のコーナーキックを水戸がクリア。これを拾った松岡がシュートを放ち、このシュートが水戸のゴールネット揺らしました。
「劇的な同点ゴール!」
と会場中のサポーターが思ったのですが…、
何と水戸の選手がクリアした瞬間に主審が「試合終了のホイッスル」を吹いていたということで、このゴールは「幻のゴール」となってしまったのです。
この「幻のゴール」については、「いちサポーター」としては納得のいかない部分もありますが、「主審の笛が鳴った時点で試合終了」というのがサッカーのルールですので致し方ありません。
このことよりも、「熊本が課題とすべきこと」は、「チャンスを確実に得点に結びつける」ということです。
順位は17位となり、まさに「崖っぷち」。次の試合に向けてチーム一丸となって「課題克服」に向かって欲しいと思います。
この試合については、YouTubeでもお話ししています。こちらも観てもらえると嬉しいです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。