どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
【サッカー】熱い戦いが続いています! 「EURO2024」&「コパアメリカ」(前編)
です。
「EURO2024」&「コパアメリカ」
と言われても多くの方が、「それって何?」と思われるかもしれません。
その疑問へのお答えも含めてお話ししていきます。よろしくお付き合いください。
「EURO2024」とは、「2024年ヨーロッパサッカー選手権大会」の通称です。ヨーロッパの予選を勝ち抜いた24か国が出場し、現在、ドイツで開催されています。
「コパアメリカ」とは、「サッカー南米選手権大会」の通称です。ヨーロッパに比べると南米は国の数が少ないこともあり、この大会にはヨーロッパ以外の国々が招待されることもあります。かつての大会には、日本代表も「招待国」として参加したことがあります。
今回は、「北中米諸国」が「招待参加」していて、アメリカ合衆国で開催されています。
どちらの大会も6月下旬に開幕し、現在、大会も中盤に差し掛かったところです。
両大会には、アルゼンチンのメッシやフランスのエムバぺといった世界のスーパースターをはじめとしたいわゆる「ワールドクラス」の選手たちが数多く出場しています。
「スポーツは筋書きのないドラマ」と言われますが、この大会でもすでに「数々のドラマ」が産まれており、まさに「感動の連続」です。
今日は、その中のそれぞれ一試合をご紹介します。
まず、「EURO2024」から紹介したい一試合は、グループリーグBの第3節、クロアチア対イタリア戦です。
クロアチアと言えば、前回のW杯カタール大会で日本代表が負けてしまったチームということで、ご記憶の方も多いと思います。中心選手は、背番号10を背負い、チームの精神的支柱でもあるMFモドリッチです。
対するイタリアは、「アッズーリ(イタリア語で青という意味)」の愛称で知られる。「サッカー列強国」の一つであり、前回の「EURO」の優勝国でもあります。
グループBには「強豪国」のスペインがいたことから、クロアチア、イタリアともにスペインに敗れており、ここまでの成績はクロアチアが1分け1敗で「勝ち点2」、イタリアが1勝1敗で「勝ち点3」となっており、両国とも「この試合に勝てば、決勝トーナメント進出が決まる」という一戦でした。(各グループの2位までは、決勝トーナメント進出チーム決定。6グループの3位チームのうち成績上位の4チームが決勝トーナメントに進める。)
先にチャンスをつかんだのは、クロアチアでした。
後半10分、PKを獲得。キッカーは、もちろんキャプテンのモドリッチ(R.マドリ―)です。
ところが、狙いすまして蹴ったシュートは、イタリアの名手、GKドンナルンマ(パリSG)に弾かれてしまいます。
このこぼれ球を拾ったクロアチアは、ここからパスをつないで、ゴール前にクロスボールを供給。このボールに反応したのは、PKを止められた直後のMFモドリッチでした。鮮やかなシュートを放ち、ボールはイタリアのゴールネットを揺らしました!
PKを止められた直後にも関わらず、冷静にシュートを決めるモドリッチの「リバウンドメンタリティー」には、まさに脱帽です。
試合はこのまま進み、後半のアディショナルタイムにはいります。途中交代したモドリッチもベンチから「勝利の瞬間」を待ちわびていた後半50分でした。
まさに、イタリアの「ラストワンプレー」で、左サイドのペナルティーエリア付近でスルーパスを受けた途中出場のザッカーニがワンタッチでショートを放つと、ボールはきれいな弧を描いて、クロアチアのゴールに吸い込まれました。
このゴールと同時に試合終了。まさにクロアチアにとっては、「終了間際の悪夢」となってしまったのです。
このゴールにより、イタリアは2位となり決勝トーナメント進出を決め、クロアチアは予選リーグでの敗退が決まったのです。
まさに「筋書きのないドラマ」そのものの「熱戦」でした。
「コパアメリカ」の「感動の一戦」については、(後編)でお話ししますね。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。