どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
一昨日(7月20日)、千原台高校では「1学期終業式」が行われました。
今日のブログでは、その際に、私が生徒たちに話した「校長講話」を完全公開します。
よろしくお付き合いください。
[令和5年度 1学期終業式 校長講話]
こんにちは。
今日の終業式は、オンラインでの終業式となりました。対面することは出来ませんが、しっかりと心で話を聴いてください。
まずは、1学期を終えるにあたり、皆さんの学校生活を振り返ってみたいと思います。
この一学期は、皆さんの素晴らしい活躍が数多く見られました。
お話ししたいことは、三つあります。
最初に思い起こされるのは、体育大会での躍動ぶりです。「一生懸命はカッコイイ」のモットーを体現するべく、すべての皆さんが力を出し尽くす、素晴らしい体育大会でした。
二つ目は、部活動等での活躍ぶりです。運動部活動では、男子ハンドボール部、女子ハンドボール部、自転車競技部、女子陸上部の皆さんが「全国高校総体出場の切符」を勝ち取りました。また、今年は、商業関係の各種大会での全国大会出場も相次ぎ、その活躍ぶりは目覚ましいものがありました。この点は、昨日の壮行会でお話しした通りです。
そして、三つ目は、学校の運営に多くの生徒の皆さんが関わってくれているということです。例えば、これから生徒募集に活用される「パンフレット作り」や、7月26日に行われる「中学生体験入学」などに多くの生徒の皆さんがボランティアとして関わってくれています。体験入学には、約100人の生徒の皆さんが関わってくれると聞いています。この流れは、今後もますます広げていきたいと思っています。
また、昨日も紹介があった通り、新生徒会が中心となり「生徒主体の学校運営プロジェクト」も始まっています。多くの皆さんにぜひとも積極的に関わってもらいたいと思います。
さて、このように生徒の皆さんの活躍が多くなればなるほど、うれしい反面、頭の痛い課題も出てきます。
それは、「活動費の捻出」という問題です。
これまでは、各種団体からいただく助成金や同窓会からいただく寄付金などをその財源に充てていましたが、助成金も寄付金もいただくお金ですので、当然ながら活動費として使えば減っていきます。
そこで、「何とかお金を使うだけでなく、生み出すことは出来ないか?」と考え、私が代表理事となり「一般社団法人 ワンサウザン」という法人を立ち上げました。
「ワンサウザン」とは、英語で「千」という意味です。千原台高校の「千」と、皆さんに「千」に及ぶほどの活動の場を与えたいという願いをこめて、ネーミングしました。
お金を生み出す活動としては、昨日も紹介したキーホルダーの販売などのグッズ販売。社会人を対象にした私が講師役となってのセミナーの開催などをすでに始めており、今後は、イベントの開催も考えています。
このようにして生み出したお金は、皆さんの探究活動等の経費として使ってもらったり、皆さんの中から「このような事業を起こしたい」という人が出てくれば、事業計画を検討したうえで、その事業にお金を出したりしたいと考えています。
例えば、以前、生徒の皆さんから「千原台高校に売店を作りたい」という相談を受けたことがあったのですが、その時には、実現のための道筋が作れませんでした。でも、今なら、皆さんの本気度次第では、この「ワンサウザン」を使って実現可能かもしれません。
1学期の始業式で、皆さんに「チャレンジ」「チェンジ」「チャンス」を実行してほしいという話をしました。この「ワンサウザン」の設立は、私にとっては大きな「チャレンジ」です。ぜひ、生徒の皆さんも「チャレンジ」してみてください。
さて、明日から長い夏休みが始まります。そこで、まず、皆さんに夏休みの合言葉を示します。
それは、
千原台 「いのち」を守る 夏休み
これは、長期休暇の度に私が示す合言葉です。 皆さんが覚えやすいように、五・七・五のリズムにしています。
この「いのち」という言葉には二つの意味をこめています。
一つ目は、「生命」。絶対に死んでしまってはいけないということです。
二つ目は「心のいのち」です。では、千原台の「心のいのち」とは、何でしょうか。そうです。それは、「一生懸命はカッコイイ」という言葉です。
この二つの「いのち」を大切にする夏休みにしてください。
9月1日の始業式で全員と笑顔で会いましょう。
校長講話で話した通り、始業式の日に笑顔の生徒たちと再会するのが、楽しみです!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。