YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

【千原台】熊本エデュケーションウィーク 様々な出会いと学び(番外編)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のタイトルは、

千原台】熊本エデュケーションウィーク 様々な出会いと学び(番外編)

です。

熊本エデュケーションウィークに参加させていただいたおかげで産まれた新たな「出会いと学び」についてお話しします。よろしくお付き合いください。

今日紹介したい新たな出会いは、熊本のユースセンター「トリノスミカ」さんとの出会いです。

ユースセンターとは、

「中高生を中心とした若者たちが、学校や家以外で自由に過ごせる場所です。

主な特徴

・居場所:放課後や休日に友達と遊んだり、勉強したり、自分の好きなことをしたりできます。

・学びの場:様々なイベントやワークショップが開催され、新しいことにチャレンジしたり、自分の興味を広げたりできます。

・相談の場:スタッフが常駐しており、悩み事や相談事を気軽に話せる環境が整っています。

~後略~」 グーグルAI「Gemini」より引用

というような場所です。

まさに「現代の教育現場の隙間を埋めてくれる素敵な場所」だと感じました。(不勉強な私は、今村さんのワークショップでこの話を聞くまでユースセンターの存在を知りませんでした。今村さんのワークショップについては、1月21日にブログでお話ししています。そちらをご参照ください。)

ということで、ワークショップを終えた今村さんにお願いして、一緒に訪問させていただいたのです。

私の車に二人で乗り込み、カーナビを頼りに、いざ「トリノスミカ」へ。

トリノスミカ」の場所は、熊本市の中心部を流れる白川のほとり、子飼橋のたもとでした。

私の自宅から車で10分ほどの場所なのですが、このような素敵な場所があることをこれまで全く知りませんでした。

私たちを迎えてくださったのは、(株)Lintukoto 高校生居場所支援 トリノスミカ 代表取締役 坂口京子さんです。

京子さんの娘の史乃さんが、同社の事務局/インストラクターを務めておられます。

ということで、ここでは社長の坂口京子さんのことを僭越ながら「京子さん」と呼ばせていただきます。

トリノスミカ」の中に入って最初に目にしたのは、1階のフロアに設置されているトランポリンの数々です。

「うちは、もともとはトランポリン教室をやってたんですよ。娘の史乃がインストラクターとして子どもたちに教えています。」

この日も放課後の時間帯だったことで、数人の小学生がトランポリンで汗をかいていました。

そこに通りかかった一人の小学生に京子さんが、

「まさるくん(仮名)、お客さんをお2階に案内してもらえる。」

と声をかけます。

「いいよ。」

私たちは、まさるくんの案内で2階にあがりました。

2階には、個室になった学習ルームや談話スペースがありますが、全体のつくりが「吹き抜け」になっているので、2階からも3階からも1階のトランポリンフロアを眺めることが出来ます。

京子さんが再び合流し(京子さんは、子どもや保護者が来られるたびにそちらに対応されて、また、私たちの戻ってこられるの繰り返しです。)、

「この梯子(はしご)を登ってみてください。」

と言われ、2階のフロアにかかっている梯子を登ると…、そこは、まさに「屋根裏部屋」をイメージした素敵なスペースでした。そのスペースには直径1m弱の丸いのぞき窓が設置されています。

「ここから外の景色を見ることが出来ます。今はトリノスミカで羽を休めている子どもたちもいつかはここを巣立って外の社会に飛び立ってほしい。その外の世界がここから見えるように設計しました。」

なんと素晴らしい発想でしょうか。

「しばらくここで語らいましょう。」

という京子さんのお言葉に甘えて、3人で熱く教育についた語ること1時間超。

午後5時前にうかがって7時過ぎに失礼するまでの2時間余りがあっという間に過ぎていきました。

「今後、トリノスミカさんのお役に立てるようなことを何かやってみたい!」と思える出会いと学びがぎっしりと詰まった時間でした。

突然の訪問を歓待していただいた京子さんはじめトリノスミカのスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

トリノスミカのカウンターで獲った記念写真 左寄り今村さん、京子さん

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。

【千原台】熊本エデュケーションウィーク 様々な出会いと学び(後編)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のタイトルは、

千原台】熊本エデュケーションウィーク 様々な出会いと学び(後編)

