YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

イチオシ男子サッカー フランス撃破し、強さを証明!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

いやあ、昨日も東京オリンピックでの日本選手の快進撃が続きましたね。水泳女子200m個人メドレーでの大橋の2冠達成。男子体操個人総合では、最後の鉄棒で完璧な演技をみせて体操界のニューヒーロー橋本が大逆転の金メダル。柔道女子70㎏級では、新井が16分を超える死闘となった準決勝を乗り越え、執念の金メダル。どの場面にも胸が熱くなりました。

そんな中で、私のイチオシ、男子サッカーも見事な試合をみせ、強さを証明してくれました!

2018年ワールドカップの優勝国であるフランスを相手にし、なんと4-0の完勝です!思わず拍手!

では、まずは、試合を振り返ります。

先発は、

GK 谷

DF 酒井、吉田、冨安、中山

MF 遠藤、田中、堂安、久保、旗手

FW 上田

の11名。すでに、リーグ戦で2勝を挙げて有利な状態での一戦ということで「ターンオーバーか、ベストメンバーか?」という注目点もありましたが、DFにケガから復帰した冨安とこれも大会前に故障があり、やや出遅れていた上田が、今大会初スタメン。さらに、最近はサイドバックでの起用が多かった旗手をMFで起用するというスタメンになりました。

試合は、立ち上がりから日本ペースで進みます。まずは、前半27分、MF田中から久保に縦パスが入り、そのボールを上田につなぎます。上田がドリブルから強烈なシュート。このシュートは相手GKのセーブにあいますが、そこへ走りこんだのが久保。こぼれ球を拾って、シュート。見事な先制点を奪いました!

続く34分にも、旗手、久保、上田とつないだボールを上田が強烈なシュート。GKがはじいたところに走りこんだ酒井が冷静にシュートを決めて試合は、2-0となります。

ここで、前半は終了。2点をリードした日本は、3戦連続ゴールとなった久保をベンチに下げ、MF三好を起用して、後半をスタートします。

後半の立ち上がりこそ、何とか1点が欲しいフランスに押し込まれるシーンが多く見られますが、押し込まれつつも相手のスキをついてのカウンターをねらうという試合展開。そんな後半25分、DF中山からFW上田に縦のロングパスが入り、そのボールを左サイドのMF旗手へ。旗手が落としたボールに走りこんだのは、後半開始から出場のMF三好。利き足の左足を振り抜いたシュートは、見事にフランスゴールに吸い込まれ、勝敗を決定づける3点目を奪いました!

この直前に、酒井→橋岡の交代がありましたが、このゴールで遠藤→板倉、堂安→相馬。さらに後半35分には、田中→前田という選手交代が行われました。

そして、後半アデショナルタイムに入った46分。左サイドの自陣でボールを受けた三好が相手DFライン裏へ走りこむ相馬に見事なロングパスを通します。これをドリブルで持ち込んだ相馬。シュートを狙うかと思いきや、さらに良いところに走りこんでいた前田にパス。前田が今大会初ゴールとなる4点目を相手ゴールに突き刺しました!

2018年ワールドカップ優勝国であるフランスを相手に,,まさに「横綱相撲」とも言える素晴らしい試合を見せてくれました。

まずは、この試合の収穫。それは、多様なメンバーを起用しながらゲームを進めることが出来たという点です。一番大きいと感じるのは「DF冨安の完全復活」です。今後、一発勝負となる決勝トーナメントを考えたとき、彼が戻ってきたDFラインは、さらに安定感を増しました。

また、旗手のMFでの起用、板倉、中山のボランチ起用、相馬の右サイドMF,、前田の左サイドMFでの起用など様々な選手を起用しながら,数多くのフォーメーションパターンを試すことが出来ました。

唯一の不安材料は、酒井が大会累積2枚目のイエローカードをもらい、次節出場停止となったことです。しかし、そこは層の厚いチームです。この試合で酒井に代わって途中出場した橋岡の起用や町田を左SBに起用にして、中山を右に回すなどいろいろな選手の力を合わせて乗り越えてくれると思います。

