YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

初の単独ライブ! 2つの中学校で高校説明会に参加

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、今日のブログも昨日と同様に「私の一日」を振り返りながら、タイトルの話題に触れていきたいと思います。

まずは、朝のルーティーン。「アイビーリーメソッドで6つの仕事を付箋に書く」「朝掃除」「管理職ミーティング」から一日が始まります。

昨日の「管理職ミーティング」では、教頭から現在進行中の2件の「生徒指導案件」についての報告があり、いつもよりかなり長時間のミーティングとなりました。

火曜日と木曜日は、全体での職員朝会がないために「管理職ミーティング」を長めに行えます。

その後、「文書決済」「授業巡回」をして、10時半にお客様をお迎えしました。

先日のブログでお話しした前千原台高校・陸上競技部監督・故清水雅美先生の奥様とご長男でした。

「多くの先生方にご弔問いただき、本当にありがたかったです。本日は、そのお礼に参りました。」

ということでした。

現在、陸上部を指導していて、お通夜では「受付」を担当した2人の先生と一緒に校長室にて、しばしの歓談。

故清水雅美先生の人生を偲ぶひとときとなりました。

先生のご長男も元長距離ランナーであり、現在は社会人としてお勤めですが、本校の女子陸上部監督の高校の後輩にもあたるとということを知り、今後とも千原台高校陸上部へのサポートをお願いして、お二人をお見送りしました。

午後の一番の仕事は、2つの中学校での「高校説明会」への参加です。

昨日、今日と大変多くの中学校で「高校説明会」が開催されていて、昨日は3校、今日は4校から参加のご依頼を受けています。

というわけで、普段は教務主任と私の二人組で出かける「高校説明会」ですが、昨日は、教務主任が1校、私が2校に手分けして伺うことになりました。

昨日伺った2校は、いずれも千原台高校の近くに位置する「近隣校」であり、生徒数も比較的多い学校。受験してくれる生徒の獲得を選挙に例えると「大票田」と言える学校でした。

中学校に着くと、まずは、「控室」となっている「校長室」に案内されます。

「高校説明会」に参加されるほとんどの高校の先生方は、中学校の校長先生との面識はあられないので、いささか緊張気味に校長室で待たれます。

しかし、私は2年前まで中学校の校長をしていましたので、ほとんどの校長先生方とは「中学校長会」などでご一緒していた知り合いです。ですので、校長先生方と久しぶりにお会いするのも楽しみの一つとなっています。

昨日の2校の校長先生方とも、久しぶりの再会を喜び、互いの近況を話す楽しい「雑談タイム」を過ごしました。

さて、いよいよ「高校説明会」本番です。

普段二人で行う時には、私の出番は最初と最後の3分ずつなのですが、昨日は初の「単独ライブ」。

一人ですべての説明を行いつつ、コンピューターの設置などの機器操作もすべて自分で行わないといけません。

途中で機器の操作に手間取るという多少のミスもありましたが、与えられた15分から20分の時間をフルに使い、熱弁をふるって、千原台高校の素晴らしさを伝えることが出来ました。

聴いていただいた生徒や保護者の皆さんから拍手をいただき、会場の出口に向かって歩いているとき、生徒からの視線を感じてそちらに視線を送ると、一人の生徒がニコニコ笑顔で目で挨拶してくれています。

その生徒は、水曜日の「サッカースクール」に来てくれている選手でした。

「ありがとう」と小声でお礼を言って、体育館を出ました。

「高校の校長」と「サッカーの指導者」という私の二つの「ペルソナ(社会的な仮面という意味の心理学用語)」が重なり合った嬉しい出来事でした。(笑)

2つの中学校での「高校説明会」を終えて、学校に戻ると午後4時になっていました。

その後、教頭から数件の報告を受け、午後の「文書決済」を済ませて勤務終了です。

昨日は、第3木曜日。熊本県サッカー協会が主催する「GKクリニック」の開催日です。

勤務終了後に、熊本県総合運動公園スポーツ広場(人工芝グラウンド)へと向かいました。

そこで、小学校4年生から中学校3年生までのGKたちに、GKの技術指導を行い、長い一日が終わりました。

昨日も「高校の校長」と「GKコーチ」という二つの「ペルソナ」で行動できた素敵な一日でした。(笑)

