どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
【校長の仕事】城西小学校の入学式に行って来ました!
です。
千原台高校のお隣の小学校である熊本市立城西小学校の入学式が昨日(4月11日)行われ、来賓として出席しましたので、今日はこの話題をお話しします。よろしくお付き合いください。
中学校の校長に対しては、その校区の小学校から卒業式や入学式の「来賓」としてのお招きを受けることがあるのですが、私が知る限り近隣の高校の校長を「来賓」として招いていただけるのはかなり珍しいケースです。
城西小学校とは10年以上前から毎月第4金曜日に「合同挨拶運動」を行ってきたという歴史もあり、以前からお招きいただいていたということでした。
私か着任した5年前から昨年の4月までは、コロナの影響で「来賓なし」で行われていたので、城西小学校の入学式に出席するのは初めてです。
以前にもお話しした通り、私の教師生活は小学校から始まっており、初任以来15年間は小学校に勤務していました。その間に小学校1年生の担任を一度だけ経験しています。もう30年近く前の話ですが、入場してくる1年生の姿を目にして、その頃のことを思い出しました。
まずは、校長先生の「式辞」です。
「式辞」と言っても高校や中学校とは違い、小学校に入学してくる1年生にも理解できるように、校長先生は優しく語りかけられます。
「一年生のみなさん、入学おめでとうございます。」
「ありがとうございます。」
幼稚園や保育園で過ごした頃に習慣になっているらしく、誰かが、
「おめでとうございます。」
と言うと、必ず新入生のみなさんは声をそろえて、
「ありがとうございます。」
と返してくれます。
小学校の入学式ならではの微笑ましい光景です。
「城西小学校には、『こんな人になってほしい』という目標にしている言葉があります。それは『やさしく かしこく たくましく』です。」
と校長先生は城西小学校の「校訓」を紹介され、
「では、そんな人になるためにはどうしたらよいかを教えますね。
それは、『お話をしっかりと聞くこと』です。
これには、『レベル』があります。
『レベル1』は、『大きな声をしっかりと聞く』です。今、みなさんは校長先生のスピーカーから聞こえてくる大きな声をしっかりと聞いてくれていますね。
だから『レベル1』はクリアです。
『レベル2』。それは『小さな声をしっかりと聞く』です。
授業の時に小さな声だけど一生懸命に発表している人がいたら、その声をしっかりと聞いてください。これが出来たら『レベル2』クリアです。
そして、『レベル3』。それは『心の声を聞く』です。
お友達が言葉に出さなくても何かを伝えたいということが、これからの小学校生活ではあると思います。その時の『心の声』を聞けるようになったら、『レベル3』のクリアです。
『レベル3』のクリアを目指して、『やさしく かしこく たくましい』城西小学校の子どもになっていってください。」
と校長先生のお話は続きました。
とっても素敵なお話だったので、閉式後に、
「とっても素敵な『式辞』でしたね。明日のブログに書かせていただいていいですか。」
と校長先生にお尋ねし、ご了承を得て、書かせていただきました。
入学式を終えた子どもたちみんなが、「やさしく なかよく たくましく」成長していってくれることだと思います。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。