ベスト8をかけて戦う次の相手は、ニュージーランドラグビーでは、超強豪国ですが、サッカー界では全くの無名国。しかし、1次リーグでは韓国を1-0で破るなど波に乗っているチームです。

試合後に久保はこう語っています。

「勝てない相手はいない。かといって絶対に勝てるという相手もいない。油断せず、自信をもって臨みたい。」

私もまさにその通りだと思います。

我々サポーターもこの勝利に慢心することなく、7月31日(土)の準々決勝ニュージーランド戦にテレビの前から参戦しましょう!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。素敵な一日をお過ごしください。

千原台高校オープンキャンパス 最大の武器は、在校生の笑顔!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、連日、日本の「メダルラッシュ」が続く東京オリンピック。昨日も柔道男子81㎏級で永瀬選手が、リオ五輪銅メダルの悔しさをバネにして、我慢の柔道で金メダルを獲得。

また、上野投手を中心に感動のプレーの連続で、宿敵アメリカを破り13年越しの夢をかなえて金メダルをつかんだ女子ソフトボールチームのプレーには、本当に感動しました。

ただ、ここ数日ブログでは「オリンピック一色」でしたので、今日は、久しぶりに学校の話題をお話しします。

昨日、千原台高校では中学生を対象とした「体験入学」を実施しました。いわゆる「オープンキャンパス」です。

昨年度、千原台高校に校長として赴任し、

「何とか活性化したい!」

と考えた行事の一つがこれでした。というのは、ここ数年、倍率の低下傾向がみられていて、それを食い止めるためには、

「中学生に千原台の魅力をしっかりと伝えていくことが大切!」

と考えたからです。

そこで、昨年からこの行事については、「プロジェクトチーム」を結成し、活性化を図ってきました。

まずは、その様子をお話しします。

オープニングは、eスポーツ部が活躍します。ステージ上に大スクリーンを設置し、「ぷよぷよ」というゲームで本校のeスポーツ部と参加してくれた中学生が「ぷよぷよ対決」をします。受付を終えて、体育館に入ってきた中学生が最初に目にするのは、大画面で繰り広げられる「ぷよぷよ対決」です。

次に、ダンス愛好会の生徒たちが、ステージ上でダンスを披露します。ダンス愛好会の主な発表の場は、10月に行う「千原台フェスティバル(文化祭)」であり、そこに向けて練習中なのですが、練習中のダンスの中から、昨日は1曲だけを披露してもらいました。

その後、正式な開会行事として「校長挨拶」があります。もちろん、堅苦しい挨拶はしません。千原台高校の素晴らしさを3つ紹介したあとに、私のYouTubeチャンネルとブログの宣伝をして終了です。

その後に、教務主任が「学校の概要説明」のプレゼンを行いました。昨年までは、教務主任が話すだけでしたが、今年は、各コースから1名ずつ在校生に登場してもらい、自分のコースのアピールをしてもらいました。

ここまでで「全体行事」は終了。この後は、各コースに分かれての「模擬授業」や「コース説明」となります。

健康スポーツコースでは、コース主任から「コースの概要」をプレゼンしたあとに、今年の体育大会で行った健康スポーツコース伝統の「マスゲーム(組体操・集団行動)」の映像を視聴してもらいました。健康スポーツコースの雰囲気が伝わったと思います。

国際経済コースでは、「中国語」と「英語」の模擬授業を行いました。それぞれ、中国人とオーストラリア人の講師が担当します。そこでも、在校生が登場し、それぞれ、中国語、英語でのスピーチも披露してくれました。2班に分かれて活動し、前半と後半で入れ替わりました。

OA会計コース、経営情報コースでは、「名刺づくり」の模擬授業を行いました。名刺は、ビジネスパーソンにとって、自分のことを相手に伝える大切なツールであることを学んだあとに、中学生に自分の名刺を作成してもらいました。ここでも、在校生が「アシスタントティーチャー」として活躍し、中学生をサポートしてくれました。