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日は、週末前の金曜日です。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。

 

 

昨日は、こんな一日でした… 私の「ペルソナ」

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、今日は、特に一つだけ取りあげるような「トピック」も思い浮かばず…

とりあえず、昨日一日を振り返ります。

まず、朝の「ルーティーン」はいつもの通りです。校長室に着くと「アイビーリーメソッドで6つの仕事を付箋に書く」「朝掃除」「管理職ミーティング」。

そして、昨日は水曜日でしたので、職員朝会では「生徒理解プロジェクト」のメンバーから各学年の「気になる生徒たち」の報告が行われました。

そこでは、「学校への登校を渋り気味」と以前報告されていた生徒二人が、「それぞれの得意分野で大活躍をし、素晴らしい成果を納めた。」という報告がありました。

すごく嬉しい報告です。得意分野で成果を納めた生徒たちの自己肯定感は、当然、跳ね上がっており、今は二人とも生き生きとした表情で毎日登校しています。

生徒たちの力を引き出してくれた先生方の専門的な指導力に感謝です。

その後、私は学校を出て「熊本市内公立高校校長会(以下、校長会)」に向かいました。

熊本市内の公立高校、特別支援学校の校長が一堂に会し、情報交換を行う会で、2か月に1回行われています。

会場は、各学校の「持ち回り」となっており、昨日の会場校は「熊本県立第二高等学校(以下、第二高校)」でした。

第二高校は、平成15年度より毎年連続で、文科省から「スーパーサイエンスハイスクール(以下、SSH)」に指定されている熊本県内屈指の進学校です。

熊本市の東区に位置しており、熊本地震の際には、熊本市内の高校としては一番大きな被害を受けた学校でした。その時に倒壊した「本校舎」も2018年に新築され、ピカピカの「本校舎」で「校長会」が行われました。

「校長会」での話題は、「働き方改革」「一人一台の端末を利用したICT授業」「校則見直しの進捗状況」等々、現在の教育現場での課題となっているテーマについてです。

休憩時間となり、

「今、2階で理数科の生徒たちによる『総合的な探求の時間・中間発表会』を行っていますので、興味があられる校長先生方は、ご自由にご覧ください。」

という案内があったので、少しだけ参観させてもらいました。

さすがは、「SSH指定校」!

私が、参観した時に発表していたグループの発表テーマは「アスファルトの熱伝導率に関する考察~ヒートアイランド現象の克服を目指して~」というものでした。ここ数十年の各都市の平均気温の上昇率が、東京などの大都市ほど高くなっていることに着目し、大都市を覆うアスファルトの熱伝導率を明らかにしようという研究です。

まだ、中間発表ではありますが、その内容は熊本大学工学部研究室の協力も得ながら進められていて、とても高度なものでした。

後半の「校長会」では、「定年延長についての現状報告」が行われました。

どうやら私の年齢(1964年生まれ)の公務員の定年は、61歳に延長されるようです。

しかし、60歳で「役職定年」が運用されるそうで、61歳の1年間は「校長」ではなく「教諭」として働くことになるということでした。

60歳以降を「学校人」として生きるか?を真剣に考えておく必要があることを痛感しました。

「校長会」を終えて学校に戻り、午後の職務(文書決済、授業の巡回等)を行っていると、3年担任のT先生が校長室を訪れて・・・

「校長先生に、ご相談があるのですが・・・」

「はい。どうぞ。どんなことです?」

「実は、今、3年生の卒業アルバム写真撮影をグループごとに行っていて、うちのクラスに『校長室で撮りたい』と希望しているグループがあるのですが、よろしいでしょうか?」

