どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
昨日(4月16日)ジュビロ磐田のホームゲームとして行われたJ2リーグ第10節ジュビロ磐田対ロアッソ熊本の一戦は、前半12分にロアッソ熊本が先制点を奪うも、後半8分にPKからの失点を喫し、試合は1-1の引き分けという結果になりました。
今日のブログでは、この一戦を振り返ります。
最後に、私があげていた「この試合の3つのポイント」についての私なりの評価をお話しします。最後まで、よろしくお付き合いください。
まずは、熊本の先発メンバーです。
GK 田代
DF 黒木、江崎、相澤
MF 藤田、上村、竹本、平川
FW 島村、石川、松岡
前節から粟飯原→島村の変更がされていました。
対する磐田は、4-2-3-1の布陣。ただ、前節から「中3日」の試合ということで「ターンオーバー制」を取り入れていて、前節とは大きく先発メンバーが変わっていました。私が「注目選手」にあげていたFW大津、MF遠藤はともにベンチスタート。ベンチスタートを予想していた高校生ストライカーのFW後藤が先発しました。
試合の立ち上がりは熊本が主導権を握ります。前線からの「厳しいプレス」でボールを保持しようとする磐田を苦しめました。
そんな前半12分でした。相手のパスを上村がインタセプト。このボールを受けた松岡は、得意のドリブルで相手ゴールに迫ると、左足を振り抜きシュート。ボールは右のポストの内側にあたり、そのままゴールに吸い込まれ、熊本にとっては貴重な先制ゴールとなりました。
このあと前半30分くらいまでは、熊本ペースで試合が進んだのですが…
その後は、磐田の「ボール保持」と「サイド攻撃」に苦しむ時間帯が続きます。
ただそんな中でも、前半32分にはFW島村が、38分にはFW松岡が必死にゴール前まで戻り、ピンチを救うなど「縦へのスライド」と「プレスバック」をしっかりと行いながら、何とかピンチをしのいでいきました。
前半は1-0で熊本がリードして終了します。
後半も立ち上がりから、磐田の攻撃に自陣に押し込まれる展開となった熊本。後半8分にヘディングで競り合ったあとのこぼれ球をクリアにいった江崎のプレーがファールの判定となり、磐田にPKを与えてしまいます。
PKを蹴るのは、磐田のMF金子。このPKを熊本のGK田代が一度はセーブするも、高く跳ね上がったボールを金子がヘディングで押し込み、磐田が同点としました。
その後、熊本は後半14分に石川、島村→粟飯原、田辺の2枚替えを行い、竹本を1トップの位置に移して、竹本がやっていた左MFのポジションに田辺を入れます。
この交代によって、流れを引き戻した熊本でしたが、その後は「一進一退」の展開が続き、試合はこのまま終了。1-1のドローゲームという結果になりました。
では、私のあげていた「3つのポイント」について、私の独断で評価してみたいと思います。
① リスタート:60点
PKからの失点も「リスタートとからの失点」と言えなくはないのですが、10本のコーナーキックと16本のフリーキックを与えるという苦しい展開の中で、この1失点で終えたということで、ギリギリの合格点です。
② シュート精度:60点
シュート7本中の枠内シュートは3本、枠内シュート率は43%ということで、前節より「率」は上がりました。ということで、これもギリギリの合格点です。
ただ、「率」は上がったものの、シュート数が7本と減ってしまいました。次節は最低でも10本以上のシュートは打ってほしいところです。
③ スライド:80点
これは、間違いなく「合格点」でした。「プレビュー」での「スライド」の説明では、おもに「横のスライド」をイメージして説明しましたが、「縦のスライド」も大切であり、これもしっかりと出来ていました。FW陣の「プレスバック」も出来ていて、「守備面の頑張り」は高く評価できると思います。
ということで、この引き分けは「勝ち点1をつかみ取った引き分け」と評価したいと思います。
次節は、ホームに千葉を迎えます。岡山、磐田と「力のあるチーム」を相手に「勝ち点1」ずつをとって、ホームに帰ってきます。多くのファン、サポーターの後押しで、次こそは「勝ち点3」をつかみましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。