どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
「なでしこジャパン」と言えば…
2011年の女子サッカーW杯で、澤穂希選手を中心に、当時、絶対王者として君臨していたアメリカを決勝戦で破り、優勝を飾ったシーンが思い出されます。
その「なでしこジャパン」が、2011年以来12年ぶりの優勝を目指して、ニュージーランドとオーストラリアで共同開催されているサッカーの「女子ワールド杯2023」に出場しています。
今日は、この話題をお話しします。よろしくお付き合いください。
C組に入り、予選を戦っている「なでしこジャパン」は、初戦のザンビアに5-0、2戦目のコスタリカに2-0といずれも「クリーンシート」の完勝をおさめ、2勝0敗の勝ち点6で、すでに決勝トーナメント進出を決めています。
対するスペインもザンビアに5-0、コスタリカに3-0と2連勝。
C組の1位通過を争う一戦です。
ともに、勝ち点は「6」ですが、得失点差でスペインが1点上回っているために、「なでしこジャパン」がC組を1位通過するためには、この試合で勝利しなければなりません。
昨年11月の対戦では、主力不在のスペインに0-1と敗れており、「なでしこジャパン」にとっては、格上との対戦と言える試合でした。
ところが、その結果は…
前半12分に前に出てきたスペインのDFラインの裏をつき、宮澤が先制ゴールを奪うと、続く前半29分には植木が。さらに、前半40分には、再び宮澤がゴールを奪って、前半を3-0とリードして試合を折り返します。
さらに、後半の37分には、田中が右サイドからカットインして、見事なシュートを放ち、これまたスペインのゴールネットを揺らして4-0。
試合はこのまま終了し、スペインのビルダ監督に、
「監督をしていてこれほどの負けを経験したことはない。」
と言わしめるほどの圧巻の勝利となりました。
日本の女子サッカー界は、2011年のW杯の優勝により、一時期は大きな注目を集めたものの、その後、再び人気が低迷。
「女子スポーツの新しい歴史を開く」という意気込みでスタートした女子スポーツ初のプロスポーツリーグ「WEリーグ」も2年を過ぎて、集客には苦しんでいるという現状があります。
アメリカのプロ野球「メジャーリーグ」、プロバスケットリーグ「NBL]、サッカーの「イングランドプレミアリーグ」などでは、今や「ビッグマネー」が動くスポーツビジネスの世界ですが、このプロスポーツの世界にも厳然としているのが、「男女間の収入のジェンダーギャップ」です。
日本でプロサッカー選手を夢見るすべての女子選手たちに、さらに大きな夢を与えるような「なでしこジャパン」の決勝トーナメントでの活躍に期待がふくらみます!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。