「おー、校長室にそんなに親しみを持ってくれてるなんて、嬉しいですねー。もちろん、良いですよ。」

「ありがとうございます。生徒たちも喜びます。では、後ほど参りますので、よろしくお願いいいたします。」

ほどなく、生徒たちが、やってきました。男子だけ7人のグループです。

「やあ、いらっしゃい。来てくれて嬉しいよ。校長室のどの辺で撮影しますか?」

「どこにしようか?・・・あと、校長先生も一緒に写ってもらえますか?」

「おー、嬉しいねー。もちろん、良いよ!」

というわけで、千原台高校の校旗が入った額と優勝旗をバックにし、全員が応接テーブルの椅子に腰かけて撮影することになりました。

1枚目は、全員で足を組み、腕組みしたポーズで。2枚目は、全員で「せーの、いいね!」と両手の親指を上げるポーズで撮影しました。

生徒たちと直接触れ合えた「楽しいひととき」でした。卒業アルバムが手元に届くのが今から楽しみです(笑)。

その後、数件の会議や来客対応で勤務時間が終了。

放課後は、水曜の夜に毎週行っている「中学3年生のサッカースクール」に向かい、夜の7時から9時まで、9名のスタッフとともに47名の選手たちを指導。

帰宅は、夜の10時前。それから、遅い夕食と入浴を済ませて床に就いたのは11時半でした。

今朝は、いつもより遅めの5時半起床にして、何とか「6時間睡眠」を確保し、無事に「今日のブログ」を書き終わりました。

「校長」と「サッカー指導者」という「ペルソナ(外での仮面という心理学用語)」を使い分けたなかなかハードな一日でした。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。

 

オリンピアンが来校! 千原台男子ハンド部出身GK岩下選手

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

この夏、多くの人たちに感動を与えた東京オリンピック2020。その舞台に立ってくれた卒業生がいます。

千原台高校男子ハンドボール部出身で男子ハンドボール日本代表GKの岩下祐太選手です。

岩下選手は、千原台高校を卒業して、早稲田大学に進み、その後、日本ハンドボールリーグ所属チームであるトヨタ紡織九州レッド・トルネードに入団。2016ー17年シーズンには、全16試合に出場し、シュート阻止率リーグトップ(184/476)を記録するなどの活躍で日本代表となり、東京オリンピックの舞台で日本のゴールマウスを守りました。

10月17日(日)、トヨタ紡織九州レッド・トルネードの監督である岩本真典さん、同チーム所属選手である梅本貴朗選手とともに3人で本校を訪れ、本校の男子ハンドボール部、中学生の熊本県選抜チームメンバー等を対象にした「ハンドボール講習会」を開催をしてもらいました。

もちろん、岩本監督、梅本選手もともに、千原台高校男子ハンドボール部の出身です。

岩本監督は、千原台高校(当時は、熊本市立商業)を卒業後、早稲田大学に進学。その後、日本ハンドボールリーグ所属の三陽商会ー大崎電機に所属。2006年に日本リーグ史上初の1000得点を記録し、生涯得点1079得点という記録は、未だに破られていないという日本ハンドボール界の「レジェンド」です。

監督としても、大崎電気ー日本代表の監督を歴任された後、現在に至ります。

梅本貴朗選手は、千原台高校を卒業後、日本体育大学に進学。その後、トヨタ紡織九州レッド・トルネードに入団し、日本ハンドボールリーグで活躍する現役選手です。

ちなみに、岩下選手と梅本選手は、千原台高校時代の同級生でもあります。

このように素晴らしい経験と実績をお持ちの卒業生にハンドボールの指導を直接してもらえる機会があるというのは、生徒たちにとって本当に素晴らしいことです。

岩本監督には、以前にも本校を訪れていただいたり、高校の大会会場に視察に来られた折に、お会いしたりしていたのですが、2人の選手とは初対面でしたので、イベント前に控室になっている「体育教官室」にご挨拶に行きました。

2人の選手に名刺をお渡しし、ご挨拶。2年前に千原台高校の校長として赴任したこと。現在、サッカーの解説者としても活動していることなどの自己紹介をしました。

岩本監督は、実はハンドボールを始めたのは高校入学後であり、小学校、中学校時代にはサッカー部に所属されていて、しかも、私がかつて監督を務めていた京陵中学校サッカー部のご出身です。(もちろん、私が監督をするずっと前に卒業されていますが…)

