どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
【千原台】2学期が終わりました! 終業式校長訓話 完全公開!
昨日(12月24日)行った2学期終業式の話題をお話しします。よろしくお付き合いください。
千原台高校では、現在2年4組がインフルエンザのための学級閉鎖となっています。ということで、感染防止対策の観点からも今回の終業式は「オンライン開催」としました。
終業式に先立って行ったのは、恒例の「表彰式」です。
自転車競技部、男子ハンドボール部、女子ハンドボール部の表彰に引き続き「税の作文コンクール」、「人権啓発作品コンクール」で入選を果たした生徒の表彰を行いました。
ここまではほぼ例年通りなのですが、「今回ならでは」の表彰がこのあとに三つ続きます。
一つ目は、「ビジネス甲子園・学校賞」です。1年生が総合的な探究の時間に取り組んだ「ビジネスプラン」を多数応募した実績が評価されたものです。
二つ目は「善行表彰」。野球部の3年生三人が、部活動のグラウンドへの移動中に、困っている方に出くわして手を差し伸べた行為が表彰を受けました。
そして、三つ目は「自衛隊熊本地方本部からの感謝状」です。毎年、千原台高校の卒業生が自衛隊へ就職していることに対する感謝状をいただき、今年度末に自衛隊に入隊が内定している2人の生徒に感謝状と記念の盾を授与しました。
スポーツ、文化面の活躍のみならず、多方面での生徒たちの行動、活動が表彰されており嬉しい限りです。
引き続き、「2学期終業式」です。
ここでの「校長訓話」では、次のような話をしました。
[校長訓話]
今日で2学期が終わります。
昨日のクラスマッチでは、午後の予定を打ち切る事態になってしまってとても残念でしたが、その他の行事については充実して実施することが出来た2学期でした。
10月には千原台フェスティバルを開催し、12月、先週の土曜日には新市街で千原台マーケットも開催することが出来ました。1年生は修学旅行もありましたね。
それぞれの場面で、千原台高校のモットーである「一生懸命はカッコイイ」を体現する姿がみられて、大変うれしく思います。
さて、今年度は学校教育目標に「一生懸命はカッコイイ」に加えて、「チャレンジ!チェンジ!チャンス!」という言葉を入れています。
この2学期も様々な活動に「チャレンジ!」してくれた成果が先ほどの数多くの表彰に現れていました。
また、今日の表彰式には含まれていませんでしたが、女子陸上競技部の皆さんは、一昨日12月22日㈰、京都で行われた全国高校駅伝競走大会に熊本県代表として出場し、素晴らしい走りをみせてくれました。
文化面、スポーツ面での皆さんの活躍ぶり、本当に素晴らしいです。あらためて、表彰を受けられた皆さん、そして、女子陸上競技部の皆さんの日頃の努力の積み重ねに対して、心からの拍手を送りたいと思います。
さて、この2学期には部活動等以外にも、様々な活動で「チャレンジ!」してくれた人たちがいました。
その一つが、「メルカリエコボックス」の取組です。学校だけでなく、熊本市役所、新市街商店街、地域の専門学校、保育園などに「エコボックス」を置き、不用品を回収してメルカリショップスで販売する活動をしてくれました。
ほかにも今年あらたに学校としての「チャレンジ!」として開催した催しがあります。それは、「フロンティアコンテスト」です。「フロンティアコンテスト」とは、千原台高校生を対象としたソーシャルビジネスコンテストであり、ほかのビジネスプランコンテストとの違いは、入賞チームにプロジェクト資金を提供し、そのアイデアをもとに自分たちの提案したビジネスを実社会に実装することを目的としているところにあります。
10月29日に開催した第1回大会で「最優秀賞」に輝いたのは、1年生健康スポーツ探究科の皆さんの「万能ラインマーカー」というプランと2年生情報ビジネス探究科の「高校生によるSNSマーケテイング」という二つのグループでした。両グループともに、プランの実装に向けて現在、取り組んでくれています。
さらに、多くの人たちが様々な活動に「チャレンジ!」してくれることを楽しみにしています。
このように素晴らしい2学期だったのですが、いくつかの課題もあります。その一つが朝の登校時間です。
私は、なるべく朝のチャイムが鳴る8時30分前後には、生徒昇降口に立つようにしているのですが、皆さんの登校の様子をみていると次のような「句」が浮かびます。
チャイム鳴り 駆け込む生徒 後絶たず
チャイム鳴り 駆け込む生徒 後絶たず
この状況が変化する3学期にしてほしいと思います。いつも「駆け込み登校」になっている皆さんは、あと10分家を早く出る工夫をしてください。「時間がない!」と慌てて登校することが自転車等の事故につながることをたいへん危惧しています。
さて、明日から約2週間の冬休みが始まります。そこで、毎回同じみですが、冬休みの合言葉を示します。
それは、
千原台 「いのち」を守る 冬休み
です。
毎回、この合言葉を示すのは、このような長期休みにもっとも大切に考えてほしいことが「いのちを守る」ということだからです。
冬休み中は、年末年始を含みます。「一年の計は、元旦にあり。」という言葉の通りに、令和7年(2025年)という新しい年に自分が「チャレンジ!」したいことを一つ以上決めて、心新たに3学期を迎えましょう!
1月8日の始業式で再び全生徒の皆さんと元気に笑顔で会えることを楽しみにしています。
これで、終業式の話を終わります。
「光陰矢の如し」を実感する一日でした。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。