どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
J2リーグ第18節、ロアッソ熊本対モンテディオ山形の一戦は、ホームに今季最高の10623人の観客が入り、多くのサポーターの声援の中での一戦でしたが、熊本は0-3で山形に敗戦。サポーターに勝利を届けることは出来ませんでした。
今日は、この一戦を振り返ります。
熊本の先発メンバーは、
GK 田代
DF 黒木、江崎、大西
MF 大本、上村、竹本、平川
FW 島村、粟飯原、松岡
GK田代が、出場停止明けで先発に復帰。負傷で戦線を離脱することになったセンターFW石川の代わりには、粟飯原が抜擢されました。
対する山形は、4-2-3-1の布陣。ここまで2連勝中ということもあり、前節の秋田戦と同じメンバーが先発しました。
試合の立ち上がりは、熊本が主導権を握ります。
前半14分には、右サイドで松岡がドリブル。プルバックのパスを上村に送ると、これを上村がワンタッチでシュート。山形のGKが弾いたリバウンドを大本が拾って巧みなループシュートを放ちますが、ここは、山形のDF野田(熊本県益城町出身)にヘディングでクリアされて、先制ゴールとはなりません。
続く21分には、粟飯原のヘディングシュート。42分にも右サイドの松岡からのプルバックのパスを粟飯原がシュートしますが、いずれもゴールを割ることは出来ません。
前半は、このままで0-0で終了。
ハーフタイムを迎えての私の感想は、
「『崩しのプレー』までは出来ている。あとは、『シュートの精度』を高めて、ゴールを奪うだけ。」
という感じでした。
昨日の「プレビュー」を読んでいただいた読者の方はお気づきと思いますが、「崩しのプレー」と「シュートの精度」は、私が「勝利のための3つのポイント」にあげていたうちの2つです。
ハーフタイムは、音楽家・広瀬香美さんのミニコンサートがあり、会場の雰囲気は最高潮。この勢いのままに、熊本のゴールを…
という思いは、はかなくも砕けました。
後半4分、山形が先制ゴールを奪います。山形のトップスコアラーであるチアゴアウベスに巧みなループシュートを決められて、0-1となります。
熊本ベンチは、後半16分に粟飯原→大崎、19分に松岡→道脇と次々と交代カードを切りました。
後半20分には、島村から平川へとボールが渡り、平川がシュート。GKが弾いたリバウンドを大崎がシュートしますが、このシュートはゴール左へ外れ、枠をとらえることが出来ません。
すると、後半38分には、山形のコーナーキックの流れから、DF野田に見事なヘディングシュートを決められて0-2。
後半50分には、横山に左サイドを破られてダメ押しの3点目を喫し、万事休す。
0-3の敗戦のホイッスルが鳴りました。
私は、「プレビュー」で、次の3つのポイントをあげていました。
① 崩しのプレー
② シュートの精度
③ セットプレー
①については、前半は出来ていました。ただ、後半は「いまいち」。
②については、大きな課題が残ります。
③のセットプレーでは、2点目をコーナーキックの流れから奪われてしまいました。
石川の負傷離脱は確かに影響は大きいですが、粟飯原がいた前半には、いくつかの「崩しのプレー」は出来ていました。
次のいわき戦は、6月3日㈯です。下を向いている時間はありません。
5日間のトレーニングで、課題を修正し、勝ち点3を持ち帰ってくれることを信じましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。