そんなご縁もあり、サッカーとハンドボールの共通点などについて、よくお話をさせていただきます。

岩本監督からは、

「実は、私も先日、サガン鳥栖のユースチームのトレーニングを見学に行ってきたんです。いろいろと勉強になりました。」

などというお話もいただきました。

そんなところに、控え室に現れたのは、奥園栄純さんでした。

熊本県ハンドボール協会の理事長であり、熊本県立菊池高校の校長です。そして、私の大学時代の同級生でもあります。

今回のハンドボール講習会が実現したのは、「千原台高校男子ハンドボールOB会」と「熊本県ハンドボール協会」のご尽力のおかげということで、開会式でご挨拶いただくことになっています。

しばらく、岩本監督、2人の選手、奥園理事長、私の5人で談笑をしていると、

「間もなく開会式が始まります。」

と案内があり、体育館のアリーナへと向かいました。

開会式では、奥園理事長と私が挨拶をし、その後、3人の監督・選手からの自己紹介。

そして、「ハンドボール講習会」が始まりました。

講習会後には、中学生・高校生からの質問に岩下選手が答える「質疑応答タイム」が行われました。そこで、終了後にハンドボール部の生徒に、

「一番、心に残った話は何だった?」

と聞いてみました。

返ってきたのは、

「自分たちが『モチベーションをあげるためには、どんなことが大切ですか?』と質問したら、『日本リーグやオリンピック等の国際試合に出るときは、移動のバスの中から、試合のことをイメージしてモチベーションを作っていきます。だから、高校生なら家や寮を出て、自転車に乗る時から試合をイメージして少しずつモチベーションを上げていくことが大事だと思います。』というお話が一番心に残りました!」

男子ハンドボール部の生徒たちは、間もなく春に行われる「全国選抜大会」の予選に臨みます。

きっと全選手が、自転車に乗る時からモチベーションを高め、好成績につなげてくれることだと思います。

このような貴重な機会を与えていただいた岩本監督、岩下選手、梅本選手、そして、関係者の皆さんに心より感謝したいと思います。

そして、この偉大な先輩たちに肩を並べ、追い越していく選手を輩出できるように、頑張っていきたいと思います。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

週の中日の水曜日です。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。

千原台高校陸上競技部・前監督・清水雅美先生の訃報に接して…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

先週の木曜日の朝でした。いつものように生徒昇降口で「おはよう」と登校してくる生徒たちに挨拶をしながら、生徒たちを迎えているときのことです。女子陸上競技部の監督をしている塚本大介先生が、

「ちょっと、校長先生よろしいですか。」

と言いながら歩み寄って来ました。「生徒たちの前では…」という表情でしたので、そのまま、職員昇降口の方へ二人で向かい、

「どうしましたか?」

と尋ねると、

「前陸上部監督の清水雅美先生が、昨夜、お亡くなりなったという連絡が入りました・・・」

「えっ、そうなんですね・・・体調を崩されて入院していらっしゃるとは、聞いていたのですが・・・」

二人ともそのあとの言葉が出ませんでした。

清水雅美先生は、前陸上競技部の監督さんであり、体育教師としての大先輩です。

監督時代には、おもに女子の選手の指導を担当されており、駅伝の熊本県大会3連覇中である強豪チームの礎を築かれました。

そのあとを引き継いだのが、現女子陸上競技部監督の塚本大介先生です。

勇退後も、陸上競技部の指導には携わっていただいており、現在の3年生が1年生の頃には、「外部コーチ」という立場で直接指導に携わっていただいていました。

また、当時は、熊本市内の中学校の陸上競技部の指導のしておられ、「中学時代に清水先生にご指導していただいた縁」で千原台高校に進学し、陸上部に入部したという選手もいます。

清水雅美先生も私と同様に長年、中学校の体育教師として勤務され、最後の勤務校として、千原台高校に赴任されていました。

そんなご縁もあり、2年前に私が千原台高校の校長にし赴任してからは、時おり校長室を訪ねられ、いろんなお話をさせていただきました。

そんな折には必ず、

「あたが、校長として来てくれて安心したばい。やっぱ、千原台の校長は体育のもんが良かもんなあ。(君が校長として来てくれて安心したよ。やはり、千原台の校長は体育の教師が良いからね。)」

