YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

今日で2学期が終了! 終業式の「校長訓話」を全文公開

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のタイトルは、

今日で2学期が終了! 終業式の「校長訓話」を全文公開

です。

雪の影響を心配していましたが、現在、熊本市では雪は降っておらず、予定通りに終業式を実施出来そうです。

ということで、今日は、タイトルの通りに終業式で千原台高校の生徒に話す「校長訓話」の全文を公開します。よろしくお付き合いください。

【令和5年度 2学期終業式 校長訓話

 今日で2学期が終わります。2学期は、3つの学期の中で一番長い学期です。また、「二学期は行事の学期」とも言われています。10月には千原台フェスティバルを開催し、12月には、新市街で千原台マーケットも開催することが出来ました。1年生は修学旅行もありましたね。

 昨日は、小雪の舞い散る寒い一日でしたが、クラスマッチも予定通りに実施することが出来ましたし、情報科の皆さんは、午後から「千原台マーケット報告会」も実施してくれました。

 こういったすべての場面で、千原台高校のモットーである「一生懸命はカッコイイ」を体現する姿がみられて、大変うれしく思っています。

 さて、先ほど表彰をさせてもらったように、この2学期も文化面、スポーツ面での皆さんの活躍ぶりは、素晴らしいものでした。あらためて、表彰を受けられた皆さんの日頃の努力の積み重ねに対して、心からの拍手を送りたいと思います。

 先日オンラインで「壮行会」も行いましたが、今度の日曜、24日には、女子陸上部が、全国高校女子駅伝大会に出場します。私も京都へ行き、学校を代表して応援してきたいと思います。皆さんもテレビの前から声援を送ってください。

 また、この2学期には部活動等以外にも、様々な探究活動で活躍してくれた人たちがいました。

 その一つが、千原台マーケット実行委員の皆さんによる「学校の不用品販売」です。

 千原台マーケット実行委員にみなさんが、旧校舎の倉庫に眠っている「不用品」の中に、メルカリで販売できるものがあることに気づき、「野球部の市立商業高校時代のユニフォーム」、「そろばん」、「記念品としてつくられた校歌のCD」、「ダブルラジカセ」、「地球儀」、「跳び箱」、「椅子の5脚セット」、「ポータブルトイレ」などの数多くの品をメルカリに出品し、ほとんどの品が売れました。

 私自身も、こんなに売れるとは思っていなかったのですが、私が特に驚いたのは、50,000円の値段をつけて出品していた「跳び箱」が売れたことです。

 買っていただいたのは、植木町で体操教室をしておられる方で、「千原台の高校生を応援したいという気持ちもあり、購入しました。」というメッセージをいただき、大変うれしく思っています。

 さらに、進んで様々な活動に取り組んでくれる生徒が多くなることを楽しみにしています。

 そんな皆さんに一つ、お勧めしたい活動があります。すでに担任の先生から話を聞いている人も多いと思いますが。

 このような「お知らせ」が各クラスに届いていると思います。「子ども肥後狂句」というプリントです。NHK熊本放送局の「クマロク」という番組で「子ども肥後狂句」を作ってもらって放送します。という内容です。みなさんが、肥後狂句を作り、NHK熊本放送局のホームページから投稿してくれると、それがTV番組「クマロク」の中で紹介されるかのぅ性があります。

肥後狂句とは、肥後弁・熊本弁を使った俳句のことで、指定された「笠」のあとに、12音の言葉をつないで、俳句を作ります。

今回の「笠」は、「友達だもん」です。そこで、私も一句。

「友達だもん なんも言わんちゃ わかるばい」

「友達だもん なんも言わんちゃ わかるばい」

友達の表情がさえないときに、何か悩んでいるのだと相手の気持ちを察して言葉をかける状況を詠んでみました。

 皆さんもぜひ、この冬休みに一句詠んで、NHK熊本放送局のホームページから投稿してみてください。応募期間は1月8日までとなっています。

 明日から約2週間の冬休みが始まります。そこで、皆さんに冬休みの合言葉を示します。

 それは、

 千原台 「いのち」を守る 冬休み

です。これは、夏休みの合言葉とほとんど同じです。「夏休み」が「冬休み」に変わっただけです。その理由は、このような長期休みにもっとも大切に考えてほしいことが「いのちを守る」ということだからです。

 この「いのち」には、二つの意味があります。

 一つ目は、「生命」。絶対に死んでしまってはいけないということです。二つ目は「心のいのち」です。では、千原台の「心のいのち」とは、何でしょうか。それは、「一生懸命はカッコイイ」という言葉です。

 まず、一つ目の「生命」を守る話をします。私が一番心配しているのは「自転車運転中の事故」です。2学期中にも自転車の乗り方について、地域の方々から残念なご指摘をいただいたこともありました。

 冬休み中にも自転車を運転する機会はたくさんあります。くれぐれも交通ルールとマナーを守り、安全運転でお願いします。

 もう一つの「いのち」、「一生懸命はカッコいい」についてです。この言葉は、学校生活だけではなくて、家庭生活の中でも同じです。年末には、各家庭で「大掃除」などが行われることだと思います。家族の方が家事に励まれているときに自分だけ遊びまわったり、だらだらしているのと、自分から家族の一員として進んで大掃除等に取り組むのは、どちらが「カッコいい」ですか。当然、進んで取り組むほうですね。

 千原台 「いのち」を守る 冬休み

 1月9日の始業式、全員と笑顔で会いましょう。

 これで、終業式の話を終わります。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。