どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
昨日(4月14日)行われたJ2リーグ第10節、ロアッソ熊本対ヴァンフォーレ甲府の一戦は、3度にわたり甲府に先手を取られるも、最後は道脇のJ2リーグ戦初ゴールで3-3に追いつきドローゲームとなりました。
今日はこの一戦を振返ります。よろしくお付き合いください。
まずは、熊本の先発メンバーです。
GK 田代
DF 黒木、江崎、大西
MF 大本、上村、豊田、岩下
FW 竹本、伊東、松岡
前節からの変更は2人。べ・ジョンミン→竹本、東山→岩下。オフシーズンに負傷して調整が続いていた竹本は今シーズン初先発です。
対する甲府は、4-2-3-1の布陣。FWに入るファビアン・ゴンザレス、左のMFのアダイウトンなどの外国人選手が強力です。ベンチには40歳になる大ベテランのピーター・ウタカも控えています。
立ち上がり早々にゲームは動きました。
前半5分、この試合で最初のコーナーキックを獲得した甲府。長身を活かすために高いボールを供給すると思いきや、グラウンダーのパスを送り、これをMFアダイウトンがシュート。一度は熊本のGK田代がセーブするも、最後はこぼれ球を再びアダイウトンにシュートされてこれが甲府の先制点となりました。
熊本もすかさず反撃します。
前半11分、大本と竹本のコンビプレーで右サイドを崩し、最後は竹本が右足を振り抜きました。これが、甲府のゴールネットを揺らし1-1の同点に。
しかし、次のキックオフのからの流れで甲府のMF木村にミドルシュート決められて、あっという間に甲府に再び勝ち越されます。
前半42分には、大本のクロスに走り込んだ岩下がヘディングシュート。これが決まって再び2-2の同点に追いつきますが…。
前半のアディショナルタイムも8分が経過した53分、甲府がフリーキックを獲得。直接狙ったシュートがクロスバーに当たり、リバウンドを甲府のMF三平が押し込んで、またまた甲府が勝ち越し点。
前半のラストワンプレーで失点してしまった熊本は2-3と1点のビハインドで後半を迎えます。
後半になると、甲府が3-5-2の布陣に切り替えてきました。
ただ、そんな中でも熊本は主導権を握ってゲームを進めます。
度々チャンスはつくるのですが、得点が奪えないという展開が続いていた後半34分でした。途中出場でピッチに立っていたFW道脇が縦パスを受けると、最後は左足を豪快に振り抜いてシュート。これが甲府のゴールに突き刺さり、待望のJ2リーグ戦でのプロ入り初ゴールを記録します。
これで、スコアは3-3に。
最後は長身のFW大崎を送り込み、さらに勝ち越し点を奪いに行きますが、それは叶わず、3-3の同点のままで試合終了のホイッスルが鳴りました。
竹本の今シーズン初先発でのゴール。道脇のJ2リーグ戦でのプロ入り初ゴールとポジティブポイントはあったものの、再三チャンスを作れていただけに「悔しい引き分け」という結果になりました。
最も悔やまれるのは、失点の時間帯が良くなかったことです。
1点目は、試合開始直後の前半5分。2点目が得点を奪った直後。そして、3点目は前半終了間際のラストワンプレー。
これらの時間帯は、サッカーでは「最も集中すべき時間帯」と言われています。
もちろん、熊本の選手たちは集中してプレーをしているとは思いますが、この辺の集中力をもうワンランク上げることが出来れば、勝ち点をもっと積み上げられます。
内容的には良い試合が出来ているだけにもったいない。
次節、岡山戦こそは「内容を結果につなげる試合」をして、「勝ち点3」をゲットしましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。