と言い、私が健康スポーツコース(体育コース)を有する千原台高校の校長に赴任したことをたいへん喜んでくださいました。

また、

「おるも、あんまし調子のようなかけん、病院に入ったり出たりしよっとたい。(俺もあんまり体調が良くなくて、病院に入院したり退院したりの繰り返しなんだよ)」

「ばってん、調子のよかときは、陸上部の練習になるべく顔ば出すけん。(でも、体調の良い時には、なるべく陸上部の練習に顔を出すから)」

「いっちょ、これからもよろしく頼むばい。(ひとつ、これからもよろしく頼むよ)」

独特の熊本弁でこのように語られていたことが、昨日のことのように思い出されます。

訃報を聞いた日、いつものように授業を参観して回っていると、一人の女子生徒が学習道具を出すこともなく、うなだれてしくしく泣いています。

私が声をかけようとすると、授業していた先生が私に目配せをしました。

「校長先生、清水先生の訃報をさっき聞いたようで・・・」

その生徒は、中学時代にも清水先生からの指導受け、先生の勧めで千原台の陸上部に入部してくれて、今やエース級の活躍をしているMさんでした。

私は、胸が締め付けられる思いになりました。

翌日、お通夜が営まれました。

大変多くの方々が、弔問されていましたが、コロナの影響で、全員が会してお参りをするスタイルではなく、受付を済ませた者から順次ご焼香をし、遺族の皆様にご挨拶をするという形でのお通夜が執り行われました。

私の前にご焼香をしたのは、女子陸上部の3年生部員でした。清水先生の遺影を前にして号泣し、涙が止まりません。

母親に肩を抱かれて、何とかご遺族の前まで歩んだその生徒に、清水先生の奥様は、

「ありがとうね。うちのお父さんもきっと空の上から、あななたちの姿をみとらすけん、これからも頑張って走ってね。」

と優しく声をかけてくださいました。

次に歩を進めた私は、清水先生ご自身とは何度もお会いしていますが、ご家族の皆さんとは初対面です。

「現在、千原台高校の校長をしております南と申します。生前の清水先生にはたびたび校長室をお訪ねいただき、激励の言葉をいただいておりました・・・」

とご挨拶をすると

「あー、校長先生。主人がいつもYouTubeを観ていたので、私たちは先生のお顔を存じ上げていますよ。これからも陸上部をよろしくお願いしますね。」

と優しく声をかけていただきました。

私は、驚くとともに感動して胸が熱くなりました。

清水先生とは、何度もお話をしていましたが、YouTubeについてお話ししたことはなかったからです。

私のYouTubeチャンネルでは、サッカーの解説のほかに千原台高校の生徒たちへのインタビューも行っていて、大会で優秀な成績を納めてくれる女子陸上部の皆さんへのインタビューもよく行っています。それをご覧になっていたのだと思います。

清水先生の千原台高校陸上部への愛の深さを心に刻み、もう一度ご遺影に手を合わせて、お通夜の会場をあとにしました。

そして、清水先生のご期待に応えられるような学校経営をしていくことを心に誓いました。

ご冥福を祈りし、心より哀悼の意を表します。合掌。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。

千原台高校自転車競技部 新人戦で大活躍!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

10月16日(土)~17日(日)の日程で、熊本県高校自転車競技新人戦大会が、久留米競輪場を会場に行われました。

熊本市の水前寺競輪場が熊本地震で被災してしまい、まだ復旧しておらず、それ以来、熊本県大会は、毎回、福岡県大会との合同開催という形で、久留米競輪場で開催させていただいています。

福岡県高体連自転車競技部の皆さん、福岡県自転車競技連盟の関係者の皆さんには、感謝、感謝です。

また、この大会は毎回、YouTubeライブ配信を行っています。そこに、力を貸していただいているのが、崇城大学の大学生の皆さんです。

福岡県まで応援に行けない保護者の皆さんや学校関係者の皆さん、自転車競技のファンの皆さんにとって、とてもありがたいライブ配信です。

この学生の皆さんにも感謝、感謝です。

また、その他にもたくさんの関係者の方々が大会の運営に関わられています。

本校からも、自転車競技部の顧問をはじめ、4人の教職員と1人の外部コーチを派遣しました。

さらに、新人戦ということで、高校生としての競技を引退し、すでに大学への進学が内定している3人の3年生も補助役員として運営を手伝ってくれています。もちろん、3人とも大学進学後も自転車競技を続ける生徒たちです。

