YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

【ロアッソ】後半守り切れず いわきに2-4 崖っぷちに…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

J2リーグ第32節ロアッソ熊本いわきFCの一戦は、前半を2-1と1点リードして折り返したものの、後半に3失点を喫したロアッソ熊本。2-4という逆転負けで、勝ち点は「34」のまま、現在、「20位」というまさに「崖っぷち」に立たされる状況になりました。

今日は、この試合を振り返ります。

熊本の先発メンバーは、

GK 田代

DF 黒木、江崎、酒井

MF 大本、上村、竹本、平川

FW 島村、粟飯原、松岡

ケガで戦線を離脱した大西の代わりに先発起用されたのは、加入後初先発となるDF酒井でした。注目のセンターFWは、粟飯原が6試合ぶりの先発です。

対するいわきは、3-4-2-2の布陣。前節とは3人のメンバーを入れ替えています。

試合は、開始早々に熊本がチャンスを迎えます。

前半1分、センターFWで先発起用された粟飯原が相手DFラインの裏に抜け出し、シュートを放ちました。

ラジオ解説をしていた私は、

「今の粟飯原選手のように、相手DFラインの裏を狙う動きを繰り返してほしいですね。」

という話をしました。

先日の「プレビュー」でポイントにあげた3つのうちの2番目「ゴールに直結するプレー」が、みえた場面でした。

ただ、その後、先制点を奪ったのはいわきでした。

前半9分、いわきの右からのコーナーキックをヘディングでクリアしようとしたのですが、これがかすっただけになり、そのボールはいわきのDF家泉の足元へ。家泉の足に当たったボールが熊本のゴールに吸い込まれ、あさっりといわきが先制点を奪います。

ただ、この流れを変えたのは、前半23分の粟飯原のプレーでした。後ろから来た縦パスを体を入れながら、前へコントロール。そのままドリブルで前進し、ゴール前に鋭いクロスを送ると、このボールが相手DFの足に当たり、そのままいわきのゴールに吸い込まれます。

オウンゴールではありますが、粟飯原の「前を向くプレー」から産まれたゴールでした。

これで、勢いを得た熊本は続く前半30分にも、お得意の「ゴール前の細かいつなぎ」から平川がゴールを奪い、2-1と逆転。

このまま、前半は終了します。

ここで、いわきのベンチが動きます。ハーフタイムで何と一気に「3枚替え」。フレッシュな選手を投入して、さらにハイプレスの圧力を強めてきました。

私がポイントの1番目にあげていた「相手をかわす」ことが、この「3枚替え」によりできなくなり、その結果として、相手DFラインの裏をつくような「ゴールに直結するプレー」も後半はぱたりとなくなります。

そんな後半16分、またしてもいわきのコーナーキックから失点してしまい、2-2の同点。

さらに、後半23分、熊本のDF酒井がクリアにいったプレーがファールと判定され、いわきにPKが与えられると、これをいわきの山下が冷静に決めて、2-3と逆転されてしまいます。

さらに後半27分には、熊本のゴール前でのヘディングクリアが小さくなり、「ヘディングの応酬」の後に再びいわきの山下にボレーシュートを決められて、決定的な4点目を献上。

後半16分から27分までの約10分間に3失点ということで、私がポイントの3つ目にあげていた「守備の集中力」が保てなかった時間帯でした。

その後、メンバーチェンジをしても、最後まで熊本の攻撃のギアが上がることはなく、このまま終了のホイッスルを聴くことになりました。

ラジオの放送席から目にしたのは、勝ったいわきの選手たちが、一斉に芝生の上に倒れ込むシーンでした。このシーンが象徴するのは…。

これで、降格圏内21位の金沢とはわずかに勝ち点2差の20位。ただ、金沢の消化試合が1試合少ないことを考えると、実質、降格圏内に足を踏み入れていることになります。

この「危険水域」を抜け出すために必要なことは何か?

それは、また、後日、お話しします。

とにかく、今は、顔をあげて前に進みましょう!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。