どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
長いJ2リーグの折り返しとなる第21節、藤枝MYFC対ロアッソ熊本の一戦は、アウエーのロアッソ熊本が前半に相手陣内での激しいプレスから4ゴールを奪い快勝。
勝ち点を「30」に伸ばして、リーグ戦を折り返すことになりました。
今日は、この試合を振り返ります。
熊本の先発は、
GK 田代
DF 黒木、江崎、大西
MF 大本、上村、竹本、平川
FW 島村、粟飯原、松岡
前節は累積警告で出場停止だったDF江崎が、先発に復帰しました。
対する藤枝は、3-4-2-1の布陣。注目選手は、かつて熊本でもプレーしていたMF水野と現在11得点でJ2のゴールランキングでトップに立つFW渡邊です。
試合は、立ち上がりから前線で激しいプレスをかけて、熊本が主導権を握ります。
開始早々の前半2分、MF竹本が左から右へサイドチェンジのパスを出すと、これをMF大本が丁寧に落とし、MF平川がワンタッチシュートを放ちます。これは、枠を外れますが、オープニングシュートを放ったのは熊本でした。
続く前半16分に熊本の先制ゴールが産まれます。カウンターからの攻撃は、一度、防がれるものの、それを拾った島村が右サイドをドリブルで崩し、丁寧なプルバックのパスを送るとこれをゴール前で待っていた大本が冷静なシュートを放ち、1点目のゴールとなりました。
すると、1分後の前半17分、今度は、MF平川が中央から左サイドへダイアゴナルラン(斜めの走り込み)をすると、そこへスルーパスが出され、平川は、これを中央へ折り返し。島村が難なくシュートを決めて、あっという間の追加点を奪います。
さらに、前半40分には、ハーフライン付近から、島村がドリブルで持ち上がり、絶妙なタイミングで、縦にスルーパスを送ると、これを受けた粟飯原がドリブルでゴールに向かい、相手DFと競り合いながらもシュートを放ち、3点目のゴール。
そして、前半アディショナルタイムに入った46分にも、島村のスルーパスを受けた松岡が左から中央へドリブルで持ち込みながらシュート。これも決まって、前半だけで4-0とし、勝敗を決定づけました。
後半に入ると藤枝も両サイドを崩して、何とか決定機を作りますが、ここは、GK田代を中心に熊本が無失点で乗り切り、4-0のままで試合は終了。熊本が快勝して、リーグ戦を折り返すことになりました。
この試合のポイントとして、私は次の3点をあげていました。
① 相手陣内で戦う
② サイドの攻防を制する
③ シュートの精度
前半については、この3つとも「満点花マル」と言えるサッカーだったと思います。
ただ、快勝の試合の中ではありますが、あえて課題をあげると、後半の戦いぶり。特にメンバーチェンジが行われた後の「失速」でした。
このあたりの課題については、また改めてお話ししたいと思います。
リーグ戦を折り返す試合で、「内容と結果が伴う試合」をみせてくれたロアッソ熊本の選手たちに、まずは、心からの拍手を送りましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。