最後の活動は、「部活動見学・体験入部」です。多くの中学生が、本校生徒の部活動の様子を見学したり、運動着やユニフォームに着替えて、練習に参加してくれたりしました。

この体験入学の大枠は、昨年の「プロジェクトチーム」が考えてくれたのですが、今年の「プロジェクトチーム」が新しく加えてくれた視点があります。それは、「在校生の積極的な参加」です。実際に今年は、昨年の約2倍の生徒がこの行事に参加してくれました。

そして、最高の笑顔で、

千原台、楽しいよー。」

千原台を受けてねー。」

と中学生に話しかけてくれました。

このように、在校生の参加をすすめたのには、ねらいがあります。それは、「マーケティング理論」の中の「口コミ戦略」を取り入れたかったということです。

「口コミ戦略」の中心になるのは、「お客様の声」です。では、高校にとっての「お客様」は、誰なのか?それは、「在校生」です。そこで、「お客様=在校生の声」が直接、次のお客様(見込み客)である中学生に伝わる絶好の機会が「体験入学(オープンキャンパス)」であると考えました。

「体験入学」に参加してくれた中学生が、在校生の笑顔や声掛けから千原台高校の素晴らしさを肌で感じてくれて、多くの人たちが本校の門を叩いてくれるのを楽しみにしています!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。週の中日の水曜日、素敵な一日をお過ごしください。

それぞれの「金メダルへの道」 脳科学的に分析!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

ここ数日、毎日、東京オリンピックの話題をお話ししていますので、今日は、日常生活の話題を…と思っていたのですが、連日の「金メダルラッシュ」を目にして感動すると、どうしてもそのことを書きたくなってしまいます。ご容赦ください。

というわけで、昨日も、スケートボードストリート女子で西矢選手が13歳10ケ月という日本人史上最年少での金メダル!

男子柔道73㎏級では、大野選手がリオデジャネイロ五輪に続き、オリンピック2連覇の金メダル獲得!

今大会から始まった卓球混合ダブルスでは、水谷・伊藤ペアが王者中国を破り、初代チャンピオンとなる金メダルをゲット!

3つの金メダルを獲得するという日本選手団の大活躍がみられました。

どの種目の金メダルの瞬間も素晴らしく、心からの感動を覚えるのですが、感動しつつも、職業柄ついついそこまでの「金メダルへの道」に興味がわきます。そこに、私なりの分析をしてみたので、今日はそのことをお話しします。

