YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

2学期始業式「校長訓話」完全公開!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

千原台高校では、昨日、2学期の始業式を行いました。「コロナ感染防止」、「熱中症対策」という観点から、「オンライン」で実施したのですが、今日のブログでは、始業式で、私が生徒たちに向けて話した「校長訓話」の原稿を完全公開します!

最後までよろしくお付き合いください。

   令和4年度 2学期始業式 校長訓話

 長い夏休みが終わり、今日から2学期が始まります。皆さんの夏休みは、どんな夏休みだったでしょうか。1学期の終業式の日に、夏休みの合言葉を示しました。覚えていますか?

 それは…

千原台 「いのち」を守る 夏休み

でしたね。

 この「いのち」には二つの意味があります。一つは「生命」という意味の「いのち」。もう一つは「心の命」つまり、何事にも「一生懸命はカッコイイ!」の姿勢で取り組む「千原台の精神」を表しているとお話しました。

 おかげさまで、この夏休み中に大きな事故が起きたという報告は受けておらず、しっかりと「生命」を守ることはできました。

 「心の命」は、しっかりと守れたでしょうか。「一生懸命に取り組むことの例」として、ルーティーンのお話をしましたが、覚えていますか。これを守って生活した人は、この夏休みでぐっと成長していることだと思います。

 さて、今年の夏休みも本校の生徒の皆さんの様々な活躍がみられました。

 まず、運動部では、自転車競技部、女子ハンドボール部、女子陸上部の皆さんが全国高校総体に出場しました。競技の結果は様々でしたが、きっと全力を出し切ってくれたことだと思います。

 また、商業系の各種大会でも多くの人が全国大会に出場し、全力を出し切ってくれたと聞いています。

 心からの拍手を送りたいと思います。

 今年の夏は、「3年ぶりの行動制限のない夏休み」ということで、コロナの第7波の中ではありましたが、様々なイベントが「観客あり」で開催されました。その一つに「全国高校野球選手権大会」、いわゆる「夏の甲子園」があります。

 私は、スポーツをすることも大好きですが、観ることも大好きで、「夏の甲子園」は私が毎年楽しみに観るイベントの一つです。

 大会の結果は、皆さんもご存じの通り、仙台育英高校が優勝し、100年を超える大会の歴史の中で、はじめて東北地方に優勝旗を持ち帰りました。そして、準優勝は、選抜大会で優勝していた大阪桐蔭高校、準優勝だった近江高校を立て続けに下して、決勝に進出した下関国際高校でした。

 いずれも、大活躍をみせた2チームですが、この2チームには共通点があります。何だと思いますか?

 それは、両チームともキャプテンが先発メンバーではないということです。決勝戦では、仙台育英のキャプテン佐藤くんは、8回に代打で登場。下関国際のキャプテン山下君は、5回からサードの守備に入りました。

 このことから私が推測したのは、この2チームが「リーダーシップ、フォロワーシップが身についたチームなのだろう」ということです。

 つまり、キャプテンである二人の選手は、日頃のトレーニングや日常生活では、リーダーとして、リーダーシップを発揮しているはずです。しかし、試合では、ベンチから先発メンバーを支えるフォロワーの役割を果たしているわけです。

 逆に、エースピッチャーや4番打者として、試合中はリーダーとして活躍している選手たちは、日頃のトレーニングや日常生活では、キャプテンを支えるフォロワーになっているはずです。

 全国優勝を争う技術力を備えたチームが、このような「真のリーダーシップとフォロワーシップ」を発揮して、ひのき舞台で活躍していることに、私は感動を覚えました。

 そして、試合後の監督インタビューで、優勝した仙台育英の監督さんは、

「高校時代の生活は、本来たいへん密なものです。しかし、この世代の高校生たちは、コロナ禍の中で、そのようなものを味わうことなく、ここまで頑張ってきました。全国の高校生に拍手を送ってあげてください。」

という素晴らしいお話をされました。この気持ちは、私もまったく同じです。

 この「全国の高校生」には、皆さんも含まれています。コロナ禍の中で、「今出来ること」に全力で取り組んできた皆さんに心からの拍手を送ります。

 最後に皆さんに2学期の合言葉を送ります。それは、…

ニ学期も 笑顔で 顔晴る(がんばる) 千原台

です。

 「がんばる」が「頑張る」ではなくて「顔晴る」となっています。今後の学校生活では、つらいことや難しいことも出てくると思います。そのようなときにも、ちょっと考える視点を変えて、笑顔で取り組めるようになるとさらに成果が現れるはずです。

 どんなことにも、笑顔で、楽しく取り組める千原台生へと、さらに成長していきましょう。

 これで、私からの話を終わります。

以上が始業式で話した「校長訓話」の内容です。

生徒たちに話したように、私自身も「笑顔で、顔晴る(がんばる)」2学期にしたいと思います!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。