どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
猛暑の中で小中学校は今日から2学期! 高校は…
今日(8月29日)、熊本市立のすべての小中学校で始業式が行われ、2学期がスタートします。
では、高校は…、
小中学校とは違い、「始業式の日」は各学校ごとに校長が決めることが多く、学校ごとにバラバラです。
すでに2学期がスタートしているという高校もあります。
ちなみに、千原台高校の始業式は9月1日。
あと数日間は夏休みです。
ということで、タイトル通りの内容にすると、ここで終わってしまいますので、今日は、高校の先生たちが、夏休み中にどんな仕事をしているかをお話しします。よろしくお付き合いください。
今年の「1学期終業式」は7月20日に行いました。
7月21日から夏休みが始まると、まず先生方がしなければならないお仕事が生徒たちとの「三者面談」です。
あなたも「三者面談」を受けた経験はありますよね。
担任、副担任の先生方は、30名から40名いる生徒たちクラスの生徒たち全員と「三者面談」を行います。(学年によっては、「二者面談」をする学年もあります)
これがだいたい8月の上旬まで続きます。
これが終わると、次は、「各種研修への参加」が待っています。夏休み以外にも「研修」は行われますが、授業がない夏休みには「人権研修」「各教科別研修」「初任者研修」「経年経験者研修」「管理職研修」など数々の「研修会」が開催され、これらに参加しなければなりません。
これが過ぎると「お盆休み」となるわけですが…。
最近の傾向として「お盆休み」には、「閉庁日」を定めて、その「閉庁日」を比較的長くとる学校が増えています。
しかし、千原台高校の「閉庁日」は「8月13日~15日」の3日間のみと設定しました。
小中学校の中には、「8月10日~16日」ととても長い期間の「閉庁日」を設定している学校も多いのですが…、
千原台高校の「閉庁日」は、なぜ短いのか?
それは、「『閉庁日』は原則として部活動は行わない」という定めがあるからです。千原台高校の部活動では、長期の「盆休み」をとるのは難しいという現実があります。
部活動の担当をしている先生方にとっては、「研修」以外にもう一つ大きな夏休みの仕事があります。
それは、「夏季合宿・遠征」の引率というお仕事です。
ご存知の通り、今年の夏も男子ハンドボール部、女子ハンドボール部、自転車競技部の3つの部は北海道で行われた「夏の全国インターハイ」に出場しました。
全国大会に出場しない部活動もこの時期には、野球部は「関西遠征」、陸上競技部は「阿蘇・水上合宿」など、各部活動が様々な場所へ「遠征・合宿」に出かけて行きます。
「盆休み」が終わると、千原台高校は、例年「教員採用試験2次試験会場」となりますが、先生方がお休みしているわけではありません。
この期間に行われているのは、「就職対策」です。「教員採用試験会場」として使用していない5階の部屋や、旧校舎の教室に就職希望の生徒たちが、毎日登校して「就職対策」を行っており、この指導を先生たちは行っています。
8月24日からは、情報ビジネス探究科1年生を対象にした「検定対策講座」が開かれていて、毎日、1時間目から4時間目までの授業と同じ時間割で「講座」を受講しています。
というのが、高校の先生たちの夏休みの過ごし方です。
昨日のニュースでも、
などという話題が流れていたように、最近は、
「先生たちは夏休みがあっていいなあ。」
などという声はあまり聞かなくなりましたが、高校の先生たちの夏休みはこんな感じです。
とは言え、「夏休み中は比較的年休を取りやすい」というのは事実ですので、千原台高校の先生たちには、残り少ない夏休み中に少しでも休暇をとってもらい、リフレッシュして2学期を迎えてもらいたいと思います。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。