山の頂上を目指すときに、

「目指す頂上は同じでも、そのルートは様々である」

ということをよく言いますが、「金メダル」という頂上を目指す選手たちにも、そこを目指すルートはそれぞれだと思います。

今回の3つのメダルでは、スケボーの西矢選手と卓球の水谷・伊藤選手の「道」が似ていて、柔道の大野選手はまったく違うルートで金メダルにたどり着いたと感じました。

まず、西矢選手、水谷・伊藤選手の状況には、共通点があります。それは、大会前から「優勝候補No.1」というわけではなかったという点です。

もちろん、世界トップレベルの実力を持ち、真剣に金メダルを目指すアスリートではあるのですが、「追われる立場」というわけではなかったということです。

そんな彼女・彼らが頂点を目の前にしている時に、その脳に最も多く分泌されていたと考えられる神経伝達物質は、「ドーパミン」です。

そして、彼女・彼らのメンタルの状態は「メンタルヴィゴラス状態」にあったと考えられます。

「メンタルヴィゴラス状態」とは、脳内に大量のドーパミンが分泌し、心がワクワクしてすべてがうまくいくと感じている状態のことです。

そのことは、西矢選手、伊藤選手の試合中の表情や試合後のインタビューが示しています。

西矢選手は、

「世界の名だたる有名選手と一緒に演技出来て楽しかった。」

と語り、伊藤選手は、

「卓球協会の方々を始め、多くの方々に応援していただく中でプレー出来て、とても楽しくプレーできた。」

と語っていました。

また、時々笑みを浮かべながらプレーしている伊藤選手の表情から、まさにこれこそ「メンタルヴィゴラス状態」!と感じました。

かたや、柔道・大野選手の「金メダルへの道」は、全く違うルートをたどっています。

まず、前者との状況の違い。それは、大野選手は、「リオの金メダリスト」であり、大会前から「絶対王者」であったという点です。完全に終われる立場です。

試合後のインタビューで、

「リオからの5年間。たくさんのつらいことを乗り越えてきました。その5年間のつらさを凝縮したようなつらい一日でした。」

と語っています。

一日で初戦から決勝戦までのすべてを終える柔道の個人戦では、試合の時に100%の緊張感で臨めるように、試合と試合の合間はリラックスして過ごす選手が多いですし、メンタル的な原則としては、それが正しいとも言えます。

しかし、大野選手は、試合と試合の間の時間もまったく表情を変えず、常に緊張感を持続させていました。ここに、大野選手の「絶対王者」としての強さがあります。

大野選手の家には「粗野なれども卑に非ず」(原文ママ)と書かれた額があるそうで、それを常に見える位置に掛けているそうです。高校時代の恩師から贈られたものです。

大野選手の求めるものは、まさに「武士道」そのものです。

そんな、大野選手の脳内に最も多く分泌していると思われる神経伝達物質は、「アドレナリン」です。人類があらゆる生物の攻撃を逃れ、生き延びてくるために人の脳に備わってきた「逃走・闘争本能」。これを全開にした状態で試合に臨み、オリンピック2連覇となる金メダルをつかみ取りました。

どちらの道を歩むのもそれぞれのアスリートが選ぶ道。それぞれの素晴らしさがあり、それぞれの感動があります。その感動を味わいつつ、自分の生活に活かせるものを見つけていきたいと思います!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。暑さ対策をしっかりと行い、素敵な一日をお過ごしください。

男子サッカー 頂へ向けて一歩進む! 頼もしき男たち

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

4連休最終日となった昨日、東京オリンピック日本選手団は、一日で「金4つ」という快進撃をみせてくれました!

柔道の阿部兄妹、競泳400m個人メドレーの大橋、スケボーストーリートの堀米とそれぞれに素晴らしいパフォーマンスをみせ、それぞれのドラマがあります。

そんなわけで、新聞等での扱いはまだまだ小さいのですが、「私のイチオシ」男子サッカー日本代表も強豪メキシコを破るという素晴らしい試合をみせてくれました。

まずは、簡単に試合を振り返ります。

日本の先発は、

GK谷

DF酒井、吉田、板倉、中山

MF遠藤、田中、堂安、久保、相馬

FW林

の11人。前節・南アフリカ戦からの変更はMF三好→相馬の一人だけです。ベンチには、ケガから復帰したMF三苫が入っています。

対するメキシコは、4-3-3のフォーメーションで前節と全く同じメンバー。注目は、背番号10を背負い「メキシコのメッシ」と言われるFWライネスです。

森保監督から

「日本の技術を生かすためにも球際で戦い、局面で勝ち、個の頑張りをつなげていこう!」

という指示を受けて、試合に入った日本代表は、まさにその指示通りの立ち上がりを見せてくれました。

早々の前半6分、「良い守備」で奪ったボールをDF酒井が前線へ縦パスを送ります。そのボールをダイアゴナル(斜め)に走りこんだ堂安が受けて、中央へグラウンダーのクロス。そこへ走りこんだ久保が見事に左足での1タッチシュート。日本が先制のゴールを奪いました!