昨日のブログの続編です。よろしくお付き合いください。

熊本市教委が主催する熊本エデュケーションウィーク(以下KEW)が1月13日㈪~19日㈰に行われ、その中の3つのプログラムに参加させていただきました。

① 1月16日㈭ 鼎談(ていだん)「熊本市立高校が目指す新しい学び ~高校改革の成果と新しい挑戦~」

② 1月17日㈮ ワークショップ「これからの学校づくりを考える」

③ 1月17日㈮ 防災カードゲーム「クロスロード」体験会

この中の①については昨日のブログでお話ししましたので、今日は②、③についてお話しします。

先に③からお話しします。

③のファシリテーターを務めていただいたのは、熊本クロスロード研究会事務局長の松里健一さんです。

ワークショップ開始前にご挨拶に行って名刺交換をさせていただくと、松里さんから、

「実は私、何度か千原台高校にお電話させていただいたことがあるんです。」

言われます。

「私、毎朝イオンの前で交通指導していまして。」

「あー、今、つながりました。毎朝、たいへんお世話になっております。」

これまでに何度か生徒の自転車乗り方についてご連絡をいただいたことのあった方だったのです。

千原台高校からこのワークショップに参加したのは、「震災からの復興」をテーマに探究活動を行っている生徒12名。先日、「人吉に行き、水害からの復興の様子についてフィールドワークしたい!」ということで人吉に行ってきたメンバーです。

「クロスロード」については、次のような説明を受けました。

防災カードゲーム「クロスロード」は、阪神淡路大震災の実体験から出来た全国に広まる防災学習ツールです。災害時に難しい判断を迫られる様々なケースにおいて、どのような判断をするか「YES」か「NO」で回答する災害対応を疑似体験するゲームです。

~後略~(熊本市教委発行:連携企画案より引用)

私が見学に行った時には、

「あなたは15歳の受験生です。避難所でボランティアスタッフとして活動していますが、受検が近づいてきて『受験に専念して、ボランティアには一切関わらないように』と親御さんから指示されました。あなたならこの指示に従いますか?『YES』か『NO』で答えてください。」

という内容のお題が出ていました。真剣に議論する生徒たちの表情が印象に残っています。

最後に紹介するのは、②のワークショップ「これからの学校づくりを考える」です。

このワークショップのファシリテーターを務めていただいたのは(株)Discovery Stadio代表取締役であり教育コーディネーターとしても全国的に活躍されている今村亮さんでした。

私も今村さんのことは存じ上げていましたが、お会いするのは今回が初めてです。名刺交換後にお話をしていると熊本市のご出身ということで、一気に親近感がわきました。

このワークショップには、千原台高校の生徒会役員の皆さんが参加しています。

イントロダクションとして「現在の学校の課題や未来の教育の可能性」について今村さんからレクチャーがあり、その後「主体性を発揮してもらうにはどうすればよいか?」「理想の放課後の過ごし方とは?」などといったテーマでのグループディスカッションが進んでいきました。

今村さんがレクチャーで話された内容の中で、

「今、家庭、学校とは違う『第3の居場所』の必要性が世界中で認識されつつあります。」

「そのような『ユースセンター』が、世界中、また、日本全国に出来てきているのですが、この熊本市にも『トリノスミカ』というユースセンターが出来たということで、私もこのあと、そこへ行ってみようと思っています。」

この言葉が私の心に刺さり続け…、

ワークショップ終了後、今村さんにお礼のご挨拶をするとともに、

「このあと『トリノスミカ』さんを訪問されるということでしたが、私もそこにご一緒させてもらうことは可能でしょうか?」

と尋ねると、

「もちろん私は構いませんよ。一応、先方にお電話してみますね。」

そして、電話をかけていただき、先方からもご快諾いただきました。

初対面の今村さんに図々しいお願いをして訪問した「トリノスミカ」には、また、新しい素晴らしい出会いが待っていました!

