どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
昨日(4月10日)、熊本市立のすべての小中高校では始業式が行われました。
千原台高校でも、午前中に始業式が、午後に入学式が行われ、令和5年度の学校生活がスタートしました。
ということで、今日のブログは、
シリーズ「校長の仕事」 ~始業式「校長訓話」編~
と題して、私が始業式で2,3年生の生徒たち約400人に行った「校長訓話」の内容についてお話しします。よろしくお付き合いください。
以前にもお話しした通り、私は小学校で教師生活をスタートし、その後、中学校に勤務した後に高校の校長になりました。
小学校でも、中学校でも、高校でも共通しているのが、「校長は、始業式で児童生徒に向けてなんらかの話をしなければならない」ということです。
小学校では「校長先生のお話」、中学校では「校長講話」と名づけられていましたが、千原台高校では「校長訓話」とされています。
私は今回の「校長訓話」で次のような話をしました。
「今日から令和5年度の学校生活がスタートします。終業式にもお話しした通り、3年生は学校の『最高学年』となり、2年生は、今日の午後に行われる入学式を終えた1年生が入学することで『先輩』となります。そんな皆さんに、この1年間をどのように過ごしてほしいかをお話しします。」
話を聞く2,3年生の背筋がぐっと伸びた気がしました。
「今年も千原台高校の学校教育目標は『一生懸命はカッコイイ!を実践する学校づくり~リーダーシップ、フォロワーシップの育成~』と昨年までと変わりません。これについては、皆さんは十分に理解できていると思いますし、これまでにも『一生懸命はカッコイイ』姿を様々な場面でみせてくれていました。」
「ただ、今年度はその姿をさらに『進化』させてほしいと思っています。具体的にやってみて欲しいことを『3つのC』で示します。
一つ目の『C』。これは『チャレンジ』です。
昨年度も『阿蘇を若者が集う観光地に』『大西市長のマニュフェスト検証』などの『探究プロジェクト』にチャレンジしてくれた人がいたり、『千原台マーケット』を初めて熊本市の中心部で開催するなど多くの『チャレンジ』がみられました。今年度は、さらに多くの人たちに多くのことに『チャレンジ』してほしいと思っています。」
「二つ目の『C』は、『チェンジ』です。私は『挑戦』の先に『変化』が起きると考えています。
『進化論』で有名なダーウィンは次のように語っています。『生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最も適応できたものである。』
変化のスピードがこれだけ速い現代社会に生きる私たちは、常に『変化』し続ける必要があります。」
「三つ目の『C』は、『チャンス』です。多くのことに『チャレンジ』し、その経験を経て『チェンジ』した人には、必ず新しい『チャンス』が訪れます。
その『チャンス』を逃がさずに、さらにそれに『チャレンジ』し、成長し続ける1年間にしてほしいと思います。」
ここまでは、実は昨年度の1学期始業式でもほぼ同じ内容の話をしていました。
今年は、これにもう一つの「C」を加えました。
「今年、付け加えて欲しい『もう一つのC』とは…『コネクト』。『つながる』『つなげる』という意味があります。
まずは、皆さんたち生徒同士で、そして、先生方と、しっかりとつなっがて欲しいと思います。
さらに、千原台高校ではもう一つ大切にしたい『つながり』があります。それは、『社会とのつながり』です。
昨年度は、のべ50名以上の社会人の方に千原台高校の授業に参加していただきました。今年はさらにこの人数を増やしていきたいと考えています。多くの社会人の方々と『つながり』をつくり、自らの成長につなげていってください。」
多くの生徒たちが、目を輝かせてこの話を聞いてくれていました。私自身も「3つのC」と「もう一つのC」を意識して、さらに成長していきたいと思います。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。