どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
北海道を舞台に行われている「インターハイ2023」に千原台高校の男子ハンドボール部と女子ハンドボール部が出場し、両チームとも全国の舞台で、強豪校を相手に大健闘をみせてくれました。
今日は、この話題をお話しします。よろしくお付き合いください。
まずは、男子ハンドボール部です。
この試合では、立ち上がりから持ち前のプレーを展開し、徐々にリードを広げ、31-24で勝利し、2回戦進出を果たしました。
２回戦の相手は、「春の全国選抜大会」で優勝している福井県代表の北陸高校です。
日頃から「日本一」を目標にしている千原台高校男子ハンドボール部にとっては、目標の「日本一」を達成するためには、超えていかなければならない「壁」とも言える相手です。
試合は、立ち上がりから緊迫した展開となり、前半は20-22という２点のビハインドで終えました。
ハンドボールの試合での「２点差」は、十分に追いつき、追い越すことができる「射程圏内」の点差です。
逆転を狙って、後半戦を戦ったのですが…、
相手は全国選抜の優勝校です。それを意識してしまったのか、じりじりと点差を広げられ、31-41と10点の差をつけられて敗れる結果となりました。
この試合には、多くの2年生選手が出場しました。彼らが、この試合の悔しさを糧にして、チームの目標である「日本一」に再び挑戦してくれることだと思います。
続いて、女子ハンドボール部です。
女子の１回戦の相手は、開催地・北海道代表の月寒高校です。
試合後の監督いわく、「内容的には、今ひとつでした。」ということでしたが、24-13で勝利し、順調に２回戦に進出。
この試合は、「ようやく千原台らしいハンドボールが出来ました。」と試合後に監督が話してくれた通りに、内容的にも１回戦を上回るプレーで37-23と勝利しました。
今年の女子ハンドボール部の目標は「全国ベスト８」。その目標にいよいよ「王手」です。
３回戦の相手は、「春の全国選抜大会」でベスト８進出を果たしている強豪、京都府代表の洛北高校です。
相手チームのエースは、175ｃｍの長身選手です。
千原台は、この「エース対策」を徹底し、立ち上がりから好プレーを連発。一時は、４点差のリードを奪いました。
しかし、相手は全国ベスト８経験チームです。じりじりと点差を詰められ、同点に追いつかれます。
そして、前半も残り時間わずかとなったところで、千原台がシュート。ここで、洛北がファールを犯したという判定が下され、千原台にペナルティースローが与えられました。これを決めれば、間違いなく１点リードで試合を折り返すことが出来ます。
しかし、残念ながら、このペナルティースローは外れてしまい、ターンオーバーから洛北にゴールを奪われて、１点のビハインドで前半を終えました。
後半も洛北が地力をみせて、点差は３点差となります。
ここで、千原台ベンチは「タイムアウト」をとりました。この「タイムアウト」が功を奏し、今度は、千原台が３連続ゴールを決めて、同点に追いつきます。
その後も一進一退の攻防が続き、残り時間は30秒。千原台が1点差で負けています。
千原台がシュートを打ちに行ったところで、相手のファールがありましたが、これはペナルティースローとはならずに、フリースローの判定でした。
ラストワンプレーということで、洛北の全選手がゴール前に壁を築く中で、最後のシュートを放ちますが…、
これは枠をとらえることなく、試合終了。
目標の「全国ベスト８」まで、あと１ゴールと迫りながらも悔しい悔しい敗戦となりました。
今回、北海道まで応援に行くことは出来なかったので、試合後に、監督に電話をかけて慰労し、キャプテンの生徒に電話をかわってもらいました。
「全国大会での試合、お疲れさまでした。熊本からインターネット中継をみながら、応援してたよ。
本当に素晴らしいゲームでしたね。感動しました。
感動するゲームをみせてくれて、ありがとう。
胸を張って、熊本に帰ってきてください。」
全国の舞台で力を出し切ってくれた選手たちに心からの拍手を送ります。
また、今回の大会参加に向けて、多くの方々から、「派遣費用の足しにしてい欲しい」というお心遣いをいただきました。
この場をお借りして、心からのお礼を申し上げます。ありがとうございました。
次は、自転車競技部が全国の舞台に立ちます。
こちらへのご声援もよろしくお願いします！
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。