そのことについては、次の(番外編)でお話ししますね。

2つのイベントでファシリテートしていただいた松里さん、今村さん、そして、素敵な企画をしていただいた熊本市教委の小原さん、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。

【千原台】熊本エデュケーションウィーク 様々な出会いと学び(前編)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のタイトルは、

千原台】熊本エデュケーションウィーク 様々な出会いと学び(前編)

です。

1月13日㈪~19日㈰の期間に行われた熊本市教委主催の熊本エデュケーションウィーク(以下KEW)に参加せていただいての「出会い」と「学び」についてお話ししていきます。

よろしくお付き合いください。

今回、千原台高校の生徒と私自身が参加させていただいたのは、次の3つのイベントでした。

① 1月16日㈭ 鼎談(ていだん)「熊本市立高校が目指す新しい学び ~高校改革の成果と新しい挑戦~」

② 1月17日㈮ ワークショップ「これからの学校づくりを考える」

③ 1月17日㈮ 防災カードゲーム「クロスロード」体験会

今日の(前編)では①についてお話しします。

あなたは「鼎談(ていだん)」という言葉の意味を知っていますか?

インターネット検索「コトバンク」には、次のように記されています。

てい・だん【鼎談】「鼎」は円形で三本脚の器のこと。三人が卓を囲んで話し合うこと。三人で会談すること。

ちなみに、二人の会談は「対談」です。

ということで、今回の「鼎談」で語り合った3人は、

熊本市立必由館高校校長の上野正直氏、熊本市千原台高校校長の私、そして、ゲストとして来ていただいたのが東京大学教授(元文科省副大臣)の鈴木寛さんです。

教育界では「鈴寛(すずかん)さん」の愛称で誰もが知る存在ですので、このブログでも僭越ながら以下、鈴寛さんと呼ばせていただきます。

鈴寛さんは、文科省におられるときに千原台高校の学科名にもなっている「探究」の重要性を解かれ、現在の学習指導要領の中心的なワードとなっている「探究的な学習」の導入を先頭に立って推し進められた方です。

現在も、東京大学公共政策大学院教授として全国の教育関係者、公共政策関係者に多くの学びを届けておられます。

今回の鼎談では、必由館の上野校長が司会進行を務めつつ、まずは、千原台高校、必由館高校からこれまでの実践を10分間ずつ発表。その後、その発表を受けて鈴寛さんからのコメントもいただきながら「新しい学びのあり方」について語り合うという形で進みました。

私が千原台高校の実践として発表したのは「フロンティアコンテスト」のことです。「ソーシャルビジネスプランコンテストを校内で実施し、優秀なプランを発表した生徒たちには30万円の事業資金を提供し、社会で実装する。」という取り組みです。

鈴寛さんは今から7年前に熊本市教委が「高校改革検討委員会」を立ち上げたときのメンバーでもあられます。

「私の役割としては『絵に描いた餅』を描くことだったのですが、それを『食べられる餅』にしていただいていることがわかり感激しています。」

という言葉を鈴寛さんからいただき、私自身が大感激でした。

その後も活発な意見交換を行い、あっという間の90分が過ぎていきました。

この様子は、KEWのホームページでユーチューブ公開されていますので、そちらも観てもらえると嬉しいです。

90分の鼎談の中で鈴寛さんが言われた二つの言葉を紹介して終わります。

「探究活動に興味を示さない生徒、熱くなれない生徒もいることが問題点とよく言われますが、高校時代に熱くなれなかった生徒も隣で熱くなった生徒のことを必ず見ています。」

「私たちが育てていくべき人物像は『高校を卒業した18歳から107歳まで学び続ける人』です。」

私自身がそうなって、生徒のロールモデルであり続けたいと思います!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。

【大相撲】令和7年初場所 今場所の見どころは…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のタイトルは、

【大相撲】令和7年初場所 今場所の見どころは…

です。

1月12日㈰に初日を迎えた大相撲の令和7年初場所も昨日(1月15日)で四日目を終えました。

そこで、今日のブログでは、私なりの視点での「今場所の見どころ」と「ズバリ優勝予想」をしてみたいと思います。よろしくお付き合いください。

場所前から私が「今場所の見どころ」と考えていたのは次の3つでした。

① 琴桜、豊昇龍の「ダブル綱とり」はなるか?

② 横綱照ノ富士の「復帰即優勝」がなるのか?

③ 横綱大関以外で優勝争いに絡んでくる力士は誰になるか?

四日目を終えた時点でのこの3つのポイントはどうか?