本部席で観戦しながら、大会運営のディレクターとして仕事をしている顧問の中田先生に向けて、

「3年生も3人来てくれて、手伝ってくれていますね。」

と声をかけると、

「はい。3年生は、ここまで自転車で来てます!」

私は、驚いてしまい

「えーっ、熊本から久留米までって100kmくらいあるんじゃないですか?」

と言うと、

「いやあ、60kmくらいのもんですよ。そんなん、日頃の練習より短い距離ですから。」

私は、自転車競技の日頃の練習量のすさまじさを再認識し、目の前で競技を繰り広げる選手たちに改めて敬意を持ちました。

大会の結果は、2年生の中村信太くんが「ポイントレース」で見事に優勝しました。

中村信太くんのお兄さんは、全日本高校自転車競技選手権の「ポイントレース」で2連覇を達成し、「熊日スポーツ大賞」も受賞して、今年、千原台高校を卒業した中村栄杜くんです。

信太くんは、今回が初優勝。

優秀な成績を納めて、自転車競技部のヒーローとなって卒業していった兄の背中にあこがれを感じつつもも、ついつい兄と自分を比較してしまい、辛い気持ちになった時期もあったことだと推察します。

そんな中村信太くんの大会での初優勝。

心から「おめでとう」の拍手を送りたいと思います。

久留米まで車で往復しながら、タブレットを使ってアマゾンプライムで上映されている映画「弱虫ペダル」を観ました。

中学校まで友達が出来ずに、ひたすら週末には、自転車で「アキバ通い」をしていたアニメおたくの主人公・小野田坂道は、高校に入学して「アニメ研究会」に入部して大好きなアニメについて友達と語り合うことを楽しみにしていました。

しかし、残念ながっら「アニメ研究会」は、部員不足で休部中。担任の先生に復活を嘆願しますが、

「部員を5人集めたら、考えてやる。」

と言われ、もともと友達のいない小野田にとっては、絶望的な状況です。

そんな中で、毎日、坂道をママチャリで一気に登ってくる小野田の姿に注目した2人の生徒がいました。自転車競技部のエース候補の今泉俊輔と女子マネージャーの寒咲幹でした。

マネージャーの寒咲幹から今泉俊輔と自転車で勝負し、小野田か勝てば今泉は、アニメ研究会に入るという勝負を提案され、二人は勝負します。

勝負の結果は、今泉が僅差で勝利。

そこで、自転車競技の魅力を体感した小野田は、自転車競技部に入部して・・・

というようなお話しです。

この映画は、いわゆる「青春ドラマ」であり、50代も後半のおっさんが観るにはミスマッチな感じもしながら、観はじめたのですが、どんどん作品と自転車競技の魅力に引き込まれ、ラストシーンでは大きな感動を得ました。

読者の皆さんにも、機会があればぜひ観ていただきたい映画でした。

千原台高校の自転車競技部の生徒たちも、「弱虫ペダル」の小野田くんほどではないにせよ、ほぼ、全員が中学時代には、「自転車競技以外の部活動」で活動していた生徒たちです。

野球部、陸上部、相撲部など様々な競技の出身者がいますが、その中学時代の部活動の様子は、「活躍」ではなく、あくまでも「活動」だったのです。

つまり、その種目で「活躍」していた選手たちは、その種目を続けます。そうではない生徒たちが、「自転車競技」という新しい種目に出会い、その競技に青春を燃やしているわけです。

そんな千原台高校自転車競技部の活躍をこれからも精一杯応援していきたいと思います。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

週のスタートの月曜日。

皆さんにとって、素敵な一日になりますように。

ロアッソ3ゴールを奪い、7連勝! 私が選ぶMVPは…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、昨日行われたJ3リーグ第23節、ロアッソ熊本アスルクラロ沼津戦は、ロアッソ熊本が3-1と勝利して、チーム史上最多の7連勝を記録しました!

