どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
J2リーグ第15節、大分トリニータ対ロアッソ熊本の一戦は、「九州ダービー」らしい熱戦となり、結果は1-1のドローゲームとなりました。
今日は、この一戦を振り返ります。
まずは、熊本の先発メンバーです。
GK 田代
DF 黒木、江崎、大西
MF 藤田、上村、竹本、平川
FW 島村、石川、松岡
4試合連続で同じ顔触れとなりました。
対する大分は、3-4-2-1の布陣。注目選手は、1トップに入る伊佐とトップ下の野村です。いずれも昨シーズンの対戦でも「攻撃の核」となっていた選手です。
私は、プレビューで示す「3つのポイント」の一つ目に「ボール保持」をあげていたのですが、試合開始から「ボール保持」で優位に立ったのは大分でした。
開始から10分、大分がボールを保持し、そこに熊本が鋭い出足でプレスをかけ続けるという展開が続きました。
そんな前半12分、熊本の「ボール奪取」から先制点が産まれます。
相手のスローインからのボールを奪った竹本が松岡につなぎ、松岡は石川に横パス。石川はゴールに向かってボールをコントロールすると、緩やかな軌道のシュートを放ち、ボールは大分ゴールの右上に吸い込まれました。
反撃を試みる大分の攻撃に何度か決定機を作られますが、ここは、GK田代がスーパーセーブでピンチを防ぎ、1-0の熊本リードで前半を終了します。
後半に入ると、大分が戦い方を変えてきました。
前半は、ショートパスでつなぐことが多かった大分でしたが、ロングボールを多用して、熊本陣内に迫ります。セカンドボールも大分に拾われるシーンが増えて、徐々に大分ペースに。
後半12分には、大分のMF野嶽がペナルティーエリアの手前でゴールに向かってドリブル。熊本のDFをひきつけて、MF中川に横パス。これを中川が熊本ゴールの右ポストギリギリに見事なシュートを放ち、同点ゴールとなりました。
後半20分に、熊本は島村、竹本→大崎、大本というカードを切り、右サイドの前線にフレッシュな選手を入れて、試合の主導権を握り返すなど、勝ち越し点を狙いに行きますが、ついに大分から追加点を奪うことは出来ずに、試合はこのまま終了。
1-1の引き分けという結果になりました。
私は、いつも「引き分けには3つの種類がある」と言っています。
① 勝ち点1を奪った引き分け
② 勝ち点2を失った引き分け
③ 試合内容に見合ったイーブンな引き分け
この試合結果は、私は③だと感じました。
お互いが今持っている力を出し切った「ナイスゲーム!」だったと感じています。
もちろん、熊本としてはこの試合で勝ち点3を積んで、さらに上位に迫りたい試合ではあったのですが、前半戦で、現在2位にいる大分と「イーブンな試合」が出来る力がついていることをポジティブに評価したいと思います。
この試合については、YouTubeでも振返っていますので、こちらも観てもらえると嬉しいです。
次節は、水曜日のナイトゲームで、ホームにヴェガルタ仙台を迎えての一戦です。
平日の試合ですが、多くのサポーターの声援で、ロアッソの勝利を後押ししましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。