まず、①についてです。

今日の地元紙・熊本日日新聞のスポーツ欄には、

琴桜『綱』絶望的」

という見出しが…。

この見出しからもわかるように、琴桜の成績は四日目を終えて1勝3敗。初日こそ隆の勝に白星をあげたものの、その後、小結・阿炎、前頭の翔猿、霧島との取組で3連敗を喫し、新聞の見出しの通り「綱とりは絶望的」な状況となりました。

一方の豊昇龍は、ここまで4連勝。四日目の隆の勝戦では押し込まれる場面もありましたが、三日目までは万全の取り口。場所前からの「絶好調」をキープしています。

ということで、「残る綱とり候補」は豊昇龍のみという状況で「ダブル綱とり」は実現しそうにありません。

次に②の「横綱照ノ富士の『復帰即優勝』がなるのか?」についてです。

これもかなり厳しい状況になってきています。

これまでは、数場所休場が続いても「復帰すれば必ず優勝する」という相撲をみせてきた横綱ですが…。

今場所は、すでに初日の小結・若隆景戦、四日目の前頭の翔猿戦で二つの金星を与えてしまい、ここまで2勝2敗という苦しい星勘定になっています。

ただ、これまでにも「場所中に調子をあげていき、中盤から終盤に強さを発揮しての優勝」というシーンを何度も見て来ただけに、私は「まだ、望みはある」と思っています。

照ノ富士にとっての最大のヤマは、今日(五日目)の豪ノ山戦。この一番で土がつくようなことがあると…。今場所も途中休場という最悪のシナリオも考えられます。

一人横綱として満身創痍の中でも土俵を務めてきた照ノ富士。何とかこの難局を乗り切ってくれることを祈ります。

③ 横綱大関以外で優勝争いに絡んでくる力士は誰になるか?

の有力候補としてあげたいのは、西前頭3枚目の王鵬です。

NHK解説者の琴風さんも「昨年一年間でもっとも力を付けた力士」として王鵬の名前を挙げておられました。私もまったく同感です。

祖父は大横綱大鵬、父は元関脇の貴闘力とまさに「各界のサラブレッド」です。同じく祖父が元横綱、父が元関脇という系譜を持つ大関琴桜に先を越されてきましたが、着実に力をつけてきており、今場所は「大ブレーク」となる可能性を秘めています。成績もここまで4連勝で4勝0敗です。今後の更なる飛躍に期待しましょう。

ということで、最後に「今場所の優勝予想」をしてみます。

本命 豊昇龍

対抗 照ノ富士

ダークホース 王鵬

優勝候補としてこの3人を挙げておきます。(照ノ富士については、希望的観測を含みますが…)

今日の五日目以降の取組が楽しみです。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。

【ロアッソ】今季初トレマ ユースチーム相手に13得点! 新布陣を解説!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のタイトルは、

ロアッソ】今季初トレマ ユースチーム相手に13得点! 新布陣を解説!

です。

1月12日㈰に行われたロアッソ熊本の今季初トレーニングマッチを取材してきましたので、この話題をお話しします。よろしくお付き合いください。

試合会場である熊本県総合運動公園サッカー場に到着して、はじめに驚いたのは見学者数の多さです。この初トレーニングマッチには、これまでも見学に行ったことがあったのですが、おそらく過去最高の多さだと私は感じました。メディアの記事によると1000人以上の人が来ていたようです。

そんな中で行われた初トレーニングマッチを見るに際して、私は次の3点に注目していました。

① 新チームのフォーメーションはどんなフォーメーションなのか?

② センターFW、センターDF、GKには、誰が起用されるのか?(移籍した石川、江崎、田代が昨季になっていたポジション)

③ 新加入選手の中で即戦力として有望な選手は誰か?

