どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
ロアッソサポーターの皆さん、お待たせしました！
ようやくロアッソ熊本が、「熊本らしいサッカー」で勝利しました！
J２リーグ第22節、ロアッソ熊本対愛媛FCの一戦は、「新布陣」で臨んだ熊本が4得点を奪い、４－０で完勝しました。今日は、この試合を振返ります。よろしくお付き合いください。
リーグ戦の折り返し後、岡山、横浜FCと上位陣に連敗してしまったロアッソ熊本。
フォーメーションを変更してこの試合に臨みました。
熊本の先発メンバーは以下の通りです。
GK 田代
DF 大西、江崎、岩下
MF 大本、上村、豊田
トップ下 伊東
FW 竹本、石川、古長谷
3-3-1-3という布陣です。昨シーズンは、このフォーメーションで戦っていて、トップ下には平川、右のFWには島村という現在はJ１リーグで活躍している選手たちがプレーしていました。
この「フォーメーション変更」がこの試合の大きなポイントとなりました。
試合は、立ち上がりから熊本のペースで進んでいきます。
真ん中でプレーする石川と伊東、右サイドの竹本、大本、大西などが盛んにポジションチェンジを繰り返し、熊本の攻撃に「流動性」が戻ってきました。
そんな中で、前半28分、フリーキックの流れから熊本が先制点を奪います。
中盤の左サイドで得たフリーキックを蹴るのは豊田。左足でゴール前にクロスを蹴るかと思いきや、左にいた古長谷にグラウンダーのパスを出すと古長谷がワンタッチでアーリークロスをゴール前に送ります。相手のクリア―が江崎の前にこぼれ、これを江崎が右足でボレーシュート。ボールは愛媛のネットに突き刺さりました。
続く31分には、追加点が産まれます。
DFラインの裏に走り出した石川と竹本に向けて豊田がロングパスを出します。竹本のポジションは「オフサイドポジション」に見えましたが、その竹本はプレーに関与せず、石川がこのパスを受けます。ペナルティーエリアに入ったところで、石川は相手選手に倒されますが、このボールを右サイドを駆け上がった大本が拾い、左サイドに駆け抜けていた竹本にパス。竹本が難なくシュートを決めて、2－0としました。
愛媛の選手やベンチスタッフは「オフサイドではないか！」と猛烈に審判に抗議しますが、VARのないJ２では、この抗議が認められることはなく、熊本の追加点となりました。
後半にもコーナ―キックから大西がヘディングシュートで3点目。
途中交代の大崎もゴールを決めて、４－０で熊本がホームゲームでの完勝をおさめました！
今回の「フォーメーション変更」は、熊本の攻撃を「活性化」し、攻撃面では「光明」が見えました。
とは言え、この試合の4得点もうち2点はセットプレーの得点であり、まだまだ「攻撃の精度」を上げていくことが必要です。
次の相手は、首位に立つ長崎です。岡山、横浜FCという上位陣に対して連敗を喫した熊本ですので、この相手に勝利してこそ「本物」と言えます。
この一週間でさらに「良い準備」を重ねて、長崎戦に臨んでほしいと思います！
この試合については、YouTubeでもお話ししていますので、こちらも観てもらえると嬉しいです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。