今日は、この試合を振り返ります。最後に、私が独自の目線で選ぶMVPを発表します。最後までよろしくお付き合いください。

まずは、先発メンバーです。

GK 佐藤

DF 黒木、菅田、酒井

MF 上村、河原、竹本

FW 杉山、高橋、伊東、ターレ

と前節・八戸戦と全く同じメンバーとなりました。

対する沼津の注目選手は、何と言っても昨シーズンまでロアッソに所属していたGK野村です。

前半戦での沼津との対戦では0-1で敗れたのですが、その立役者となっていたのは、間違いなく彼でした。その後、続けて3試合に出場したようですが、7月に入ると再び出場機会を失っていて、この試合が約3か月ぶりの先発です。

試合は、沼津が主導権を握る立ち上がりとなりました。

前半8分には、ロアッソフリーキックのこぼれ球を拾われて、カウンター攻撃を仕掛けられます。そして、相手選手とGK佐藤が1対1となる決定機を作られますが、ここは、佐藤が好セーブで何とかしのぎました。

しかし、前半13分、逆にロアッソ熊本に先制のゴールが産まれます。

自陣でもらったフリーキックのボールを右サイドでつなぎます。一瞬、相手選手にボール奪われますが、そこをすぐに奪い返したのはMF上村でした。そのボールをMF河原につなぎ、河原が2タッチで前線ペナルティーエリア内に走り込む伊東に縦パスを送るとその伊東に対して相手選手がファールを犯し、ロアッソ熊本にPKが与えられました。

これをFW杉山が冷静に決めて、1-0とロアッソがリードします。

しかし、その後もなかなか沼津のボールを奪えない時間が続きました。

そんな前半23分、スローインの流れから、クロスを入れられ、ヘディングシュートを決められて試合は1-1となります。

このまま前半が終わるかと思われた前半45分、再びロアッソが勝ち越しゴールを奪います。

右サイドで高橋がキープしたボールを杉山に下げて、クロスを上げずに上村にパス。

ボールを受けた上村が、中にいた河原にパスを出すとボールは、河原、伊東と1タッチでつながり、前方へ走り込んだ高橋へ。これを相手選手がスライディングタックルで倒してしまい、ロアッソに再びPKが与えられました。

これを高橋が決めて2-1と再びリードします。

後半に入ると、ロアッソがペースを握ります。

後半10分、相手陣内左サイドで一度ボールを奪われて、相手がつなごうとした横パスをインターセプトしたのはMF上村。ゴール方向へドリブルで切り込んだ上村は、中のタレーレスにパスを送ると1タッチで河原へ。河原は後ろから走り込んだMF竹本に落とすと、このボールを竹本が思い切りミドルシュート。ボールは沼津ゴールへと吸い込まれました。

これで、竹本選手は3試合連続ゴールです。

試合はこのまま終了し、3-1でロアッソ熊本が勝利を収めました。

さて、今日のMVPですが、ここまで読んでお気づきでしょうか?

3つのゴールシーンの説明、すべてに名前が出てくる選手がいます。それは、河原と上村です。

中でもそのうち2つのゴール(1点目と3点目)の始まりは、上村の「ボール奪取」でした。

今のチームの好調の要因は、この「攻撃から守備への切り替え」にあるというのが、私の考えであり、それをこの試合で一番体現していたのが、上村選手でした。

というわけで、私が選ぶこの試合のMVPは上村周平選手です!

今シーズンの残りは7試合です。

まだまだ何が起こるかわからないのが、リーグ戦です。

最後まで気を緩めることなく、一試合一試合に集中し、勝ちを積み重ねていってほしいと思います。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日は日曜日です。皆さんの日曜日が、素敵な一日になりますように。

 

村田沙耶香著「生命式(河出書房新社)」を読んで思うこと…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日は、久しぶりに最近読んだ本についてお話しします。

その本は、芥川賞作家である村田沙耶香さんの「生命式(河出書房新社)」です。

帯には、「文学史上、最も危険な短編集」と書かれています。この言葉の通り、まさに「村田沙耶香ワールド」と言える不思議な世界観が描かれた12編の短編が収めれています。