これらのポイントを解説するためにも、まずは1本目の先発メンバーから。(トレーニングマッチは30分×4本という形式で行われました。)

GK 佐藤優

DF 岩下、黒木、袴田(20分→小林)

MF 豊田、根岸、竹本

トップ下 古長谷

FW 大本、べ・ジョンミン、藤井

1-3-3-1-3(今季からGKの1も表記してフォーメーションを記します。)というゲームスタート時の「並び」としては昨シーズンと同じフォーメーションでした。ただ、試合の中でフォーメーションが変化していったので、その点については後ほど説明します。

2つ目のポイントについてです。

GKには、ベテランの佐藤優也が1本目に起用されていました。その後、佐藤史、武者という順に起用され3人のGK全員がピッチに立ちました。

センターDFに起用されたのは、1,2本目は黒木、3,4本目は大西でした。いずれも昨シーズンのポジションからコンバートされての起用です。

センターFWに起用されたのは、1,2本目は入団2年目のべジョンミン、3,4本目は新加入でルーキーの半代でした。

3つ目の「即戦力として有望な新加入選手」としては三人を挙げておきたいと思います。

一人目は、1,2本目にセンターMF(アンカー)として起用されたMF根岸です。今シーズンの「新戦術」となるであろう「アンカーがDFラインまで落ちて来て、センターDFと横並びになり、左右のDFの攻撃参加を促す」という動きをスムーズにこなせていました。

二人目は、1本目の20分から左DFで起用された小林です。本来はMFの選手なので、「繋ぎのプレー」が安定していますし、相手からボールを奪う強さと攻撃参加の鋭さを兼ね備えた選手でした。ちなみに2本目に3点目の得点を得点を奪っています。

三人目は、3,4本目にセンターFWに起用された半代です。大津高校筑波大学でいずれもセンターFWとして活躍しただけあり、「点が獲れる選手」という印象を持ちました。この日も3,4本目の60分で3得点を奪い、ハットトリックを達成しています。

この試合をみていて、「3DFの両サイドも果敢に攻撃参加する昨シーズン以上の攻撃的なスタイル」が今季の「ロアッソのサッカー」になりそうで、ワクワクが止まりません。

ちなみに、3,4本目に起用された選手は、以下の通りです。

GK 佐藤史(→武者)

DF 阿部、大西、李

MF 飯星、上村、三島

トップ下 渡邉

FW 大崎、半代、塩浜

これらのメンバーで戦ったこの試合の結果は、1本目が1-0,2本目が2-0,3,4本目がいずれも5-0,トータル13-0という大差の勝利でした。この得点数も私の記憶によると「過去最多」だと思います。

なお、この試合の解説はYouTubeでも公開していますので、こちらも観てもらえると嬉しいです。

youtu.be

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。

【千原台】都道府県対抗女子駅伝 千原台女子陸上部員が大活躍!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のタイトルは、

千原台都道府県対抗女子駅伝 千原台女子陸上部員が大活躍!

です。

昨日(1月12日)行われた「都道府県対抗女子駅伝大会」で15位となった熊本県チームの走りについてお話しします。よろしくお付き合いください。

都道府県対抗女子駅伝大会」は、毎年、千原台高校の女子陸上競技部員や卒業生が出場してくれることもあり、私にとっては「楽しみに観戦する大会」の一つです。

今年のチームには、3人の千原台高校関係者がエントリーされていました。

4区 山下彩菜さん(千原台高校出身、大阪学院大学3年生)

5区 吉原碧彩さん(千原台高校2年生)

6区 平方杏奈さん(千原台高校3年生)

くしくも千原台高校の先輩から後輩へ、そして、再度後輩から先輩へとタスキをつなぐオーダーとなっています。

都道府県対抗女子駅伝大会」は、京都のたけびしスタジアムをスタート・ゴールとするコース、いわゆる「都大路」で行われます。

3人とも千原台高校のユニフォームを着て「都大路」を走った経験があり、山下さんは2,3年生で経験し、3年時には千原台高校が10位となる大健闘に貢献しています。吉原さんと平方さんも昨年度、今年度と2年連続で都大路を経験しています。

熊本の1区は尾方さん(日体大東海大星翔出身)です。スタートから先頭集団で走り、11位という素晴らしい順位でタスキを2区につなぎました。

その後やや順位を落とし4区の山下さんにタスキがつながります。大学生のトップランナーたちが走る4区で山下さんはやや順位を落としてしまったものの22位でタスキを受けた5区の吉原さんが順位を4つ上げ、6区の平方さんも順位を2つ上げるという素晴らしい走りをみせてくれました。

区間順位は、吉原さんが47人中の17位、平方さんが9位という好走でした。

特に昨年と同じ6区を走った平方さんは、昨年の26位という区間順位から大きく順位を上げており、試合後に、

「最初の上りで力をためたことが、最後のスパートに生きた。昨年の借りを返せた。」(令和7年1月13日発行:熊本日日新聞9面より引用)