続く前半11分、右サイドを崩してペナルティーエリアに侵入したMF相馬がドリブルからクロス。中央からのシュートは枠を外して、相手ゴールキックかと思いきや、主審にVAR(ビデオアシスタントレフェリー)からの連絡が入り、審議の結果、相馬に対してファールがあったことが認められ、日本にPKが与えられました。これを堂安が、ゴールのど真ん中にズバリと決めて、2-0とリードしました。

この後も優位に試合を進める日本に対し、メキシコDFが「決定機阻止」の反則を犯してしまい、レッドカーで退場となりました。メキシコは、この後の試合を10人で戦うというさらに厳しい状況に。しかし、そこは「優勝候補」の呼び声高い強豪メキシコ。後半40分に右サイドで得たFKを直接日本ゴールに沈め2-1とし、反撃体制に入りました。

何度かピンチを迎えるものの、冷静な試合運びでこのまま何とか逃げ切り、2-1でメキシコを撃破した日本が、1次リーグA組で唯一の2連勝。勝ち点6としてA組の首位に立ちました。

この試合でまず感じたのは、久保、堂安という「世代のエース」と言われてきた二人の「真の日本のエース」への成長です。

堂安からのクロスを冷静に決めた久保。重圧に負けずにPKを決め切った堂安。二人の姿に「真の日本のエース」としての「頼りがい」を強く感じました。

あと一つは、吉田、酒井、遠藤の「オーバーエイジ選手の安定感」です。彼らがいることで、2-1とされた後のゲーム運びも落ち着いて進めることが出来ていました。

大会前に私が予想していた通りの道を歩み続ける「男子サッカー日本代表」。これから、さらにチームとして成長し続けながら、金メダルへ向けて一歩一歩進んでいくはずです。

次の試合は、7月28日(水)フランス戦です。首位にいるとは言え、まだ1次リーグ突破を決めたわけではありません。

テレビの前から、引き続きの全力応援をお願いします!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。週のはじめの月曜日。素敵な一日をお過ごしください。

柔道ニッポン 涙の金メダル、銀メダルでスタート その涙の意味は…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

東京オリンピック開会式の翌日となった昨日。早速、様々な種目が始まり、本格的な「競技スタート」となりました。

さすがは、地元開催。当然、時差もないために、朝の9時くらいから夜の11時くらいまでずっと何らかの競技が行われている一日でしたね。

私もテレビやインターネットでちらりと目にした種目を数えると、バドミントン、卓球、バレーボール、柔道、女子サッカー、女子ソフトボール、水泳と7種目もありました。

このような日々が約2週間続くと考えただけでもワクワクします!

さて、そんな中で今日お話ししたいのは、柔道の話題です。

男子は、高藤が「日本勢第1号」となる金メダル。女子、渡名喜が銀メダルを獲得しました。いずれも、試合直後にインタビューが行われ、涙のインタビューとなったわけですが、その涙の意味は大きく違います。

まずは、二人の戦いぶりを振り返ります。

男子・高藤は、初戦こそ「内股」で一本勝ちを収めるものの、続く準々決勝、準決勝、決勝の3試合は、いずれも「ゴールデンスコア方式」の延長戦にもつれこみ僅差をものにしての金メダル獲得でした。

「泥臭く」戦い抜いての金メダル獲得。彼の転機は5年前のリオ五輪です。そこで、銅メダルに終わります。20歳で世界一を経験し、

「ばんばん投げて、派手に勝つのがカッコイイ」

当時は、そう思っていたそうです。しかし、リオの経験で考えを変えます。

「指導でもいい。泥臭く、確実に勝てばいい。」

まさに、これを体現した金メダルでした。

その後の彼についての報道で私が注目したのは、

「学生時代の恩師にお中元、お歳暮は欠かさないという律義さがあり、年賀状はちゃんと元日に届ける。今年の年賀状には『絶対に東京で金メダルを獲る』と書かれていた。」

という部分です。彼は、成功者に欠かせない力「感謝力」を持っていたということです。

また、

自己啓発本を熟読し、五輪開催を信じて準備に集中した。」

ともありました。「今、ここ」に集中する「マインドフルネス」を続けてきたのだと思います。

これらが、結実しての「涙の金メダル」。高藤選手、本当におめでとうございます!

