どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
4月9日、熊本市のえがお健康スタジアムで行われたJ2リーグ第8節ロアッソ熊本対ツエーゲン金沢の一戦は、ロアッソ熊本が3-1で勝利し、4試合ぶりの「勝ち点3」をホームのファン、サポーターにプレゼントしました。
今日は、この試合を振り返ります。最後に、この勝利の「要因」をお話ししますので、最後まで、よろしくお付き合いください。
熊本の先発メンバーは、
GK 田代
DF 黒木、江崎、相澤
MF 藤田、上村、竹本、平川
FW 粟飯原、石川、松岡
前節の試合中に負傷交代した三島に代わって藤田が入るという予想通りのメンバーとなりました。
対する金沢は、4-4-2の布陣。注目していた熊本出身の嶋田慎太郎は、ベンチスタートでした。
試合は立ち上がりから熊本が主導権を握ります。この試合のポイントにあげていた「縦に刺すパス」「DFラインの裏を狙うパス」も出ていて、「相手陣内で戦う」ことが出来ている立ち上がりでした。
そんな熊本の攻撃が実を結んだのは、前半42分でした。
中盤で縦パスを受けた粟飯原がワンタッチで平川につなぐと、それを受けた平川はゴールに向かって得意のドリブルで仕掛けます。自分でシュートを打つかと思いきや、左から上がってきた石川に絶妙なパスを送り、これを石川が冷静にゴールに右隅にシュート。ボールは金沢のゴールに吸い込まれました。
ただ、残念ながらこの3分後の前半45分。熊本が自陣内でヘディングクリアしたボールを金沢の加藤に見事なボレーシュートをされて、同点に追いつかれます。
前半はこのまま1-1で終了しました。
次に試合が動いたのは後半15分でした。
熊本の左からのコーナーキックを蹴るのは平川。右足で蹴ったインスイングのボールは、ゴール前でこぼれ球となり、これを熊本のDF江崎がワンタッチでシュート。江崎にとっては、今季2ゴール目を再びコーナーキックの流れから奪いました。
さらに4分後の後半19分には、右サイドから粟飯原が左の竹本の頭を狙ってアーリークロスを放つと、これをクリアしようとした金沢の選手のヘディングが、そのまま金沢のゴールに吸い込まれ、熊本にとっては貴重な追加点となりました。
その後、金沢も途中交代で嶋田を投入し、熊本のゴールに迫りますが、GK田代のファインセーブなどもあり、ついに熊本のゴールを割ることは出来ず、試合は3-1で熊本の勝利となりました。
私はこの試合で「熊本が勝利するためのポイント」として、次の3つをあげていました。
① 相手陣で戦う
② リスタート
③ シュートの精度
この試合では、この3つすべてが出来ていました。
①については、振返りの冒頭でお話しした通りです。
②については、リスタートからの失点がなかっただけでなく、逆にリスタート(コーナーキック)から貴重な勝ち越し点を奪っており、満点です。
そして、③の「シュート精度」。これについては、「シュートは必ず枠内へ」という課題をあげていましたが、これも15本のシュートのうち9本が枠内シュートで、枠内シュート率60%。金沢が9本のシュートのうち3本が枠内シュートで枠内シュート率30%でしたので、大きく熊本の方が上回りました。
この試合の振返りは、YouTubeでもお話ししています。こちらも観てもらえると嬉しいです。
次は、中2日で岡山戦です。
この流れに乗って、2連勝と行きましょう!。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。