と達成感を語ってくれています。

熊本県の最終順位は15位となり目標の8位入賞には届きませんでしたが、大健闘の走りをみせてくれました。

アンカーを走った堤さん(肥後銀行)23歳が最年長という若いチームです。選手たちが更なる成長を果たし、来年の大会ではさらに上の順位でゴールしてくれることだと思います。

ちなみに、7位入賞を果たした岡山県チームのアンカーを務めたのは、千原台高校出身で現在、実業団チーム天満屋に所属する西村美月さんでした。

これからも、千原台高校の現役、卒業生ともに数々のレースで活躍してくれることが楽しみです!

引き続き、皆様からの応援もよろしくお願いします!

平方さんと吉原さんが熊本に帰ってきたら、YouTubeインタビューもしたいと思っています。そちらの公開もお楽しみに!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。

【校長の仕事】台湾留学サポートセンター主催 「台湾留学連携協定調印式」にオンライン参加!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のタイトルは、

【校長の仕事】台湾留学サポートセンター主催 「台湾留学連携協定調印式」にオンライン参加!

です。

昨日(1月9日)行われた上記の行事の話題をお話しします。よろしくお付き合いください。

熊本県の公立高校校長会では、私が千原台高校に着任した5年前から台湾留学サポートセンター様との交流を開始し、「熊本県公立高校校長会」と「台湾留学サポートセンター」の間で「連携協定」を締結して、これまでにも多くの熊本県の高校生が台湾の大学への留学を果たしてきました。

千原台高校からもこの5年間で4人の生徒が台湾の大学に進学しています。

連携協定に参加する台湾の大学が8校から12校に増えたということで、今回、改めて「連携協定調印式」がオンラインで行われました。

台湾の大学に進学するメリットは、3つあると考えています。

① 英語と中国語を習得することで、日本語と合わせて3か国語を話せるようになる。

② 最新の情報技術、工業技術に関する知見が得られる。

③ 格安の経費で留学することができる。

①を満たすことにより、台湾の半導体製造企業のTSMCをはじめとする世界中のトップ企業への就職の道が開けます。もちろん、日本に帰国して日本のトップクラスの企業に就職することも出来ますし、欧米の大手企業に就職する学生も数多くいます。

②における台湾の大学の知見は世界のトップクラスだと言われています。

そして、何より驚くのは③の「経費の安さ」です。台湾の大学への留学費用は、日本国内で県外の国公立大学へ進学する場合とほぼ同額であり、さらに奨学金の制度も充実しています。これは、欧米の大学への留学に比べると驚くほどの安さです。

千原台高校では、台湾の新竹市にある光福高校と姉妹校提携を結んでいること、また、総合的な探究の時間の活動も含めてビジネス面での学習に力を入れていることなどから、今後さらに台湾の大学への留学を希望する生徒が増えて来るのではないかと思っています。

昨日の「連携協定調印式」には、連携協定を結ぶ12校の台湾の大学関係者と連携協定を結んでいる全国の高校のうちの調印式参加希望校約60校の校長、教頭、進路担当者などが参加しました。

はじめに、連携協定のおおまかなアジェンダが説明された後に各大学からの説明が行われました。

私が驚いたのは、中国語を日本語に訳してくれる通訳さんもいらっしゃったのですが、ほとんどの大学の関係者が英語で学校説明をしていたことです。中には、日本語で説明していた大学もありました。

台湾の大学の講義は「オールイングリッシュで行われる大学も多い。」と聞いていたのですが、改めて台湾の大学の国際性の高さを実感しました。

もう一つ凄いと感じたのは、12大学の「ほとんどがすでに1000人程度の留学生が来ていて、そのうち100人程度の日本人が留学生として在籍している。」という説明をされたことです。この点も日本の大学よりも留学生の比率がかなり高いと感じました。

千原台高校では、毎年1年生を対象に台湾留学サポートセンターの方をお招きしてのセミナーを開くことにしています。

校歌の3番の歌詞の最後に「世界に羽ばたく千原台」とあるようにスポーツ以外の分野でも世界に羽ばたく人材を育成していきたいと思います!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。