「生命式」は、そのうちの1つ目の作品の題名であり、それが著書のタイトルとなっています。

「生命式」とは、近未来の「お葬式」のことであり、私たちの感じている「常識」とは何か?を考えさせられました。

ただ、この作品の感想を詳しくここで話すには、まだ、私の感性が追いついていない感じがするので、興味がある方は是非読んでみてほしいと思います。

今日、お話したい作品は、この短編集の最後に収められている「孵化」という作品です。

主人公は、高橋ハルカ。ハルカはマサシとの結婚を間近に控え、二人は同棲中です。

ただ、結婚式を挙げるにつけて、困ったことがあります。

結婚式をすることで、ハルカの中学時代、高校時代、大学時代のサークル、バイト先、そして、今の職場での友人・知人が一堂に会することになるからです。

なぜ、困るのか?

それは、そのれぞれの時代の彼女の「キャラ」が全く違っているからです。

中学時代は、まじめで何事もきちんとしているキャラで「委員長」と呼ばれていました。

高校に入学すると、「天然キャラ」となり、そこでは「ハルカ」を文字って「アホカ」と呼ばれています。

大学に通うことになり、入会した映画鑑賞サークルでは、「かわいいキャラ」となり「姫」と呼ばれました。

しかし、最初は「かわいいキャラ」に合っていると思って始めたファミレスのバイト先では、重い荷物を持ったのをきっかけに「力強い女子キャラ」となり、「ハルオ」と呼ばれます。

そして、大学を卒業して入社した会社では、なるべく自分の「キャラ」を出さないように過ごしていたので、クールで、一匹狼でいつも紳士的な「キャラ」となり、「ミステリアスタカハシ」と呼ばれるようになりました。

彼女は、そんな自分のことを

「あるコミュニティーの中で『好かれる』ための言葉を選んで発信する。その場に適応するためだけに『呼応』する。ただそれだけのロボットのようなものだったのだ。」

(本書より引用)

と感じています。

ですから、それぞれの「キャラ」をハルカだと信じている友人・知人が結婚式で一堂に集うと大混乱になってしまうというわけです。

そんな、ハルカの本当の姿を知っている友人が一人だけいます。小学校からの幼なじみであるアキです。(ちなみに、婚約者のマサシとは、高校時代の「アホカ」のキャラで付き合っています。)

この悩みをアキに相談すると、親身に相談に乗ってくれて、さらに、「結婚祝い」としてあるプレゼントを渡してくれます。

そのプレゼントとは・・・

ここから先を話すと「ネタバレ」になってしまうので、興味のある方はぜひお読みください。

さて、この「ハルカ」はかなり極端ではありますが、私たちの中にも、

「その『場』の空気に『呼応』して言葉を発したり、行動をしたりする。」

という一面は、必ずあると思います。

このことを心理学では、「ペルソナ」と呼びます。

「ペルソナ」とは、「仮面」という意味で、私たちはある意味いろんな仮面をつけて社会生活を送っているということです。

例えば、私には、職場では「校長」、家庭では「夫」「父親」「息子(両親と同居なので)」、スタジアムに行けば「サッカー解説者」という「ペルソナ」があるわけです。

確かに、私の中にもその場面場面で使い分けている「キャラ」があるように思います。

最近は少なくなってはきたものの、数年前まで、よく家庭で妻に言われたセリフがあります。

「あんた、よくそれで校長が務まるね!」

どんな場面でこの言葉をあびるのか?

それは、妻の話を新聞を読みながらとか、テレビを観ながらとか、上の空で聞いていた時でした。

「職員の話をこんなふうに聞く校長は最低だ!」

と言われているわけです。(ちなみに、妻の職業は小学校の教師です)

まさに、「ペルソナ」の負の部分です。

私にもいくつかの「ペルソナ」がありますが、それがなるべくプラスの意味で一致していくように生きていきたいと、改めて思わせてくれた作品でした。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日は、土曜日です。私は、このあと自転車競技部の大会の応援に久留米競輪場へ行ってきます。

皆さんの土曜日が、素敵な一日になりますように。