かたや女子・渡名喜は、初戦から準決勝までの3試合をいずれも「一本勝ち」で勝ち上がりました。しかも、準決勝で破った相手は、2018年、2019年と連続で敗れていた難敵でした。

難敵を破って迎えた決勝戦。私をはじめ、誰の目にも「渡名喜、一本勝ちで金メダル!」の絵が浮かんでいたことだと思います。しかし、残り約20秒で「内股」を受け、相手に「技あり」を取られます。試合は、このまま終わってしまい、「涙の銀メダル」となってしまいました。

「銀メダルの涙」には2種類があります。「嬉し涙」と「悔し涙」です。日本の柔道選手が選手が流す「銀メダルの涙」は100%「悔し涙」です。柔道界には、

「金メダルのみが『メダル』」

という意識が根強いからです。

渡名喜も試合後、悔し涙にむせびながらインタビューに応えてくれました。

私が注目したのは、その中のこの一言です。

「ここ最近、ずっと決勝で勝てていなかったので、『ちょっと怖いな』と思いながら臨んでいたのですが…」

この言葉には、本人は

「油断してはいなかった」

という意味を込めたと思うのですが、私が感じたのは、彼女の中に

「嫌な予感」

があったということです。

この「嫌な予感」が現れた瞬間に、それは、現実化してしましいます。

勝戦で敗れはしたものの、そこまでに渡名喜選手がみせてくれた柔道は、すばらしいものでした。この悔しさから学び、次のパリ五輪で金メアダルに輝く姿を見せてくることを信じて、今後も注目、応援していきたいと思います!

ちなみに、千原台高校出身のGK岩下選手が出場した男子ハンドボールは、前回のリオ五輪王者・デンマークと対戦し、敗れてしまいました。こちらも今後の巻き返しに期待しています!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。4連休もあっという間の最終日となりましたが、素敵な一日をお過ごしください。

東京五輪開会式 大坂なおみが点火した57年ぶりの聖火に想うこと

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

昨夜行われた東京五輪開会式。最後に聖火台に火を灯したのは、テニス女子シングルスの大坂なおみ選手でした。ハイチ出身の父と日本人の母との間に生まれた大坂選手。3歳からアメリカで暮らしました。

「私は、日本、ハイチ、アメリカのミックス。

「アスリートである前に黒人女性」

と語る彼女は、「多様性の時代」と言われる現在の日本社会の象徴となりつつあり、この東京五輪の象徴として最もふさわしい人だと感じました。

皆さんもご承知の通り、全仏オープンで記者会見を拒否し、大会を棄権。その後、

「私は、うつの状態にありました。」

と心情をあかし、続くウインブルドン大会も欠場。

東京オリンピックには、出ます!」

と語ってくれていた彼女の思いが、このオリンピック開催の意義を私たちに再認識させてくれます。

今回のオリンピックへの参加国は、205か国。ギリシャに始まり、最後に入場した日本選手団までの各国の選手の姿をみて、あらためて「世界の広さ」を感じました。

そして、その世界の国々との心理的、物理的な距離は、57年前に開かれた東京五輪の時からすると考えられないくらい身近なものになっています。

現在、私が校長を務める千原台高校にも「ルーツを日本以外の国に持つ生徒」が7人在籍しています。

現代社会に生きる様々な国々にルーツを持つすべてのアスリートにとって、最高に輝ける場所。日本が、東京が、そんな場所となる日々が、いよいよ本格的に始まります。

新聞やテレビなどのマスメディアでは、

「コロナ感染が広がる中でのオリンピック開催」

に疑問符を打つような報道が毎日のように行われています。

もちろん、人の価値観は人それぞれ。また、その人の置かれた環境によって考え方は違って当然です。

ただ、私は、オリンピックを東京に誘致し、この開会式を迎えるまでに、東京オリンピックの開催に力を尽くしてくださったすべての皆さんに心から感謝し、一人のスポーツファンとして、この東京オリンピックを思い切り楽しみたいと思います!

ちなみに、私の年齢は今年57歳。そうです。前回の東京オリンピックの年に生まれました。そんな不思議な縁も感じながら、これからもこのオリンピックを通して感じたことを引き続きブログでもお話ししていきます。乞うご期待!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。暑さ対策をしっかりと行い、素敵な一日をお過ごしください。

 

サッカー男子白星発進 勝負を決めた久保の「メンタルタフネス」

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、昨夜(7月22日)、今回の東京五輪で私が一番注目している「男子サッカー日本代表」の初戦が行われました。

皆さんもご存じの通り、対戦相手の南アフリカ代表に「コロナ感染者」が出たために、選手全員が「濃厚接触者」となり、試合の6時間前のPCR検査で13人以上が「陰性」とならないと試合が出来ないという異例の状況下での開幕戦でした。

試合の2時間前にようやく試合の実施が決定されるという状況で行われた開幕戦。まずは、簡単に試合を振り返ります。

日本の先発メンバーは、

GK谷

DF酒井、吉田、板倉、中山

MF遠藤、田中、久保、堂安、三好

FW林

の11人です。故障が完治していない三苫と直前に足首を負傷した冨安がベンチ外となっています。

試合は、立ち上がりから日本のペースで進みます。15分にMF三好から受けたパスをFW林がシュート。22分、32分には、三好が立て続けにシュートを放つなど前半だけで8本のシュートを打つもゴールを奪えず0-0で前半を終了します。

後半に入り、15分に三好に代えて相馬を投入。さらにゴールに迫る攻撃を続けていた26分、左サイドでボールを受けたMF田中から右サイドに張っていたMF久保へロングパス。久保は、そのボールを足元にピタリと止めると左足のアウトサイドで内側へボールを押し出し、次の一歩で左足を振りぬきました。ボールはファーポストの内側をたたき、そのままゴールに吸い込まれ、見事な先制点を奪いました!

その後、DF中山→旗手、FW林→上田、MF堂安→町田と3名をピッチへ送り出し、攻撃を続けつつも失点を絶対にしないという「リスクマネジメント」をしながらゲームを進め、そのまま1-0で試合を終わらせました。

この試合の成果は、まず、何と言っても初戦で勝ち点3を奪えたことです。

試合前の状況からも、「日本の完勝」をイメージしていたファンが多かったと思いますが、五輪やW杯などの世界トップレベルの大会は、そんなに甘くはありません。

立ち上がりから、攻め続けるもゴールを奪えないという中で漂い始めた「閉塞感」を打ち破ったのは久保でした。久保のイメージは「足元の技術がうまい選手」と思われがちですが、それだけではありません。

2015年から「U-19日本代表」の指揮をとり、そこで久保を指導していた内山篤氏は、当時の久保について次のように語っていました。

「久保は、サッカーの技術はもちろんすごいけど、サッカーに対する考え方やメンタルの強さ、すべてが別次元だよ。」

昨日の試合でも、最後にものを言ったのは、久保が持つ別次元の「メンタルタフネス」だったと思います。

それを示すのが試合後のインタビューです。

「勝負を決めるなら俺。ずっとそう思いながらプレーしていました。」

久保の今後のプレーがさらに楽しみになりました!

もう一つの成果は、冨安の前日の負傷、攻めながら得点出来ない試合展開などといった多少の揺れにはびくともしない「チームとしてのメンタルタフネス」を示せたという点です。

短期決戦とは言え、決勝戦までの6試合。様々なアクシデントが起こることが想定されます。それを一つずつ乗り越えながら成長していくチームこそが、栄冠を手にすることが出来ます。

一段目の階段を昇った日本代表。次の相手は、私が「グループ最強」だと思っているメキシコです。メキシコは、22人中18人がA代表を経験しているというそうそうたるメンバー。その中でも注目は、36歳のGKオチョアです。過去、4大会連続でW杯に出場し、数々の伝説を作ってきました。

名手オチョアの守るメキシコのゴールをいかにして日本がこじ開けるのか。1次リーグ最大の難敵との試合。7月25日(日)20時キックオフ!

みんなでテレビの前から熱い声援を送りましょう!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。暑さ対策を行いつつ、素敵な一日をお過ごしください。